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その結末は儚くも美しい――『ニーアゲシュタルト/レプリカント』が面白い!

2010年のクソゲーオブザイヤーがついに決定したそうな。

俺には「去年はクソゲーらしいクソゲーが少なかったなぁ」という印象があったんだけど、この結果を見るとあんまり間違った認識じゃなかったようですね。
クソゲーはプレイヤーから時間とお金だけを奪い取っていくわけではありません。なにより心の安定を奪い取っていきます。
従ってそんな荒んだ心を生みだすクソゲーはゲーマーとして憎むべき敵でありますから、こういう「一年間の総まとめ」的なもので「クソゲーを晒す」というのはそれはそれで健全なよーな気がします。気がするだけですが!

まあ実際去年はむしろ良作が多かったですし、俺なども逆転裁判の巧舟がシナリオを手掛けた『ゴーストトリック』や最近ゾンビシナリオが配信された西部劇ゲー『Red Dead Redemption』、あの傑作『Fallout3』の外伝である『fallout:New Vegas』、メタルギアソリッドの新作『メタルギアソリッド:ピースウォーカー』と一年間楽しくゲームをプレイしておりました。
どれも非常に面白く、特に『ゴーストトリック』などは「巧舟、よくやった!」と称賛を贈りたいぐらいにシナリオが素晴らしかったし、クリア直後はTwitterでも宣伝しまくる程度には「今年のベストゲームはこれかな?」とか思ってました。
「思ってました」ってことは違うってことだ!
俺が去年一番面白かったゲーム、それは『ニーアレプリカント/ゲシュタルト』だ!!
これを語らずには去年のゲームシーンは絶対に語れないぐらいの傑作であります。
そんなわけで今日はこれを紹介する事に致します。

■変質~飽きないゲームシステム作り~

まずゲームとして面白い!
といっても『ニーア』は基本的なゲームシステム自体はオーソドックスなアクションゲームであり、これと言ってオリジナリティに溢れたシステムがあるわけではありません。
といっても防御、回避、二段ジャンプ、受け身などアクションゲームにありがちな物は全部あるんで、とっつきやすいしこれといって癖がないんで、凝り過ぎて訳が分からないシステムよりはよっぽど好感が持てるんですが、オリジナリティと言う者はあんまり感じられません。あくまで基本的なゲームシステムは。
どういう事かと言いますと、このゲームは場合によって別のゲームへと変貌を遂げます。
例えば夢の中に入る時は全てサウンドノベルになりますし、魔法を使う時はTPSのようにターゲットサイトが現れます。
またボス戦は基本的にボスの放つ無数の魔法弾を避けながら攻撃すると言う弾幕シューティングゲームのようなゲームへと変貌しますし、中盤で訪れる洋館などはホラーゲームの演出がされているなど、様々なゲームシステムを上手く取り込んで、発展させているため、同じことの繰り返しと言う気が全くしないのです。
今までのアクションゲームはどうやっても「仕掛けに凝る」か「新しい敵」でしかダンジョンごとの個性付けやマンネリ感からの打開が出来ていなかったように思うのですが、『ニーア』はそれに対して「ゲーム自体が代わればいい」という斬新かつ根本的な回答を出し、なおかつそれをちゃんとやりきっている。
この辺りが『ニーア』を俺が高く評価している理由の一つだったりします。
やっぱりゲームたるもの、まずはゲームとして面白くないと!

■王道~陳腐さを感じさせない物語~

次にあげるとしたらシナリオでしょう!
このゲームは本当にシナリオが素晴らしい。去年やったゲームと言わず、俺のゲーマー歴の中でも五本の指に入るほど素晴らしいシナリオでありました。
話自体は「さらわれたヒロイン・ヨナを救うため、主人公・ニーアは白の書と共に魔王を倒す旅に出る」という王道かつありふれた物語なんですが、では本当にこの物語がありがちな物語であるかと言えば答えは『No』でありましょう。
このゲームは確かにストーリーラインこそありがちではありますが、その物語は決してありがちなものではありません。
むしろ見せ方の上手さにより王道さを全く感じさせず、また上手く昇華出来ているかと思います。
具体的にあげるとネタバレになってしまうので無理なんですが、「カイネの両性具有設定ですらシナリオに組み込まれている」と言う辺りからも察してくださいませ。
またそのシナリオを盛り上げる演出も上手くて、「表情だけでキャラの複雑な心境を表現する」と言う事もやってくれる。
例えばこのゲームは一部と二部に分かれるんですが、一部で別れたキャラが二部で成長したニーアにあった時に「この人は誰なんだろう」という表情をする。
台詞で説明してもいいシーンだと思うんですが、『ニーア』ではあえて「表情だけで語る」という演出を用いてなおかつそれが上手い!
ラスボス戦で号泣しながら戦ってたりしましたが、それはこの辺りの演出が利いていたからでした。見事!

