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押井守、「ヱヴァを酷評した!」と書いた人達を批判する。

大体タイトルのとおりの意味であり、特に解説することはないと思うのだけれど、経緯がわからない人のためにちょっと書いておく。

現在ニコニコ動画のブロマガにて押井守がメールマガジンを配信している。
このメールマガジンは基本的には有料となっており、「読みたい人だけ読めばいい」「それ以外の人々に言いたい放題をする気はないという押井守監督の意思を組んでこのような形になっているのだが、それでも冒頭部分だけは無料でも読めるようになっており、これが一つのサンプル記事として機能するようになっている。

さて押井守監督はこのメールマガジン、『押井守の「世界の半分を怒らせる」』の第六回にて『ヱヴァQ』航海ということで『新世紀エヴァンゲリオン』についての分析を載せている。
押井守監督は前置きとして「僕は『エヴァ』に関しては、シリーズを何本かと、最初の映画版(「春エヴァ」?)以外は全く見ていません」としており、あくまで「エヴァという現象の分析」という論旨で話を展開し、記事として書いているわけなのだが、これをどう間違えたのか一部のブログやニュースサイトが「現在公開中のヱヴァQを批判した」と書いたことから物議を醸す事となった。

J-CAST:大ヒットのヱヴァンゲリヲン「テーマもモチーフもなく、観る価値なし!」 押井守氏が庵野秀明監督をこき下ろす
炎上ちゃんねる:押井守監督がエヴァを批判「ステロタイプのオンパレードで、いつかどこかで見たもののコピーの連発。世界観は曖昧で内容も無い」


ここまでがこれまでの経緯なのだが、これに対して押井守監督は先日配信された第七回にて、「前回の記事は評判になった」と前置きした上で

自分の好きなものを貶された、ケチをつけられたからイカる、という感情は理解できなくもありません。
しかし、それ以前の話として、事実を自分の眼と耳で確かめるという作業すら厭うて、風聞のみを根拠に感情を公にするという怠惰と、そのことに関する無自覚は理解できない、というより理解を示す必要すらありません。


「見もしないで批判している」などという反応(反論ではない)もあったと聞いていますが、そもそも冒頭で「シリーズを数本と最初の映画しか見ていない」「にも拘わらずエヴァについて誰よりも語る資格があるという自負を持っている」と敢えて明記しているのに、それこそ「読みもしないで批判している」のですから論外というしかなく、「もう読まない」「購読を中止する」等の反応に至っては問題外。――――押井守の「世界の半分を怒らせる」第7回より引用

と、批判そのものというより「批判する人達の姿勢のあり方」についてかなり批判的なコメントを出しているのだが、個人的な見解を述べておくと押井守がいうことにほぼ全て同意である。
「最後までちゃんと読めば分かるようなことを、最期まで読まずに批判する」というのは、作品の鑑賞者にすらなっておらず、それにもかかわらず批判するのだから、礼儀作法云々の前にまず批判者として成立していない。
今回の件に関して言うなら、無料で読める前置き部分で「シリーズの数本と最初の劇場版しか見ていない」と書いているわけなので、「エヴァQについて書いている」と読み取った人達はそもそも前置き部分を読んでいないか、もし読んでいるのならその意味を汲み取れないような人ではないかと思うし、一番最初に書かれている「『ヱヴァQ』と言われて「オバQ」の間違いじゃないかと思いました。」というギャグを「押井守がエヴァをネタにしている」と思わせるような記事タイトルにするブログやニュースサイトがあるのなら、やっぱりどうかと思うのである。
いくらなんでも掴みのギャグを、その内容の要約になるタイトルに持ってくるのは批判の礼儀作法云々の前にまず印象を操作する気満々と見られても仕方がないのではないだろうか。
仮に読んでいてもこのメルマガは有料である=読みたい人だけが読むものであるのだから、月額525円というかけそば一杯分以上の対価を払って押井守の印象を悪くしようとしていると言う事になる。そこまで筋金入りの悪意を抱いている人間だったらそれはそれで面白いのだが…………まあ他にも外野が飛びつきそうな部分があるし、そこまでの悪意を持つ人間ならそっちの方を取り上げるだろう。仮にやるなら俺だってそうする誰だってそうする。



それはさておき、ここからはステルスじゃないステマになるわけ押井守のメールマガジンは押井守自身が時事ネタやら映画やらについて書いているだけでなく、メールマガジン購読者限定で現在製作中の『The Last Druid: Garm Wars』についてのインタビューや近況を載せており、非常に面白いメルマガになっている。
また過去に雑誌などに寄稿したコラムや海外向けのコメントを載せていたり、読者からの質問メールにも返信しているため、今回の騒動を知って「押井守」という一個人に興味がある人は購読してみるといいのではないだろうか。
月額525円の有料メールマガジンであるが、毎月1日と15日に配信されるため一回辺りの値段は257円(端数切捨)であるため、試しに一回購読して、気に入らなければ解約とかでも俺はいいと思う。バックログ読めるし。

押井守の「世界の半分を怒らせる」。
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