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アイドルアニメソングのコンセプトの違いについてのメモ

先週は一体何をトチ狂ったのか、『ラブライブ!』と『アイカツ』と『プリティーリズム』のCDが同日に発売されるという悪夢もとい夢の様な素晴らしい一週間だったわけなのだが、同日発売ということでプレイリスト組んで何度も何度も流していたら、「アイドルソングというコンセプトはどれも同じなんだけど、CDごとのコンセプトが違うんだな」と言うことに気づいた次第。

『ラブライブ!』はアニメ終了後の一発目のシングルという事で、三つあるグループ内ユニットの中から園田海未、東條希、星空凛の三人によるユニット「lily white」のシングル、『微熱からMystery』が発売された。ちなみにこれは三ヶ月連続シングル発売の一本目という扱い。

微熱からMystery微熱からMystery
(2013/06/26)
星空凛(飯田里穂),東條希(楠田亜衣奈)from μ’s~ lily white~園田海未(三森すずこ)、新田恵海 他

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『ラブライブ!』のグループ内ユニットはどれも明確なコンセプトがあって、楽曲だけでなくライブ衣装などでも明確に差別化されているのだが、このlily whiteは歌謡曲からの流れを汲み取ったアイドルというか80年代とかそういうちょっとレトロなアイドル感をコンセプトに秘めたユニットとなっている。
だからライブ衣装もそれっぽいものになるし、楽曲もどちらかと言えばグループサウンドとか歌謡曲の流れを踏まえたメロディーラインになっているのだが、今回の『微熱からMystery』もまたそういう「グループのコンセプト」に沿った楽曲になっている。
もちろん夏に発売ということもあって、夏がコンセプトの一つになっているんだけど、やっぱりこのサウンドはどう聞いてもグループサウンドの流れを踏まえて作られている感があって、古風な性格の園田海未をリーダーにするlily whiteだからこその楽曲な気がするんだよなぁ。
まあアイドルソングってアイドル自体のコンセプトを演出するための存在でもあるので、そういう意味では正しいサウンドだといえ、lily whiteだからこその楽曲ばかりなので結構好きなんだが。
あとCDドラマはμ's全員出演ということもあって一枚なのに結構豪華な印象。

そういう「歌う側のキャラクターやコンセプトを象徴するための音楽」という意味では、キャラソンとかもそういう「キャラクターを象徴する」「キャラクターが言い出しそうな」ということがコンセプトにあるものなんだが、『プリティーリズム・レインボーライブ』はちょっとキャラソンとは違う装いだった。

プリティーリズム・レインボーライブ プリズム☆ソロコレクション byなる&いと&あん&りんね(CV:加藤英美里・小松未可子・芹澤優・佐倉綾音)[初回限定盤]プリティーリズム・レインボーライブ プリズム☆ソロコレクション byなる&いと&あん&りんね(CV:加藤英美里・小松未可子・芹澤優・佐倉綾音)[初回限定盤]
(2013/06/26)
加藤英美里、小松未可子 他

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今回の『プリズム☆ソロコレクション』が所謂キャラソンとどう違うのかというと、作品の中におけるこれらの楽曲の扱いが「歌っている本人のマイソング=持ち歌」だということで、これがどういうことを意味するかというとつまり「本人の象徴的な音楽として、本人自身が歌うということを前提に製作されている」ということになる。
それだけなら普通のキャラソンとあんまり変わらないんだけど、『プリティーリズム』シリーズは4クールアニメでありシリーズとして積み重ねてきているだけあって、シリーズ全体の象徴的なフレーズが歌詞に含まれているということが上げられる。
今回のソロコレクションで面白かったのはその「シリーズ全体の象徴的なフレーズ」である「七」など「虹」をイメージさせるワードが、きちんと主要キャラの持つ共感覚設定とミックスされているということがあって、音楽を聞くと色に見えるなるは色に例えるし、あんは味覚とミックスした例えている。
そんな中で一人だけ共感覚設定を持たないりんね(演じているのは佐倉綾音)はもっと直接的な歌詞になっているわけなんだが、この話自体がりんねを起点に物語を動かしているので「中心にいる存在としてのりんね」として「7つのギフト」が登場しているなど、なかなか面白い歌詞になっているなーと感じるところだ。
しかし佐倉綾音がこういう難しい楽曲を歌えているというところに関心が行くけど、曲自体も結構いいので困るわぁ。好みとしては小松未可子演じるいとが歌う『Bt37.5』の方が好きなんだけど。

