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『アイカツ!』スキップスに見る出会いと積み重ねの新しい世界について

劇場版ラブライブ!の前売券の件について。抽選販売に漏れた段階で「当日に買いにいけないから諦めようそうしよう」という心持ちでいたのだが、当日午後に映画館に電話かけたら「在庫十分」とか言われたので思わず買いに行ってしまった。
話を聞く限りじゃ徹夜組程度ではびくともしない程度の数は出ているようで、場所によっては一種類だけ完売とかも発生しているらしいものの殆どの映画館では余るぐらいになっているんじゃないかなぁ。その分、ネット販売の数を減らしているので「抽選販売」と言う形を取らざるを得なかったのだろう。映画館を儲けさせるほうが先だから仕方ないね。
しかし「徹夜組程度ではびくともしないほどの数を出荷している」というのなら、今回のやり方は悪手にもほどがあったんじゃないかなぁ。多くの人が欲しくなるようなものなのに「上映予定の映画館でしか入手できない」ってのは、どうやっても批判が上がるだろう。「徹夜は禁止」といくら公式が叫んだとしても数が限られているもの以上、「徹夜しないと手に入らない」と考える人が出るのも当然の話しで、案の定前日の夜には徹夜組が出ているしで、映画館の迷惑とか何にも考えてないとしか思えない。徹夜組を擁護する気はさらさらないが、「徹夜禁止」のようなモラルをユーザーに求めるのなら、公式もユーザーがモラルを気持ちよく守れるようなやり方をして欲しいし、今回のような徹夜組程度ではビクつかないだけの量を出すつもりだったのならなおさらそうだ。
いずれにしても「飢餓感を煽る事で数を伸ばす」という商法について俺は疑問符しかつけられないなぁ。
「BD全巻購入特典」なんかも仕掛ける側の理屈は理解できるけど、一ユーザーとしては「ベストアルバムで収録する」など「後から入手できる手段を用意しているか」というのは大事だと思う。「飢餓感を煽るだけ煽って、入手できなかった人は放置」って、ヘビーなユーザー以外ついてこないからなぁ。もうちょっとライトユーザーにも配慮していいんじゃないかなぁ。
毎回CDは買わないけど、ベストアルバムになったら買う!みたいな層もいるんだからさぁ。



『アイカツ!』に登場する全てのアイドル達の中から八人のアイドルを選抜して、選抜チーム「アイカツ8」を結成するための人気投票が5月28日から開催される。昨年に引き続いての開催となる人気投票だが、今年はアニメ放送中にテレビからも投票できるなど昨年以上に気合の入っており、結果発表まで目が離せない企画となっている。
さて、ユニット編に突入した『アイカツ!』からは現在ダンシングディーヴァと情熱!ハラペーニョという二つのユニットが誕生している。ダンシングディーヴァは歌が得意な氷上スミレとダンスを得意とする黒沢凛のユニットだけあって、その圧倒的なライブパフォーマンスでファンを魅了し、幼馴染である紅林珠璃と新条ひなきの情熱!ハラペーニョは、お互いをよく理解しているからこその阿吽の呼吸で楽しませてくれる。
ダンシングディーヴァと情熱!ハラペーニョ。
どちらのユニットも二人の個性を引き出しあい一人で歌っていた時以上の魅力を輝かせているが、メインキャラクターの中でまだユニットを組んでいないのが天羽まどかと大空あかりだ。二人とも友人が先にユニットを組んだ事もあって、ユニットへの憧憬は人一倍持っているものの、ユニットを組むパートナーに出会えていなかった二人だが、第134話ではそんな二人がユニットを組んでデビューする姿が描かれる。

