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『少年ハリウッド』ゴッドとシーマ、少年ハリウッドが選ぶ永遠の輝きについて

『艦隊これくしょん』最終話。「苦労してんなぁ」の一言に尽きる。
さてアーケードゲームの『アイカツ!』が2015シリーズ第四弾から大型アップデートされたのでプレイしてきたぜ! 最近『プリパラ』ぐらいしかやってなかったので学生証を探すのに苦労したもののマイキャラはコンバートできてたので問題なくプレイ出来たのだが、今回の大型アップデートはなかなか攻めているという印象だ。
新キャラや新曲なども目新しいがまずストーリーモードの実装は『アイカツ!』にとって挑戦的な内容であると思う。というのも、『アイカツ!』のゲームシステム的にはマイキャラとアニメキャラに差は作られていないが、楽曲やコーデはアニメキャラの背景にある物語やキャラクター性がある程度反映されている関係でアニメキャラと比べるとマイキャラは少しキャラが薄い側面があった。しかし今回からはマイキャラを主人公としたストーリーモードが追加された事でマイキャラ周りの物語要素が強化され、アニメキャラと同格かそれ以上の存在感を持たされている。これによって今まで以上に「マイキャラの歩んでいるアイドル活動」という感覚は強くなり、ゲーム自体の印象も大きく変わっているように思うのだ。
根幹のゲームシステムはそのままにここまで大きく変化をつけてきた背景には『プリパラ』の躍進が大きいのではないだろうか。
『プリティーリズム』を研究して『アイカツ!』が生まれたように、『アイカツ!』を研究して『プリパラ』が生まれている。
後続となる作品は先行した作品を研究した上で改良を加えてくるわけで、例え先行していてもドンドン改良していかなければ後続作品に追い抜かされていく。ましてやそれが子供向けであれば分かりやすい反応として返ってくるわけで、後続作品にいい部分があるなら積極的に取り込んで進化させていく必要があると思う。
2015シリーズが始まった直後の『アイカツ!』は通信インフラの強化程度に留まっていて、『プリパラ』と比べると見劣りする部分がなくもなかったが、半年間徹底して後続作品の研究に勤しんで『アイカツ!』の中に組み込んだ結果が今回のアップデートだと考えるとなかなか凄い進化をさせてきたな!と思うところである。
今後も頑張ってプレイするかどうかはまた別の話だが、まあ良く出来ているので、たまにプレイしたいぐらいにはモチベも上がっていたり。でも『プリパラ』のアップデートも熱いからな……。この辺は辛いところがあるぜ……。
何にしても女児向けアーケードゲーム界隈は今一番熱い戦場の一つではないかと思います。コナミの『オトカドール』も稼働開始したしな! 近所の店に見当たらない上に、ゲームセンターにしか設置されてないので「面倒くさいなぁ」とか思ってるけど。