■終焉~そして二周目に~

ちなみにこのゲーム、かの怪作『ドラッグオンドラグーン』を作ったキャビア製作なんですが、その影響もあってマルチエンディングを採用しております。
ただし『ドラッグオンドラグーン』と同じ「マルチバッドエンド」なんですが。
とはいっても、『ドラッグオンドラグーン』に比べるとプレイヤーに想像する余地を与えている分だけ救いがあるエンドばかりですし、一番最初に見るAエンドに至ってはむしろハッピーエンドですが、大事なのはBエンド。そしてそこから続く、Cエンド、Dエンドのラッシュ攻撃よ!
一週目だけでもキャッチコピーである『一人の為に全てを滅ぼす』というのは感じられると言えば感じられるのですが、二周目からはまさしくこのキャッチコピー通りの展開が待ち受けております。
と言ってもシナリオは変わりません。変わるのは俺たちでありゲームです。
具体的には『マモノの言葉が分かる』。
これだけでも勘が良い方は分かるかと思いますが、これにより迎えるBエンドとカイネの気持ちを知った上で見るCエンドはいずれも残酷ながら美しい結末であり、そして四週目の果てにDエンドのあの演出ときたら……。

俺が本作を傑作扱いする理由はDエンドの演出にあるんですが、アレには「主人公が支払う代償」を「プレイヤーにも負わせることで主人公の痛みを疑似体験させる」という意味があるかと思うのですが、まさかゲームでこれをやるとは思ってなかったです。
と同時にこれはゲームでしか出来ない演出ではないかと思います。
まさしくゲームのためだけに編み出された演出であり……ああ! 言葉で表す事はできません。
もうとりあえず『ニーア』をやれ! そしてDエンドを見ろ!


そんなわけで『ニーア』について書いてきたんですが、このゲームは日本のみ『レプリカント』と『ゲシュタルト』では違った点がありまして。
まあ『レプリカント』はPS3で『ゲシュタルト』はxbox360というハードの違いもあるんですが、『レプリカント』では青年ニーアとその妹であるヨナの物語であるのに対し、『ゲシュタルト』は病弱な少女・ヨナとその父親・ニーアの物語になってるんですね。
主人公はどちらもニーアなんですが、視点が違うので物語の見え方が違ってくると言うのが一つの特徴ではあります。
とは言っても根本的な物語が代わるわけではないので、この辺は好みで選ぶといいんじゃないかと思います。
『レプリカント』のみ廉価版が発売されるようですので、安くなったこの機会に是非プレイするのもいいんじゃないでしょうか。

 




『シュタインズ・ゲート 比翼恋理のだーりん』Xbox 360で待望の新作!
甘い……エピソード……?
オカリンにそんな度胸も根性もあるわけねぇだろ!
アイツは基本的に愛を囁くより世界に中二病をばら撒く仕事に従事しているわけであり、ぶっちゃけシナリオ面でも助手に惚れる流れが「戦友との別れ」的ニュアンスが強く、ってツッコミがおいつかねえ!
早い話が「キャラじゃないことをするな」ってことなんですが、カオヘもそうだったしこの辺はしゃーないのかなー。

立教大学4年生が「レイプは女が悪い。別に悪いと思わない」と発言し大炎上
基本的に俺もアホの子なんですが、さすがにこれは「他人の気持ちが分からない」類だと思うなぁ。
あんまりこういうのもなんだけど、「ボロを出さないように立ち振る舞えないならやらない方がいい」ってことかなー。

アニメ「イカ娘」二期キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
イカちゃんの可愛さだけで押し切ってたアニメであった。
またOPは例のコンビ?

「IS インフィニット・ストラトス」のおっぱいマグカップwwww

アイツら未来に生きてんなー

杉井光×catwalk×一迅社文庫「シオンの血族」2011年発売予定!
ジンキは地雷だったけど、こっちはどうなんかなー。
これの影響で本自体は売れてるとか聞いたけど。

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