この第134話で注目なのは大空あかりの素敵さの理由、そして新しい世界の予感だろう。
ユニットを組む事になったものの大空あかりをよく知らないまどかは、彼女を知るために仕事を見学させてもらう中でその凄さを痛感させられる。朝早くに起きて天気予報の打ち合わせに参加し、スタッフから突然渡された告知の話も丁寧にこなし、それを見てくれているファンの一人一人に大事に向き合う。それを頑張っている素振りを見せること無く、自然体でこなすあかりの姿を見せられ、まどかは「なぜ私と組んでくれたのだろう」と考えこんでしまう。
しかし本人が言うように、あかりは最初からここまでの事ができるようになったわけではない。
むしろ逆だ。最初は何も出来なかったという方が正しい。
スペシャルアピールも出来なかったし、最初の握手会が決まった時は何をしたらいいのかも分からなかった。
しかし彼女は仲間達や先輩達、ファンやスタッフ達との一つ一つの出会いをきっかけにして、少しづつ成長していった。
今の彼女があるのは「出会い」を大切にし、多くの人の期待に答えられるように努力していったからなのだ。
彼女が愛用しているドリーミークラウンやそんなドリーミークラウンのデザイナーを務める瀬名ツバサについてもそうで、元々はハロウィンライブの際に使用できるカード郡の中に、ドリーミークラウンのカードがあっただけだ。しかしそんなドリーミークラウンのカードとの出会いを大切にし、それを大切にしていた事が大空あかりを瀬名ツバサが認めるほどのアイドルへと成長させたのだ。
「出会いを大切にして、その出会いに感謝しながら一つづつ期待に答えるために努力する」ということが出来る人間だったからこそ、今大空あかりは「様々な年齢層に愛されるアイドル」として輝いている。そしてその「大切な出会い」は天羽まどかについても同じである。
二人は天羽まどかを担当する事になった先輩が、たまたま大空あかりのルームメイトだったということから知り合った。言ってしまえば「偶然」だが、そんな偶然の出会いであっても、あかりにとっては大切な出会いだったのだろう。だからまどかの特訓にも協力的で、アイドルとして自信を持てていなかった彼女の悩みにも向き合えたのだ。
まどかの申し出をすぐに受け入れたのも、彼女が新人アイドルスーパーライブで出会わせてくれた新しい世界を大切にしていたからだろう。一つ一つの出会いが新しい世界へ繋がってあかりを成長させてきた。
まどかをパートナーにした事で出会えたユニット、スキップスはまどかだけでなく、あかりもより高みへと至らせてくれるだろう。

また「スキップス」と言うユニット名も面白い。楽しさを感じさせる「スキップ」に着想を得たユニット名だが、そのユニット名は大空あかりと天羽まどかがスキップスとして歩んでいく先で見つかる「新しい世界」がどういうものであるかを感じさせてくれる。
「新しい世界」と一言で言うのは簡単だが、その世界は様々なものがあるだろう。悲しい世界かもしれないし、暗い世界かもしれない。しかしそのスキップの楽しさを感じさせる「スキップス」と言うユニット名は、彼女達二人の見つける世界が「楽しいもの」であることを予感させてくれるものだ。
具体的にどういう世界なのかはわからない。しかし楽しいものであることを予感させる「スキップス」と言う名前は、二人の見つける新しい世界の予感であり象徴だ。思わずスキップしてしまうようなウキウキする気持ちで踏み出す、二人の世界はきっと二人の楽しさが溢れている世界になるはずだ。

『アイカツ!』のライブパートの特徴の一つであるアイドルオーラはアイドル達の個性を表すが、ユニットでは出現のタイミングも含めてユニットの個性が強く現れている。
ダンシングディーヴァのはBメロでユニットオーラが出現し、情熱!ハラペーニョはBメロ途中からユニットオーラが出現する。それに対してスキップスのアイドルオーラはAメロのあかりパートからあかり、Bメロからまどかが加わり、サビ直前で一度消失した後、サビ突入と同時にユニットオーラになっており、スキップスが二人の個性が融け合ったユニットであることを際立たせている。
こうした細やかな演出にすることで、一話前のまどかソロで使われた「ハローニューワールド」とはまた違った印象を受ける映像に仕上がっているのだ。

ついにメインキャラクター達が全員ユニットを結成し、パートナーと共に別々の道を歩き始めた。パートナーと仲間は似ているようで違う中、三組のユニットが歩む先に何が待ち受けているのだろうか。ユニット編も一段落ついたが、次回から登場する交換留学生として神戸からやってくる栗栖ここねを巻き込む事で、『アイカツ!』はまた変わっていくのかもしれない。


  







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