リアリスティックなアイドルを取り巻く環境描写とアイドルの輝きを永遠にする方法を模索していくアイドル達を描いている『少年ハリウッド』。クリスマスライブで完結した第一期シリーズからの時間経過を踏まえて、そこそこ売れ始めたところからスタートを切った第二期シリーズだが、一期シリーズの「一話丸々演劇」や「一話丸々音楽番組」に続いて二期シリーズでは「一話ほぼ丸々ドラマ回」が制作され、「少年ハリウッドと言うアイドルユニットが今ここに確かにいた」ということを意識させてくれたが、そんな『少年ハリウッド』二期シリーズもいよいよクライマックスを迎えようとしている。
初代少年ハリウッドの最年少だった早水海馬(シーマ)。少年ハリウッド解散後に制作会社を立ち上げ、大成した彼の来訪により二代目少年ハリウッドの五人は今、「少年ハリウッドを永遠にする方法」という点で非常に難しい立ち位置に立たされている。
というのもシャチョウであるゴッドとシーマ。「少年ハリウッドとその輝きを永遠にしたい」という点で見ている方向は同じでも、そのやり方は全く別のものだからだ。
シーマの少年ハリウッドにする方法は非常にシンプルなもので、「方向性を見失ったまま続けるよりも人気があるうちに解散してしまう方がいい」という初代少年ハリウッドの解散した理由をそのまま尊重する方法だ。
「二代目を否定する事で初代少年ハリウッドを永遠にする」。
その方法は確かに少年ハリウッドを永遠にする方法の一つだろう。
初代少年ハリウッドはシャチョウが事故死した事で自分達が足を踏み出す方向を見失い、自分達の少年ハリウッドを永遠にするために人気絶頂のうちに解散した。
人気が無くなる前に解散したからこそ初代少年ハリウッドの輝きはそれを見届けた人々の心に鮮烈に焼き付いている。だから二代目少年ハリウッドの存在が知られるようになった時に心ない言葉を投げつけるアンチ達が現れてくる。それは初代少年ハリウッドが本当の意味で永遠になっていたからこそ起きてしまう拒絶反応だといえるだろう。
初代が本当に永遠になっているからこそ、その永遠を終わらせようとする二代目の登場を許せない。
そう思うかつてのファン達の行動は間違っているとはいえない。それだけ多くの人が今でも初代少年ハリウッドを愛してくれているということでもあるのだから。
だからシーマの「二代目少年ハリウッドを認めない」と言う考えそのものは間違ってはいない。むしろ正道であるとも言えるだろう。「少年ハリウッドを永遠にするためなら、少年ハリウッドの後継者を生み出さなければいい」。そのことにより「少年ハリウッド」は唯一無二の存在となれる。他に代えがきかない存在になるのだから、その方法は少年ハリウッドを確かに永遠にするだろう。
二代目が登場する前のように。少年ハリウッドは人々の記憶の中で永遠になるのだ。
そんなシーマのやり方に対するゴッドの案はどうだろうか。
ハリウッド東京を去った後、ノエルジャパンエージェンシー代表取締役として戻ってきたゴッドは、五人のどこにでもいるような少年達に自身のアイドル哲学を叩き込み、多くのファン達から愛される「二代目少年ハリウッド」という存在を作り上げた。しかしその後は?というと、ゴッドは少年ハリウッド達の輝きをより強め、より意味のある輝きにするという方法のみで、その先については未だに描かれておらず、二十三話を最後にゴッドはハリウッド東京から姿を消してしまっている。
しかし本当にゴッドは何も考えていないのか?と言うと、そうではないといえるだろう。
なぜなら初代少年ハリウッドに解散を提案したのはゴッドなのだから。
ゴッドは元々アイドルになりたかった人間だ。その夢を捨てきれずにあがき続け、どうにかしてアイドルという存在になることが出来た。ハリウッド東京と少年ハリウッドで、彼はようやくアイドルになることが出来た。
そんな人間が自分の手でアイドルである柊剛人と少年ハリウッドを終わらせるというのは、彼が「アイドルであるために必要なこと」だったのだろう。少年ハリウッドに舞い降りた神、柊剛人として仲間達と永遠になるために、ゴッドは少年ハリウッドを終わらせたのだ。
そんな彼がハリウッド東京に戻ってきた事。そして二代目少年ハリウッドを作ろうと思ったこと。
それは彼が少年ハリウッドを誰よりも大切にしているからこそ、あの時できなかった方法で永遠にするためだろう。
そしてそのために必要なのは何か。おそらく最終話ではそれが描かれるはずだが、初代少年ハリウッドが解散に至った理由と二十四話で二代目達が起こした行動を見ればおぼろげながら見えてくるだろう。
初代少年ハリウッドが解散したのは、自分達が向かう場所を見失ったからだ。シャチョウの死により、彼らは向かう場所を見失った。だから行き先の分からない場所で足掻き続けるのではなく、彼らは人気がある中で終わらせた。
二十四話ではゴッドはハリウッド東京を去り、新たにシャチョウに就任したシーマに戸惑う五人が描かれ、最終的にハリウッド東京に五人だけで立てこもったのだが、ここで面白いのは初代と二代目とではシャチョウがいなくなった後の行動が少し違うのだ。どちらも唐突にいなくなったはずなのに、二代目は自分達で歩く道を模索しようとしている。
ここにゴッドの考えがあるように思うのだ。
自分達が足を止めてしまったシャチョウの離脱に、二代目達はめげずにあがき続けて闇の中で自分達の光を見つけ出したのにも、きっと意味がある。ゴッドにとっても、少年ハリウッド達にとっても、それはきっと意味のある輝きなのだ。

余談ではあるが、来週には一期、二期だけでなくラジオライブも含めた一挙放送が予定されている。
まだ見ていない人も。少年ハリウッド達が歩んだ軌跡と輝きを見続けてきた人達も。
少年ハリウッドが確かにここにいたことを証明するために一度視聴しておく事を勧めておく。

『少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 49-』全話一挙放送/『少年ハリウッド「永遠のファーストクリスマスイブ」ラジオライブ中継 in ハリウッド東京』/『少年ハリウッド -HOLLY STAGE FOR 50-』最終回放送直前第14話から第25話一挙配信決定!


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