Entries

話数単位で選ぶアニメ傑作10選

今年も早いものでもう12月半ばを過ぎた。そろそろ年末年始の予定を組み立てなければならない時期になっており、「今年を総括する記事を書かねばならないなぁ」とか考えているのだが、そういえば去年は『話数単位で選ぶアニメ傑作10選』という企画があったことを今思い出した。

「話数単位で選ぶ、2011年TVアニメ10選」投票集計

一位は『魔法少女まどか☆マギカ』10話、二位は『バカとテストと召喚獣にっ!』8話、三位は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』1話となんとなく記憶に残っている作品ばかりであり、それ以下の順位の作品もこの一年間アニメや映画ばかり見ていた割に記憶の端に引っかかるような作品ばかりである辺り、結構面白い企画なのではないかと思う。
というのも「1年を代表するアニメは何か」という話はよく上がるものの、「今年一番面白かった話数は何か」という話に関しては殆どされない事が多い。同じ作品の間では結構されるのだけれども、やはり「一話単位」での判断というのは前後のつながりもあるので議論しにくいのではないからではないだろうか。
しかしながらこういう企画はアニオタとしてはなかなか面白くて、今年の頭ぐらいにそういう企画があったことを知り興味深く読ませてもらっていたのだが、どうやら今年もやるようなので俺も参加すべくちょっと書きだしてみることにした。



▼モーレツ!宇宙海賊 第21話 決戦!ネビュラカップ
脚本:宮崎真一 絵コンテ:西村聡 演出:筑紫大介 作画監督:大河原晴男、山下英美

俺にとって今年は佐藤竜雄が活躍した1年である。誰がなんと言おうが佐藤竜雄が素晴らしい仕事をした1年であると信じている。
そんな佐藤竜雄が今年制作した作品は『モーレツ!宇宙海賊』と『輪廻のラグランジェ』。どちらも素晴らしい作品であったのだが、今年のアニメ10選ということになると『モーレツ!宇宙海賊』になる。あまりにも好きすぎて放送終了後に感極まって感想記事を書いてしまったほどなのだが、そんな『モーレツ!』の中でも一番好きなのがヨット部編の最終話にあたる第21話だ。
この話は主人公である加藤茉莉香がヨット部と共にネビュラカップという大会の裏に潜む陰謀を打ち砕く!という明快なストーリーラインではあるのだが、俺がこの回が一番好きなのはラストカットが非常に印象的なものとなっているからだ。
トラブルにより目視による航海しか不可能になったヨットを操るアイ・ホシミヤの「船乗りなら常識です」というフレーズは、本作の中でも特に印象に残っている台詞であり、演出や声優の演技力もあってほんとうに素晴らしいシーンだったと思うのだ。
他の回も面白い(特にマニュアル作りの話とか最終回とか)のだが、一番好きな回だとこれになるのでこれを選ばせてもらった。

▼戦姫絶唱シンフォギア 第11話 月を穿つ
脚本:金子彰史 絵コンテ:安田賢司 演出:森義博 作画監督:小林利充、小澤円
実原登、中山初絵

クリスが好きだから!という一言で終わらせてもいいのだが、ちゃんと言及しておくと三人のシンフォギア適合者が結託しラスボスに立ち向かう!というドラマ展開もさることながら、「世界が危険である」という表現の演出と「そこまでしないといけない」という面白さ、そしてクリスの絶唱の過剰演出っぷりが好きだからである。
あと部分的にサンライズみたいなノリだった。好き。

▼坂道のアポロン 第7話 ナウズ・ザ・タイム
脚本:加藤綾子/絵コンテ:松尾衡/演出:出合小都美/作画監督:Cindy H.Yamauchi

今年は佐藤竜雄の1年だったと前述したが、厳密には「ベテラン監督がいい仕事を見せてくれた」という一年ではないかと思う。
『カウボーイ・ビバップ』なんかで有名な渡辺信一郎は『坂道のアポロン』でその仕事っぷりを見せてくれたわけなのだが、この第七話はアニメーションならではの面白さに満ちており、音楽を通じて心が通じあっていく過程は最終回に繋がる重要なシーンになっており、全体的に印象に残るシーンが多い『アポロン』の中でもトップクラスに素晴らしいシーンではないかと思って今回選出させてもらった。

▼つり球 第12話 さよならのフィッシング
脚本:大野敏哉 絵コンテ:和田高明、伊藤秀樹、堀之内元、中村健治 演出:伊藤秀樹、榎本守、柳屋圭宏、中村健治 作画監督:松本文子、須藤智子、岡崎洋美、古住千秋、今木宏明、伊藤香織、猪口美緒、山本篤志、嶋田真恵、冨田収子、近藤圭一、伊藤秀樹)

ベテランがさすがの仕事を見せつけている中、若手も負けていなかった。
つり球は青春友情ドラマとしては非常に良い物語だったのだが、最終回は正直たまらんかった。

▼ガールズ&パンツァー 第9話 絶体絶命です!
脚本:水島努 絵コンテ:柴田彰久 演出:橋口洋介 作画監督:竹上貴雄、KIM YONG-SIK、KIM SHIN-YOUNG

