Entries

『プリパラ』44話のレオナに見るドレッシングパフェの姿とあろま達登場による積み重ねの魅力について

シドニアの騎士。真ヒロインであるつむぎが登場したけれど、つむぎ=融合個体と衛人の違いを軌道だけで表しているのは凄すぎる。衛人の軌道は直線的な軌道であるのに対して、融合個体は曲線的な動きが心がけられており、その動きの違いは一目瞭然。つむぎのビジュアルとの組み合わさり具合も相成って、個性が非常に分かりやすく演出されているように思う。
またラブコメテイストについても一期シリーズ以上に丁寧なものを心がけられているのだが、何よりすごいのはつむぎのコミュニケーション用の端末だ。どう見ても触手なのに、あの触手の中に人間の表情のような柔らかさがある。その上、表情はかなり頻繁に代わるし、かなり細やかな感情表現まで行っている。このモデルに行き着くまでにどれだけの時間がかかるのだろうか。物凄く気になるところだ。
「弐瓶勉の世界観」というものをかなり上手に表現しているポリゴンピクチュアズ。この作品が終わった後でシドニアで培った技術を使って『バイオメガ』みたいな弐瓶勉作品にも挑戦してほしいのだが、最初にやるなら『ブラム学園!』だな。次は『BLAME』かな……。『バイオメガ』までは続けて欲しいところである。



7月で『プリパラ』も稼働開始から一年が経つ。7月12日に一周年を記念した「らぁらプリパラデビュー1周年記念イベント」の開催が決定されるなど、いよいよ近づく一周年に向けて大きく動き出している中で、アニメも第一クール目もそろそろ終盤戦に差し掛かることもあって、二年目の物語もまた大きく動き出している。
43話ではそらみスマイルが絆を再確認して再結成を果たしたが、続く44話はシオン達ドレッシングパフェにスポットを当て、三人が再びチームを結成するまでを描く。

そらみスマイルが再結成を果たし、ドリームシアターでの最初のライブを行った事を受けて焦るシオン達。そらみスマイルが再結成を果たしてしまったために標的をシオンとドロシーに絞ったあろま達の策略により、「裏切られた!」と思い込んだシオンとドロシーが衝突してしまう。再結成の前に空中分解しそうになるドレッシングパフェ。そんな中で、ドレッシングパフェの一人であるレオナが「一人でライブをする」と言い出して――というこの44話。注目すべきはやはりドレッシングパフェの三人目、レオナ・ウェストだろう。
そらみスマイルを「仲良し三人組」とするのなら、ドレッシングパフェは「シオンとドロシーという我の強い二人をレオナが上手く緩衝材となってまとめているユニット」と言えるだろう。我が強い二人が何とか同じユニットの中で頑張ってこられたのはレオナがいたからこそだ。
そういう意味ではあろまの「レオナは必要ない」と言う発言は正しくない。我が強い二人が「ドレッシングパフェ」として今日の人気を獲得することが出来たのは、レオナが間に入って調整していたからこそだ。あろまはドレッシングパフェと言うユニットの本質を掴めていない。だからあろまが軽視したレオナが彼女の計画を狂わせる。
シオンとドロシーの正面衝突によるドレッシングパフェ解散。その危機にレオナが動き出すのはおかしくはない。むしろとてもドレッシングパフェ「らしい展開」だ。またレオナのピンチでシオンとドロシーが心を一つにして和解する決着は「ドレッシングパフェ」というユニットを如実に表しているが、怪我を押してまでもライブをしようとするレオナの中にそれぞれの影を見ることで和解する決着の付け方は「この三人で活動してきた事の意味」を感じさせてくれる。
引っ込み思案で自分の意志を持とうとしないレオナはドレッシングパフェを結成し、シオンやドロシーと一緒に活動してきたことで皆を尊重できる自分の優しさに自信を持ち、大きく成長を遂げることが出来た。今のレオナがあるのはシオンとドロシー、二人の仲間と出会えたからこそなのだ。
そんなドレッシングパフェを結成出来たからこそ成長出来た存在だから、怪我を押してまでもライブを行おうとするレオナにはシオンとドロシーの二人の影が宿る。レオナの中に自分自身の悪い一面を垣間見たからこそ、シオンとドロシーは自分達がやってしまったことを反省することが出来たのだろう。
そして自身の過ちを認めた二人の「強い意思」と「誰にも負けない気持ち」という良い面が組み合わさることで、三人は「新生ドレッシングパフェ」として新たにスタートを切る事が出来る。再結成を果たした三人が「No D&D code」を歌うのは、この楽曲が「ドレッシングパフェ」として最初に歌った楽曲だからだろう。大喧嘩をした上で仲直りしたことでより絆を強くし、再結成を果たした三人が改めて歌う始まりの歌。この時、「No D&D code」はドレッシングパフェの三人にとって、「三人であることの意味」を教えてくれた楽曲になったのだ。

