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[雑 記]時代劇と天下繚乱

俺はいつも移動時間に読書をする。
家にいると作業とTwitterとゲームとアニメに集中してしまうし、外に出て読書のためだけの時間を作るのも嫌なので、どこかへ出かける時には必ず本を持っていき読書に励む。電車通学となった高校時代から続けている俺の数少ない習慣の一つだ。
移動時間に読む本は適当に。積んでいる本を選ぶこともあるし、作業に励むにあたって資料となる本を読む事もある。たまに無作為に選んで読む事もあるし、ラノベや漫画、専門書を選ぶこともある。
共通するのは「その時々で自分が興味を持った本を選ぶ」ということだ。
もっとも、最近は時代小説ばかり読んでいるのだが、時代小説と一口に言っても様々な小説がある。
本屋大賞を受賞した『天地明察』も時代小説だし、『剣客商売』も時代小説だ。
俺がもっぱら読むのはその時代の政治家達の話ではなく、剣豪や剣客が登場する剣豪小説が大半なのだけれど読みながら、ふとこんなことを思うのだ。

――『時代劇』とは何なのだろう、と。

時代劇。
それは日本人ならば一度は触れたことがあると言い切ってもいいほどのメジャーなジャンルだろう。
今でも『水戸黄門』や『必殺!仕事人』は放送されているし、本では『天地明察』のような作品が発表されている。
また映画では今年に限っても様々な時代劇が公開されているし、特撮に目を向ければ『侍戦隊シンケンジャー』は黎明期から受け継がれた時代劇の骨子を再び取り戻そうとしていた作品だろう。その証拠にNHKでは大河ドラマが毎年放送されている。
これだけ時代劇に触れる機会があるのだから、時代劇に全く触れずに生きてきた日本人の方が珍しいだろう。
しかし。しかしだ。
我々は『水戸黄門』も『剣客商売』も『必殺!仕事人』も山田風太郎も荒山徹も、まとめて「時代劇」と呼んでいる。
それ以外に呼びようがないからなのか。それともそう呼ぶように言われたからなのか。
それは誰にも分からないのだけれど、ともかく俺は何でもかんでも「時代劇」と呼ぶ。
そう呼ぶ作品の共通点は特にない。
江戸時代も戦国時代もまとめて「時代劇」と呼ぶ。呼んでしまう。
強いて共通点を上げるならば、侍や武士、忍者がいる事だろうか。
では現代に武士がいるシンケンジャーやカクレンジャーを俺は何と呼べばいいのだろう。
時代劇だろうか? それとも現代伝奇だろうか?
武士や忍者がいると言う条件からすれば時代劇と呼ぶのが相応しいように思える。
しかしあれらの世界観では「妖怪や魔物と戦う力を持つもの」が「武士や忍者」になると語られており、現代伝奇のようでもある。
どちらにも当てはまる作品を「これは時代劇だ」と言い切るための線引きが、俺にはまだできそうにない。

そんなことを考えながら、今日も電車に揺られながら本を読み終わる。
今日読み終わったのは藤沢周平の『隠し剣孤影抄』。
様々な剣客が登場する藤沢周平の短編集だ。
様々な秘剣を持つ剣客たちが、己の信念のためにその秘剣を放ち敵を倒していく。
そうして命を賭けられるほどの何かに出会い、そのために行動する彼らの中に、俺は日本人の本当の格好よさを見ているのかもしれない。




宮崎駿 「昔は映画が作りやすかった。単純な話でウケた。今はもう無理」
エンターテイメントな作品はそれでいいんだよ!

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