暫定。10話次第では変えるかも。
戦車×美少女×部活!という体裁のアニメだったのだが、とにかく戦車の描写が素晴らしい。
転輪や履帯のたるみ、雪上戦の面白さを惜しむことなくつめ込まれた九話は、戦車好きとしては非常に満足度が高くとりわけ九話は、全員の心が一つになったからこそ生まれた熱さがあったと思う。

▼機動戦士ガンダムAGE 第26話 地球、それはエデン
脚本:日野晃博 絵コンテ・演出:長崎健司 作画監督:大貫健一 メカ作画監督:有澤寛

誰がなんと言おうが、『ガンダムAGE』はそこまで酷評されるような作品ではなかった!俺はそう信じている!
さてAGE27話は第一部の主人公であるフリットの息子、アセムを主人公とした物語の終盤なのだが、このアセムという主人公は父親が偉大であるが故の重みや戦う理由を持たない事などに苦しみながら、自身の理由=目的を見つけていくという筋立てになっているのだが、そんなアセムが一つの回答を出すのがこの話であった。
自身を励ましてくれた上官、ウルフの死を受けて覚醒したアセムのあの「スーパーパイロット」宣言は滾るほどの燃えるシーンだった。


▼アクセル・ワールド 第24話 Reincarnation;再生
脚本:吉野弘幸 絵コンテ:小原正和 演出:三宅和男 総作画監督:愛敬由紀子

今は『ソードアート・オンライン』が放送しているのだが、個人的にはこちらのほうが面白かった。
『アクセル・ワールド』はシリーズ構成に難があるし、実際俺もそこまで面白いとは思っていないのだが、小林沙苗の演じた能見君が本当に素晴らしく、その表情の付け方と演技も相成って非常に良いキャラとなっており、アニメならではの魅力が付与されていたように感じる。

▼AKB0048 第13話 笑顔のために
脚本:岡田麿里 絵コンテ:河森正治、島津裕行 演出:高島大輔 総作画監督:伊藤郁子、井上英紀、いとうまりこ

『AKB0048』は超面白かったのだけれど、世代交代の話が示唆され始めてからの「卒業する」ということの意味合いなどが良かったように思う。二期シリーズも放送開始間近であり、そちらでは「総選挙」がテーマになるようなのでちょっと期待していたりする。

▼シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ 第12話 幸せのパン
脚本・絵コンテ:川崎逸朗 演出:頂真司、川崎逸朗 作画監督:小谷杏子、頂真司、八尋裕子

今年放送されたアニメで最もダークホースだったのはこのアニメではないだろうか。
初期の頃はEDが変であることで注目されていたが、物語的にもこのアニメは心に来るものがあった。
記憶を失った主人公が「パンを焼く」という意味や心のつながり。
それらを「パン」を通じて丁寧に描いており、最後までハートフルで「パンを焼く」という意味を突き詰めていったアニメだった。
またこの最終回は監督が作品を通じて物語論を展開していることもあり、今でも見返す回なので今回取り上げさせてもらった。軽く見れる割に内容的にはかなり深く、魅力的なアニメだったかと思う次第。

▼氷菓 第17話 クドリャフカの順番
脚本:賀東招二 絵コンテ・演出:石立太一 作画監督:内藤直

個人的には『愚者のエンドロール』の方が脚本的には素晴らしいと思ったのだが、演出的にはこちらのほうが面白かったと思う。
『クドリャフカの順番』編自体、『氷華』ではなかなか見られなかった演出が多かったため、これもまたアニメ化による魅力が付与された回だったかなー。



今年も良いアニメが非常に多い年だったと思うのだが、ロボットアニメが足りない!というロボットアニメ好きには非常に辛い年ではなかっただろうか。
とりあえず来年は個人的な好みとして『ラブライブ』、そしてロボットアニメとして『革命機ヴァンヴレイヴ』に期待していきたい。



おまけ。
今年面白かったOP・ED

▼『ジョジョの奇妙な冒険』後期OP



▼『氷菓』後期ED



▼『坂道のアポロン』OP


スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://ilya0320.blog14.fc2.com/tb.php/1814-7400de8f

1件のトラックバック

[T233] 「話数単位で選ぶ、2012年TVアニメ10選」参加サイト一覧

【参加サイト】 話数単位で選ぶ、2012年TVアニメ10選 – 新・怖いくらいに青い空 話数単位で選ぶ、2012年TVアニメ10選 – 多幸症の成れの果て 話数単位で選ぶ、2012年TVアニメ10選 – 新米小僧...

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

魔界戦線


■DREAM WING(C87新刊)


■プリズムアライブ(C86新刊)
44829979_m.jpg
とらのあなで委託中

■スイッチオン!(C85新刊)
アイカツ3
とらのあなで委託してました

■RUNWAY
表紙
とらのあなで委託してました

プロフィール

  • Author:水音
  • tumblrの方が積極的に更新してるマン。
    面倒くさがりなので、Twitterのほうが捕まります。

    魔界戦線



    連絡先  :mizune.moon.sounds@gmail.com
    @を半角にして下さい

カウンター