そんな44話ではあろまとみかんがらぁらと同じパプリカ学園小学部六年生であることが明らかになった。
らぁらやみれぃ達のように、プリパラアイドルの中には現実世界と違った姿へと変わる少女達の存在は珍しくないが、あろまやみかんが小学六年生というのなら、第一期シリーズで彼女達がいなかった理由にも納得がいく。
なぜなら第一期シリーズにおいて、パプリカ学園小学部の生徒達は大神田校長によって校則で「プリパラ禁止」になっていたからだ。
「プリパラ禁止だったから、あろまやみかんは登場できなかった」と考えると第一期シリーズにいなかった理由にも辻褄が合うし、校長がプリパラ禁止が撤回したからこそあろま達がプリパラへやってきたと考えると、大神田校長からプリパラを取り戻すためにらぁら達がやってきたことは「一般生徒達にとっても意味のあることだった」になる。
またドリームパレードを目指すアイドル達はらぁら達以外もいるのに、それでもあろまがらぁら達に固執するのも「大神田校長を突き動かした存在への憧憬」が根底にあるとするのなら、彼女がらぁらを仲間に入れたがるのも納得だ。
あろまが何のためにプリパラアイドルを始めてドリームパレードを目指すのかは分からないが、彼女にも何らかの理由があるはずだ。その目指す理由が明かされた時、彼女がらぁら達に固執する理由も分かるだろう。
「あろまげどんがなぜ生まれたのか」。
あろまとみかんが目指すドリームパレードの姿とプリパラアイドルへかける想い。その二つはらぁら達の目指すドリームパレードにも影響を与えていくはずだ。あろまげどんがらぁら達の目指すステージに与える影響を楽しみにしつつ、彼女達の登場によって変わり始めるパプリカ学園も楽しみにしていきたい。

『プリパラ』第一期シリーズでは大神田校長は「プリパラ禁止」を校則に掲げていた事もあって、「皆に隠れてアイドル活動をしている」という「こっそりやる遊び」というテイストがあったが、第二期シリーズでは大神田校長が「プリパラ禁止」を撤回し、むしろ推奨する側へと転じたことでより広く多様な世界でアイドル活動を続けていくテイストへと変化している。
そんな中で新たに登場した天使と悪魔の二人のアイドルは強烈であるがゆえに、新たな世界の広がりを感じさせると共に従来の存在と接触したことによって生ずる化学反応は今までになかった新たな面白さを生みだしている。
来週からはプリパラ内だけでなくプリパラの外にも進出することで、彼女達はらぁら達の日常生活をも大きく変えていくだろう。
そらみスマイルとドレッシングパフェ。二つのユニットが再結成を果たした今、あろまとみかんが引き起こす化学反応が『プリパラ』と言う作品をどう変化させていくのだろうか。
45話で見せるだろうその変化の片鱗を見届けたい。

 

スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://ilya0320.blog14.fc2.com/tb.php/2140-405fc5f8

0件のトラックバック

2件のコメント

[C1606]

>>今の彼女があるのはシオンとドロシー、二人の仲間と出会えたからこそなのだ。
>今の彼女
うんうん…うn?

[C1607] Re: タイトルなし

「とりあえず彼女って書いておいて後で修正かけるかー」というつもりで書き出すと、修正漏れが発生してこうなるわけですね。ここから学べる経験は「ちゃんとチェックをしましょう」ということなんですが、まあそれはともかく。
ご指摘ありがとうございました。ただいま修正しました。
  • 2015-05-15
  • 水音
  • URL
  • 編集

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

魔界戦線


■DREAM WING(C87新刊)


■プリズムアライブ(C86新刊)
44829979_m.jpg
とらのあなで委託中

■スイッチオン!(C85新刊)
アイカツ3
とらのあなで委託してました

■RUNWAY
表紙
とらのあなで委託してました

プロフィール

  • Author:水音
  • tumblrの方が積極的に更新してるマン。
    面倒くさがりなので、Twitterのほうが捕まります。

    魔界戦線



    連絡先  :mizune.moon.sounds@gmail.com
    @を半角にして下さい

カウンター