そういう「キャラクターやグループごとのコンセプト」を推し進めていくと、挿入歌のような「このシーンだからこその楽曲」というものが生まれていき、シーンと相互補完しあって魅力的な音楽が生まれることになるのだけれど、『アイカツ』の挿入歌ミニアルバムはそういう「シーンと補完しあって魅力を更に輝かせた音楽」ばっかりだった。

FOURTH PARTYFOURTH PARTY
(2013/06/26)
STAR☆ANIS、わか・ふうり・すなお・れみ・もえ from STAR☆ANIS 他

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一曲目は『fashion check!』なわけなのだが、この楽曲のライブアニメーションというのは楽曲と混ざり合ったことによって面白い映像になったもので、そういう映像と音楽のリンク性というものを考えさせる楽曲だし、トライスターオーディション編で登場した『Take Me Higher』はトライスターというアイドルユニットを象徴する音楽であるとともに、オーディションでのライブをやっぱり思い出す楽曲ではある。
『同じ地球のしあわせに』はどちらかといえば北大路さくらの持ち歌という印象が強いけれど、それでも初めてさくらがアニメに登場した時のことを思い出させるものではあるし、『Wake up my music』は本編で用いられたいちご・あおいが歌っているものではないにしても、伝説のアイドルであるマスカレイドが歌った楽曲ということもあって他の楽曲と違って、一時代ぐらい前の音楽を今風に作りなおした感がある。
そして『Moonlight destiny』は未だに本編では用いられていない楽曲のはずなのだが、美月が歌っている楽曲ということを差し置いても「楽曲の持つ雰囲気に飲まれる」という感覚にさせるいい曲なので、挿入歌としてどういう見せ場で用いられるのか気になるところではあるのだが、そんな『アイカツ』の象徴となる音楽といえばやっぱりOPとEDでこちらも同日発売という面白さ。

ダイヤモンドハッピー/ヒラリ/ヒトリ/キラリダイヤモンドハッピー/ヒラリ/ヒトリ/キラリ
(2013/06/26)
わか・ふうり・すなお・れみ・もえ・えり・ゆな・りすこ from STAR☆ANIS、わか・ふうり・すなお from STAR☆ANIS 他

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『ダイヤモンドハッピー』は輝く原石であることを示すダイヤモンドを二番では意志の強固さを例えるための単語に変わっていたりと、同じ言葉を別の比喩表現に用いるなど、前OPである『Signalize!』と同じ方向の作詞の面白さが際立つ楽曲だったんだけど、EDの『ヒラリ/ヒトリ/キラリ』はテーマがアイドルとしか思えない歌詞ばっかりで感動すら覚える。
「ステージ立つ場所で移り方も移り変わる」とか「本物だけが与えられる感動」とかかっこ良すぎる。

そんなわけで、同日発売ということだけで三作品四枚のCDの話を書いてきたけど、CDというのはジャケットや歌詞カードのデザイン、そして音楽そのものが合わさって一つの作品ではないかという当たり前の結論に至る。
今回のこの四枚のCDはどれもコンセプトに合わせてデザインが設計されていて満足度は高かったのだが、その中で一番好きなのは『プリリズ』かなぁ。楽曲だけなら『ヒラリ/ヒトリ/キラリ』だけども。

ところで今週は三森すずこの新曲とにこりんぱなのDJCDを買ったわけなのだが。

三森すずこ2ndシングル 約束してよ?一緒だよ! (初回限定盤)(CD+DVD+NOVEL)三森すずこ2ndシングル 約束してよ?一緒だよ! (初回限定盤)(CD+DVD+NOVEL)
(2013/07/03)
三森すずこ

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ラブライブ!μ’s広報部~にこりんぱな~Vol.1ラブライブ!μ’s広報部~にこりんぱな~Vol.1
(2013/07/03)
ラジオ・サントラ、徳井青空 他

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これだけ買っても聴く時間ねぇよ!
俺、ラジオは作業妨害にしかならないので聞けないのに!


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■DREAM WING(C87新刊)


■プリズムアライブ(C86新刊)
44829979_m.jpg
とらのあなで委託中

■スイッチオン!(C85新刊)
アイカツ3
とらのあなで委託してました

■RUNWAY
表紙
とらのあなで委託してました

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