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『プリパラ』55話に見る自然体のふわりと虚飾を望むひびきについて

『プリパラ』のアップデート日だったのでプレイしたところ、開始一時間でパルプススカイカントリーコーデ一式とチロリアンフルールコーデ一式を回収できてしまったので、俺のプリパラ 2015 3rdライブは稼働開始初日で閉幕しました。これからはドリームシアターライブをこなしながら、手に入れたコーデのレベル上げをしていきたいと思います。
真面目な話をすると今回のアップデートで一番大きなところは「プリズムストーン交換所の撤廃とコーデの育成機能の強化」だと思うのです。前者は既存ユーザーのプリティーリズムからの移行を手助けする機能で、稼働開始直後のコーデの少なさをカバーしていたんだけど、稼働開始から一年経って、さすがにもう多くのユーザーは移行し終わっているだろうから妥当なところでしょう。まあ寂しいのは否定しないが。俺も寂しいんだよ!
後者だけど、今までのプリパラはゲームで使用したコーデしか育成できなかった。そのためコーデを育成しようと思うと弱くてもそのコーデを使う必要があったんだけど、今回からはプリズムストーンショップ画面でマイチケを読みこませることでゲームで使用していないコーデを選択することができるようになった。これは地味ながらも大きいことだし、コーデの育成しやすい環境になったことはいいことだと思う。なにより最大まで育成しきったものを持っていた場合、プリズムストーンショップではアイテムを買うしか出来なかっただけに、これで無駄なものが減ると思うとかなりいい調整なのではないかな。
あとは本日から配信開始されたスマホアプリである「プリチケメーカー」で制作したプリチケを印刷する機能が追加。これはトップメニューから選択できるようになったし、地味なところではタイトル画面がココフラワー色に変更されていたりする。いいんじゃねぇかな、今月も。
全体的には既に完成しているものの調整と新規要素との折り合いにシフトしていると思うけど、まーしかしよく出来たゲームよね。楽しいし。
しかし自分のプリチケを見ていると2015シリーズで入手に手間取ったのがスイートアンジュホワイティーコーデぐらいしかないというのも大概問題な気がするんだよな……。チーキーリトルサキュバスコーデも一週間で全部回収したし……。パルプすスカイカントリーコーデに至っては一時間だぜ……。



