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『プリパラ』ドレッシングパフェに見るライバルキャラの魅せ方について

AGP愛宕。収納する場所も飾る場所もないので買うつもりはないのだが、それでもサンプル画像を見てしまうのは、このフィギュアのパーツの分割の仕方が面白いからだと思う。例えば胴体の分割を見ていくと、サンプル画像を見る限りでは胸の下で分割されている。しかし正面から見据えてみると、愛宕の特徴的なその豊満な胸のお陰で、分割した時に出来る分割線は目立たないようなところに出ているし、腰回りに備え付けられた装備が大型なので、フル装備展示する事を前提にしているのなら分割線が目立ちにくい設計をしていると思う。この辺は大和も上手いのだが、大和の場合はおっぱいの下ではなくて、装備の下で分割しているので角度で関節が出てしまうのが残念だ。
手の取り付け位置もフリル付きの袖のお陰で目立ちにくいし膝関節の処理の仕方も見事だが、腰はこれ動かないんだろうなぁ。多分スカートと股関節部が別パーツで軸で接続しているので、足だけ角度をつけることは出来るだろうけど、流石にのけぞるとかは無理そうだよなぁ。この辺は可動フィギュア共通の悩みな気もするんだけど、見た目を考えると腰に関節仕込めないし、動かした時の面白さ重視なら見た目が犠牲になるし。
まあ高額商品だから見た目重視で組むのは分かるし、その出来栄えについては異論を挟む余地がないのでいいんだが、個人的にこの愛宕は口を開いている表情パターンしかないので、口を閉じている表情を完全新規で作ったほうが遊べたかなーとは思う。
ところでSHFラブライブシリーズがまさかのスタダ衣装だった件について。
んー。その衣装だと九人揃わないので微妙だと思うんですけどー。



『プリパラ』十五話視聴完了。
十三話でらぁら、みれぃ、そふぃによるユニットであるソラミスマイルの結成が描かれて、十四話からは第二クールに突入し、ソラミスマイルのライバルとなるドレッシングパフェが鮮烈なるデビューを飾った。ソラミスマイルとドレッシングパフェ。二つのアイドルユニットが誕生したことにより、『プリパラ』はまた新たな面白さを生み出しつつある。
さて、東堂シオンと双子のドロシー・ウェスト、レオナウェストによって結成されたドレッシングパフェだが、このドレッシングパフェの、とりわけ東堂シオンというキャラクターの魅せ方はとても興味深いものだった。
「アイドル経験は全くない」という点ではらぁらとの共通点を持つ東堂シオンだが、その東堂シオンのキャラクターの立て方として面白いのは随所で「五年連続で世界囲碁チャンプに輝いた」という彼女の経歴を踏まえた「一つの世界で頂点を極めた強者」としてキャラクターを演出していることだろう。
東堂シオンはアイドルとしてのレッスンを全く積んでいないし、プリパラ経験もない存在だ。
だから歌も下手くそだし、ダンスも全く出来ない。しかし彼女は五年連続で囲碁チャンプになり、十年先は自分を超える存在は出てこない!と言い切るほど、「囲碁」という道を極めた存在である。
囲碁チャンプという「一つの道を極めた」だけの実力を持っているからこそ、自身が初めて挑戦するダンスや歌を囲碁に見立てることで彼女はアイドルとしての実力を発揮しているのだ。これだけでなく彼女のキャラクター立てを見ていくと「一つの道を極めた」ということを前提にした描写が目立つ。
例えば「ドロシーに対して色気がない」と言い放ったのも「一つの道を極めた」という実績があるからこそだろう。
「名将は名将を知る」という言葉があるように、優れた素質を持つ人間を見抜く事ができるのは優れた素質を持つものだけだろう。逆に言えば優れた素質を持つ人間は、優れてない人間を見ることも出来るということでもある。
だから囲碁と色気とは全く別の道だが、囲碁という道を極めた東堂シオンはその実力については何となく察することが出来る。少なくとも「色気」という道において、ドロシーが未熟であることも彼女は「囲碁を極めた」という達人だからこそ理解できたのだろう。だが、ドロシーが色気という道で未熟だと分かっていても、シオンがチームを組む事を了承したのは彼女達がアイドルとしての実力を確かに持っている事を認めたからこそチームを組んだのではないだろうか。
色気という道では未熟でも、ドロシーはみれぃが認めてチームを組めるほど、アイドルという世界の道では実力のある存在だ。そしてその妹に当たるレオナもまたドロシーに見劣りしないほどアイドルとしての実力を兼ね揃えた存在であることは推察できる。
東堂シオンは一つの道を極めた達人だ。
だからこそ、ドロシーやレオナのアイドルとしての実力を、「アイドルとしては実力のある存在」として認めてチームを組んだのだろう。そしてそこからは東堂シオンのウェストの双子に対する評価の高さが窺い知ることが出来るし、シオンのキャラクターも十全と伝わってくる。「チームを組む」ということは事前情報で分かっているとはいえ、「チームメイトの実力を高く評価しているからこそチームを組む」というのはドレッシングパフェの面白いところの一つだ。
そしてソラミスマイルをライバル視するのも同じだろう。
ソラミスマイルが東堂シオンから見ても素晴らしい存在だからこそ、彼女はアイドルという道を極める上での障害として強く認識して越えようとするのだ。
みれぃとの因縁も確かにあるのだろうが、彼女は達人としての洞察力からソラミスマイルを超えるべき強者として認識しているからこそ彼女達と対立するのだが、しかし十五話では「超えられる」と思っていたものの、存外にソラミスマイルが強者だということを思い知り、認識を改めたように描かれている。その証拠がトモチケの交換だろう。
初めてプリパラにやってきたシオンはらぁら達とはトモチケ交換をしなかった。これはソラミスマイルを「超えるべき壁」としてしか見ていなかったからこそ、交換しなかったのだろう。
しかし「超えられる」と思っていたのに、オーディションの結果としては引き分けに終わってしまった。そのことでソラミスマイルを正式にライバルとして認めたからこそ、トモチケを交換した。
らぁらがその交換の仕方を「挑戦状」と比喩したのは、シオンが正式にライバルとして認めたからこそ「いずれどちらが上かをはっきりさせる」という彼女の勝負師魂に火がついたことを感じ取ったからだろう。
そんなドレッシングパフェの登場はプリパラをもっともっと熱くさせるはずだ。

余談だがソラミスマイルとドレッシングパフェは描き方という点でもかなり別物だろう。
仲良し三人組という側面が強いソラミスマイルに対して、ドレッシングパフェは全く異なる個性同士を衝突させ、競い合わせることでそれぞれの実力をより高く発揮することが出来るユニットのようだ。
クマの「もの凄い微妙なバランスだけど、とても高いレベルで成り立っている」というドレッシングパフェ評からもその事は分かるし、彼女達のレッスン風景を見てもソラミスマイルのように和気あいあいと楽しくしているのではなく、互いが互いを意識しあっているように描写されている。
ソラミスマイルとドレッシングパフェは「プリパラに登場した新星」という点では共通しているのに、両者の描写を描き分けることで比較した時に両方の魅力が感じられるのだが、この辺りは匙加減次第で悪い印象しか残らないのに絶妙な匙加減で成立させている。
その魅力があるからこそ、両者が同じステージに立った時に面白さが生まれているのだ。

ソラミスマイルとドレッシングパフェ。
二つのアイドルユニットの誕生がプリパラの世界にどのような変化を及ぼすのだろうか。続きが気になるところだ。


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