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『ラブライブ』第五回総選挙で見えるもの

アニメ終了後に告知されたとおり、現在『ラブライブ!』では6thシングルのセンターを決めるための第五回総選挙が行われており、先日発表された第一次中間発表を見てみると真姫と絵里が上位にくるなどなかなか熱い戦いが繰り広げられているようだ。

ラブライブ第五回総選挙
ラブライブ第五回総選挙第一次中間発表!

さて『ラブライブ』が行なってきたor行なっている総選挙についての話をするが、そもそもこの「アイドルグループにおける総選挙」というシステムというか企画がどこにルーツを持つのかといえばこれはもう『AKB48』にルーツを持つことは疑いようもない事実だろう。というか、それ以外多分無いと思う。
AKB48における「総選挙」というものが、選抜グループの結成などの意味を持つということはAKBのアニメ化作品である『AKB0048』を見れば分かることではあるのだが、我々一般人の視点からするとあの総選挙というシステムは「人気があるアイドルは上位になるが、人気がないアイドルは下位になる」という事から見ても「グループ内における人気の可視化」を意味している。
ラブライブ本編でも語られているように「アイドルの世界は過酷な競争社会」であるのだが、アイドルグループ同士が売上などで間接的に競うことはあっても、それはあくまで「アイドルグループ対アイドルグループ」という構図であり、それ以上のものではなかった。
そこに秋元康が持ち込んだのが「総選挙」というシステムで、この総選挙システムにより「グループ内でアイドル同士を競わせる」「それにより人気をある程度可視化する」ということで、ファンの意志というものが目に見える形で表現され、「グループ内でのアイドルの戦い」というものが成立するようになったのである。
端的に言ってしまえば、この総選挙というシステムは「グループ内人気投票」ではあるのだけれど、この総選挙というものが「ファンの意志を汲み取る」という観点において非常に有益なものであることは言うまでもないだろう。
だってファンの意志というものが「選挙結果」という形で可視化されているのだから、ある意味客観性の伴った結果だといえる。
もちろん一人で何枚も投票する人もいるわけだけど、少なくともAKBの場合はいくら投票しても全体票を考えると全くの無名をいきなり上位にねじ込むなんてことは無理なわけで、そういう意味では一応総選挙システムは「ファンの総意を示す」という機能は果たせているのではないかと思う。いや完全に門外漢かつ『0048』とか『AKB49』とかしか読んでない人間の戯言なんだけど。

で、AKBの総選挙システムの話が『ラブライブ!』とどう関係あるのかというと、昨今のアイドルアニメというものがAKBブームの影響下にあるということに関しては異論を挟む余地は無いと思うし、『ラブライブ』もその影響下にあることもまず間違いない事ではあると思う。
「制服モチーフの衣装とかある」ということもあるけど、それ以上に「年齢相応の自由意志を持る少女」「日常と繋がっている」という事やそういう作劇をしている事から見ても、この部分は否定しようがない事実であると思うのだが、『ラブライブ』における総選挙システムというものまでもがAKBの影響下にあるかというと、これは違うんじゃないか、とも感じるのである。
というより、「皆で作り上げていく物語」というコンセプトや「ファンの声を率先して汲み取らなければ企画として成立しない」という読者参加型企画であるという事を考えると、「そもそも総選挙みたいな事は必要不可欠であり、ファンの意志を反映するシステムとして総選挙というシステムが最も都合がいいシステムだった」というと考えるのが妥当なんじゃないかと思うのである。
そもそも『僕らのLive 君とのLife』の段階で総選挙システムを持ち込んでいるし、グループ内ユニットやコンビシングルの組み合わせなどを投票によって決定してきたコンテンツなわけで、「ファンの意志を次のシングルに反映させよう!」という考えから「総選挙」というシステムにつながるのはなかなか妥当なところではないかと思う。
むしろここで「総選挙」と言い切ってしまうところに言葉遊び的な面白さが有り、人気投票と言うよりは総選挙のほうが「当事者意識」という感覚は出てくるよなーと個人的には思う。
またAKBの総選挙システムのいいところも組み込み、シングルの発売を祭のように演出しているところなんかはAKB辺りからの影響を感じさせる。
さっきも書いたが、昨今のアイドルアニメがAKBブーム影響下にあることは間違いないと思うんだけど、この辺りの「元ネタへのリスペクト」という精神はなかなか見ていて面白い所でもある。

そして今回の第五回総選挙だが、今回の総選挙の面白いところは「参加するのに特に何もいらない」ということであり、アニメ化直後の発表ということもあって「一気に敷居を下げることで、まずは総選挙という祭を楽しんでもらおう」という気概を感じさせるいいやり方だなーと思うし、中間結果を定期的にネット上で出すことで「祭である総選挙」を楽しませようとしているし、人気下位のアイドルのファンが嫌な思いをしないように総得票数や具体的な票数を表示しないところの配慮の仕方も好感が持てるところだ。
まあ俺は真姫ちゃん推しだと常々公言しているわけで、今回の真姫ちゃんが一次中間発表第一位!という結果には大変嬉しく感じ、真姫ちゃんに投票してよかった!とも思ったわけなのだが、こうして「ファン全員が一次中間とはいえ、結果に一喜一憂すると共に次の結果を楽しみ!と思っている」という事は「第五回総選挙は少なくとも成功している」といってもいいんじゃないだろうか。
まあここまでは本当に適当に書いてるんだけど。

ということを考えると、「フォローさえきちんとされているのならば、総選挙というシステムはキャラクターやアイドルに対して人気の格差と優劣以上のものをもたらすのではないか」ということも言えるのではないか。
そもそも『ファンの気持ちを考えて人気投票的なことはしない』といいながらも、人気の格差という問題は依然として存在するわけで、総選挙システムは、「人気の格差」というものを認識した上で「徹底的にやらせる」というものになるし、仮に獲得票が伸びなくてもきちんとフォローをする事でファンに不平不満が生まれにくいやり方(殴り合ったら分かり合えるみたいな理屈だが)なのかもしれない。



そんなわけでまだまだ総選挙は続くので、まだ投票していない人で自分はラブライブというコンテンツが好きだという人は是非投票するべきだと書いておく。
いやー祭だぜー? 
踊ろうよ踊ろ、と言いたくなるわー!


Notes of School idol daysNotes of School idol days
(2013/04/10)
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