ドリームパレードの先頭に立つドリームチームを決めるための大会の一つ、サマードリームアイドルグランプリの開催も間近に迫り、テンションも緊張感も高まりつつある『プリパラ』。50話から本格的に物語に登場した緑風ふわりもようやく専用のブランドが完成し、ココフラワーのヨーロピアンな衣装に身を包んだふわりは52話でついにアイドルデビュー。今までのプリパラになかったナチュラルな魅力でファンの声援を集めた。一方、そんなふわりのナチュラルな魅力をあまり好意的に受け止めていないのが彼女をプリンセス特待生としてスカウトした紫京院ひびき。プリンスである自身と並び立つ存在であるプリンセスにふわりを育て上げようとしており、ナチュラルな魅力溢れるメイキングドラマや歌で彩られた彼女のライブを見て、「セレブゴージャス」なメイキングドラマをプレゼントするなど様々な意味で「アヤシイ」人物である。ふわりはそんなプリンスの期待に答えるために大神田グロリアのプリンセスレッスンにも積極的に参加して頑張っているのだが……。
そんなふわりとひびきの関係とひびきの求める「理想のプリンセス」と本来のふわりとのギャップについて掘り下げたのが55話「プリンスとヤギとデートと私」だ。
ひびきから贈られたメイキングドラマを完璧にしようと努力するものの心の何処かで感じた違和感に苦悩するふわりを描いたこの55話ではAパートとBパートで大きく異なった装いにすることで「ふわりの個性、魅力」というものを強く感じさせる一話となっている。
Aパートではふわりのひびきからプレゼントされたメイキングドラマを完璧にするためにセレブゴージャスなイメージと「全てのアイドル達の頂点に立つ」という意識を抱こうと努力する姿が描かれており、そのセレブゴージャスなイメージに違和感を覚えながらもプリンスの望むプリンセスの姿を求めるふわりの健気さが印象に残る。ダメ押しと言わんばかりにプリンス・ひびきが案内する頂点の世界はふわりに送ったメイキングドラマの世界そのもの。ひびきの案内でそうした世界に触れたふわりはひびきからの期待と求める姿を理解し、その理想の姿になるためにより一層努力することを決意する。
BパートではAパートの流れを受けて、大神田校長が止めるにも関わらずひびきから貰ったヒールの高いシューズをずっと着用してレッスンに励むなど、「ひびきの求めるプリンセスの姿」に近づくようにより一層の努力を積み重ねるふわりの姿が描かれているのだが、ここで面白いのはふわりがひびきの求めるプリンセスへなるために努力を積み重ねていけばいくほど、彼の求める姿と自分がかけ離れていく事に気づいてしまう事だ。
そもそもである。ふわりはパラ宿にやってきてからというもの、この生活に微妙に馴染みきれていない描写が続いていた。未だに寝る場所はベッドではなく床に雑魚寝だし、朝は日課としてヤギの乳搾りをしている。プリパラの中でもカフェで喋っている姿よりもより印象深く描かれているのはプリパラ内にある森で動物たちと一緒に遊んでいる姿だったりする。これらの描写から考えると「緑風ふわり」という少女の本来の姿は「自然の中にあるもの」であって、「セレブゴージャス」と言うイメージから程遠いものなのだ。だからこの55話でもセレブゴージャスなイメージに近づくためのプリンセスレッスンの後にはヤギに跨って去っていく描写がある。この描写は大神田校長のツッコミも相成ってコミカルなものとして描かれているが、そのヤギに跨る姿に異論を挟ませない雰囲気で彼女の魅力としては「セレブゴージャス」よりも「自然(=ナチュラル)」の方がより親しい事を印象づけている。
だからふわりは「セレブゴージャスなプリンセス」になろうとすればするほど、本来の自分が持つナチュラルな魅力に気づいてしまって「どうしたらいいの?」と苦悩してしまうのである。本来の自分とは全く異なる姿になろうとしているからこそ、辛くなってしまうのだ。
そんなふわりの苦悩を印象づけているかららぁら達と一緒に遊ぶ事で、ふわりが「自分らしさ」を取り戻していく過程が面白い。
徐々に普通に遊んでいくことでふわりは故郷であるパルプスにいた頃の気持ちを取り戻していく。そのことが分かるのがひびきから貰ったシューズの扱いだ。
あれほどひびきの期待に答えるためにシューズを履き続けていたふわりだが、らぁら達と鬼ごっこをする中で彼女はそのシューズを脱いでパルプスにいた時のように素足で駆け出していく。この時、ヤギとともに走るふわりにパルプスの光景が重ねられているのは彼女がパルプスにいた時のような「ふわりらしさ」を取り戻したという意味なのだろう。
だから彼女はパルプスの少女としての気持ちを込めてステージに立ち、ひびきが送ってくれたメイキングドラマではなく彼女自身の気持ちが現れたメイキングドラマで歌うのだ。彼女の友達であるヤギと共に。
Aパートで「ひびきの求める姿」を、Bパートで「ふわりらしさとは?」を描き、対比させるような描き方をしている事でふわりのナチュラルな魅力は際立ったものとなっている。ヤギと共に自分らしく一歩を踏み出した緑風ふわりの姿はとても魅力的だ。それは自然体の美しさなのだ。

ふわりの踏み出したプリンセスへの一歩はひびきの求めるプリンセスへの一歩とはまた違うのだろう。
だからひびきはセレブリティ4のような刺客を送り込んでまでふわりに自分の求めるプリンセスの姿を押し付けようとする。
しかしそれでは少女達は輝かない。その事は贈られたメイキングドラマに苦しむふわりの姿を見れば明白だ。
はたしてひびきはどうなっていくのか。そしてふわりは誰とドリームチームを結成するのか。
サマードリームアイドルグランプリを楽しみにしたいところである。





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