Entries

『ラブライブ』のリップ描写と表情を印象づける演出について

『ラブライブ』ではいくつか面白い演出がされているという話をずっと書いてきているわけなんだが、何回か見直していてリップの演出――唇に色を載せる演出がちょっと面白いな―と思ったので書きだしてみる。


ラブライブ!  1 (初回限定版) [Blu-ray]ラブライブ! 1 (初回限定版) [Blu-ray]
(2013/03/22)
新田恵海、南條愛乃 他

商品詳細を見る


『ラブライブ』では細かい演出が光る作品で、分かりやすい所では前に書いたように「名前を決めたのは誰かを特定しない」ということだったりするのだが、映像表現として面白い演出だなーと思うのは「唇に色を載せる」というもので、これが非常に効果的な使い方をされているなーと思っている。
この画像は一話の最後のカットなのだが、この画像を見ても分かる通り、キャラクターの唇にはちゃんと色を載せている。

2013-01-23_23h35_18.png

この「唇に色を載せる」という演出自体はPVの頃から使われているものなので、アニメ版でも用いられるのは自然な流れなんだけど、PVやアニメでずっと色が載せられているかというと実はそうではなくて、結構重要なシーンでこの演出が使われているように思う。
どういうシーンでよく用いられているかというと、表情を強く印象に残さなければならないシーンで表情を強調する意図で使われていることが多いように思う。

資料

この画像は『夏色えがおで1,2,JUMP!』のPVのものなんだけどこのPVにおいてにこは「何かを考えるような顔→何かを思いついた顔」という表情の変化を経て、この画像の笑顔につながる。
この笑顔にリップの色を付けることでその笑顔が強調され、にこの笑顔が強く印象に残る演出になっているのだ。

この演出がアニメ版ではたまに挿入されているのだが、そのいずれもが印象に残る使われ方をしていたように思うのだが、特に三話ではこの「唇に色を載せる」という演出が非常にいい使い方をされている。
この三話では「唇の動きだけで穂乃果の感情を表現する」というシーンが有ったのだが、このシーンではリップに色が付いていることでその動きがわかりやすくなっていたように思う。

2013-01-23_23h26_24.png

2013-01-23_23h27_26.png

この「リップに色を載せる」という演出は「唇の動きを印象づける」という意味ではかなりいい演出なんじゃなかろうか。
アニメ絵ってやっぱり唇の情報量が減るものなのでリップに色を載ることで情報量を増し、普段とは違う印象にするという意味では非常に印象に残るし、リップに色が乗ることで表情の持つ情報をより引き出してくれているように思う。
そういう表情の持つ情報量のブーストが効果的に現れていたのがアニメ版『ラブライブ』の第三話であり、この「リップに色を載せる」という「地味だけれど意味のある演出」があの「ゼロからのスタート」という三話の面白さに貢献していたんじゃないかなー。


僕らは今のなかで【DVD付】僕らは今のなかで【DVD付】
(2013/01/23)
μ's

商品詳細を見る



ラブライブ! 1―School idol project (電撃コミックス)ラブライブ! 1―School idol project (電撃コミックス)
(2012/09/27)
公野 櫻子

商品詳細を見る



電撃ラブライブ! 1学期 2013年 3/16号 [雑誌]電撃ラブライブ! 1学期 2013年 3/16号 [雑誌]
(2013/01/30)
不明

商品詳細を見る
スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://ilya0320.blog14.fc2.com/tb.php/1826-7186d4f9

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

魔界戦線


■DREAM WING(C87新刊)


■プリズムアライブ(C86新刊)
44829979_m.jpg
とらのあなで委託中

■スイッチオン!(C85新刊)
アイカツ3
とらのあなで委託してました

■RUNWAY
表紙
とらのあなで委託してました

プロフィール

水音

  • Author:水音
  • tumblrの方が積極的に更新してるマン。
    面倒くさがりなので、Twitterのほうが捕まります。

    魔界戦線



    連絡先  :mizune.moon.sounds@gmail.com
    @を半角にして下さい

カウンター