Entries

『電撃ラブライブ』に見る「雑誌の企画の重要性」について

先日『電撃ラブライブ二学期』という雑誌が発売されたわけなのだが、『電撃ラブライブ』という雑誌に関しては色々言いたいことがあるので個人的な見解を書いておく。


電撃ラブライブ! 2学期 2013年 4/14号 [雑誌]電撃ラブライブ! 2学期 2013年 4/14号 [雑誌]
(2013/02/28)
不明

商品詳細を見る


「一冊丸々ラブライブオンリーマガジン!」というキャッチコピー通り、電撃G'sマガジンの別冊という体裁で三ヶ月連続刊行される雑誌の第二号なのだが、正直なところを言うと記念すべき第一号である『電撃ラブライブ一学期』はどうしようもなくダメダメな雑誌であった。
「良いところ探し」をしようにも、「ラブライブオンリーなので雑誌として統一性がある」というところぐらいしか上げようがなかったぐらいには褒めるところすら見当たらない雑誌だったのである。


電撃ラブライブ! 1学期 2013年 3/16号 [雑誌]電撃ラブライブ! 1学期 2013年 3/16号 [雑誌]
(2013/01/30)
不明

商品詳細を見る


個人的な見解になるのだが、雑誌の面白さは企画の面白さに比例すると思っている。
この「雑誌における企画」とは「特集記事」のことであり、特集記事は言うなれば雑誌の一番の見所である。
この特集記事があるから雑誌というものは面白く思えるし買いたくなると個人的には思うし、特集記事が面白くない雑誌はどうやっても買う意欲が失せる。
いや定期購読している雑誌は確かにあるのだが、「定期購読したくなる雑誌」というのは「その雑誌自体の持つ地のコンテンツ力に惹かれている」ということであり、『電撃ラブライブ』のような突発的に販売されたり「ふと買いたくなる」みたいな雑誌はやっぱり「特集記事=企画がどれだけ面白いか」ということは極めて大事だと思う。
漫画雑誌に例えると「企画」というのは「連載している作品」と置き換えられる。連載している漫画が面白くない雑誌はどうやってもつまらない雑誌だし、そんな雑誌を買いたくなるのか?と言われると少なくとも俺は買いたくない。
つまらない雑誌にお金を払うぐらいなら、その金で他の雑誌を買った方が有意義ではにか。
誰だってそう思う。俺だってそう思う。

そして『電撃ラブライブ一学期』という雑誌はこの「企画」が心底つまらない雑誌だった。
目新しい情報は特に無いし、既存のものを掘り下げることもないしカタログ性があるわけでもない。
TVアニメのレビューは載っているものの、G'sマガジン本誌でもその程度のことはやっているし、公式の見解を示すわけでもない。
また『ラブライブ』というコンテンツを語る上で大事な「μ's」を軽視しているのかその話題に関しては全く触れていないし、『ラブライブ』というコンテンツをざっと上辺だけでさらったような内容ばかりである。
付録があるわけでもないし、そもそもグッズ一覧を看板企画に持ってきている時点で急ごしらえで作られた感が凄い雑誌だったのだが、それにしてもあんまりにもあんまりな出来だった。
なにせ他雑誌である『リスアニ』や『声優グランプリ』の方がまともに掘り下げられているぐらいである。
正直「ラブライブオンリーマガジン!」というところが一番の見所になっていて、どの企画よりもそのことが明示されている時点でコンセプトありきの雑誌だと思うし、「電撃G'sマガジン本誌でやれていることが何一つできていない」というのはそもそもそのコンセプトすら生かせていないのでどうにかしてほしいところなのだが、一応『二学期』でちょっとだけまともになった。本当にちょっとだけ。

『二学期』ではアニメ版ラブライブのBD特典として収録されることになった公野櫻子の小説を先行収録していたりと結構大幅に改変されてきていて、ようやくまともな雑誌として読めるようになった。
アニメのレビューにしても内容を大幅に拡充させて衣装やPVについて言及していたり、四話までの人物相関図を載せていたりと一学期までの適当な内容ではなく、「オンリーマガジンである」ということを生かして大幅にページを割いて解説しているところなどは好感が持てる作りになっているし、NYライブのレポートでは要点をきちんと捉えて見所をちゃんと提示できているし、関連楽曲を全てに解説を付けるディスコグラフィーは読み応えがある。
また『一学期』では漫画版『ラブライブ』しか漫画が載っていなかったのだが、その他にもアンソロジーコミックとして二名の漫画が収録されており、全体として「一学期の中身の薄さを反省して内容を大幅に強化してきた」という印象であり、ようやく「雑誌」として体裁が整ってきたように思うのだ。

ただ「雑誌として体裁が整ってきた」というだけであり、雑誌としての出来についてはあくまで個人的な見解としては微妙と言わざるを得ない。というか、これぐらいは雑誌として出す以上、『出来ていて当たり前』な雑誌であると思うからである。
そういう意味では三学期では二学期以上のものを見せてほしいわけなのだが、予告を見る限りだと「最終話アフレコ終了後のキャストインタビュー」が一番面白そうだというのはどうなんだということと、どうせやるなら一学期の段階で意気込みぐらい取ってきてほしかったし、京極尚彦監督のインタビューとか読みたいのでその辺をちゃんとフォローして欲しかったなーとか思うところである。
アニメ化以前までは「PV=ラブライブの歴史」といっても過言ではないのだから。

「この雑誌をクソだと罵ってるけど、じゃあお前の考える良い雑誌とは?」といわれた時ののために、『電撃ラブライブ』をたたき台にしている感があるのは自分でも思うが、何が言いたいかというと「面白い雑誌というのは面白い企画があるから面白いんであって、企画が面白く無い雑誌はどうやっても面白くはならない」という話だ。
らぶゆー。



スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://ilya0320.blog14.fc2.com/tb.php/1842-7467751a

0件のトラックバック

2件のコメント

[C1131]

電撃ラブライブ!はアニメから知った新規ファン層に向けたものだと思うので、既存ファンの方が上辺だけ感を感じるのは仕方ないと思います

[C1132] Re: タイトルなし

> 電撃ラブライブ!はアニメから知った新規ファン層に向けたものだと思うので、既存ファンの方が上辺だけ感を感じるのは仕方ないと思います

「雑誌として心底つまらない」ということを問題としているのです。
新規ファン向けであったとしても一学期はファーストファンブックとほぼ同じ内容ですし、二学期についても同じ事が言えるでしょう。
「アニメから入った人に向けての雑誌」としても内容が浅すぎて、ちょっと調べただけで分かるようなことしか書いてないのはどうかと思いますよ。
  • 2013-03-05
  • 水音
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

魔界戦線


■DREAM WING(C87新刊)


■プリズムアライブ(C86新刊)
44829979_m.jpg
とらのあなで委託中

■スイッチオン!(C85新刊)
アイカツ3
とらのあなで委託してました

■RUNWAY
表紙
とらのあなで委託してました

プロフィール

水音

  • Author:水音
  • tumblrの方が積極的に更新してるマン。
    面倒くさがりなので、Twitterのほうが捕まります。

    魔界戦線



    連絡先  :mizune.moon.sounds@gmail.com
    @を半角にして下さい

カウンター