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『プリパラ』作品にもたらされる負の感情と愛による肯定について

FEifをプレイ中なのにスパロボBXが発売してしまった。辛い。何が辛いって松岡禎丞だ。今回のスパロボの主人公は松岡禎丞が演じているのだが、そのキャラクター造詣がもう松岡禎丞が演じるために生み出されたとしか思えないのだ。「普通の少年」「記憶喪失の女の子を拾って共同生活」「その女の子がきっかけでロボットに乗ることになる」と言った具合だ。これはもう松岡禎丞だ。松岡禎丞を想定して作ったとしか思えない。彼は確かにいい役者だし、絶対に今の自分に満足せずに上を目指して切磋琢磨する姿は素晴らしいと思う。『SAO』一期シリーズのキリトは特別上手とも思えなかったが、『SAO』二期シリーズにおけるキリトは目を見張るものがあった。ロボットアニメでは『バディコンプレックス』では主演だったし、スパロボに出るのは時間の問題だと思っていたが、まさか「出演作品がスパロボに参戦」よりも先に主人公での出演になるとは……。しかも松岡君としか思えないキャラクターで! コレはもうやるしかないだろう。松岡君、最近の男性声優では滅茶苦茶好きだしな!
そういう理由もあってスパロボBXを早くやりたいのである。ガンダムAGEも出てるし。でもなぁ、FEifも友人が勧めてきたからなぁ。早くクリアしてやり始める方向で調整していくかなぁ。



シリーズ初となるシアターライブアニメ『とびだすプリパラ み~んなでめざせ!アイドル☆グランプリ』が10月24日に上映開始となる『プリパラ』。2016年2月には驚きのミュージカル化も決定。9月からはファンクラブも開設と、「お祭り」と呼ぶに相応しい展開が次々と発表され、一年目以上に熱く、二年目ならではの攻めの展開で大きな盛り上がりを見せている。
一方、アニメではパルプスからやってきた少女、緑風ふわりを巡る中編――ふわり編が57話で遂に決着。紫京院ひびきにプリンセスとしての資質を見出されてパラ宿へとやってきたふわりが、ひびきの求める「セレブゴージャスなプリンセス」と等身大の「パルプスの少女」の間で揺れ動き、「パルプスの少女」として生きていく事を選ぶ一連の流れは『プリパラ』の二年目を象徴する名シーンの一つだろう。またふわりが「パルプスの少女」という選択をした結果を受けて紫京院ひびきも怪盗ジーニアスとして本格的に活動開始。ドリームパレードとプリパラを巡る物語も次第に熱を帯びていく。
そんな最中、58話ではユニコンと共にプリパリへと移住していたファルルが再登場。夏休みなので帰郷と言う形での登場で、らぁら達だけでなくファンにとっても嬉しい展開だ。ファルルと同じように持ち主のいないプリチケから生まれた大勢のミニファルル達の引き起こす騒動はドタバタコメディで楽しく、そしてファルルのプリパリに旅立った後の変化を感じさせてくれる。『プリパラ』らしい良い一話だったが、さてそんな58話の中でちょっと面白いのはガァルルの存在だ。
姿形こそミニファルル達と似ているものの凶暴な性格をしているガァルル。このガァルルが面白いのはミニファルル達とは異なる「負の感情」から誕生した存在だからだ。
そもそもファルルやミニファルル達ボーカルドールは「アイドルになりたい」「理想の自分になりたい」という女の子達の思いがプリチケの形をとった「持ち主のいないプリチケ」から生まれた存在である。様々な女の子達の願いの集合体だからこそ、ファルルはあらゆるアイドル達の真似が出来るのだろう。「理想的なアイドル」として、あらゆる理想になれるように最初からそうデザインされた存在。それがファルル達ボーカルドールなのである。
しかしガァルルだけは違う。彼女はなりたい自分になろうと努力したものの、なりたい自分になれなかった者達の「心のモヤモヤ」、つまり「絶望」や「嘆き」といった負の感情から生まれた存在なのである。そんなガァルルの存在がなぜ面白いのか。
それはガァルルが象徴するような「負の要素」を持ったキャラクターは今まで『プリパラ』に存在していなかったからだ。
らぁら達のようなメインキャラクターの物語においてもちゃん子や栃乙女ラブといったサブキャラクター達の物語においても、「努力しても叶えられなかった」という負の要素については基本的には描いてこなかった。一年目中盤までらぁら達が乗り越えなければならない「障害」として君臨していた大神田グロリアもボタンのかけ間違い的なすれ違いの結果としてプリパラを憎むようになってしまっただけで、根の部分では善人かつ生徒想いの良い大人キャラであった。つまり『プリパラ』は基本的に「なりたい自分になる」というテーマにおける負の側面をあまり表に出さない作品だったのだ。少なくともガァルルが登場するまでは。
ガァルルは「なりたい自分になれなかった者達の負の感情」をルーツに持つ存在だ。
女の子達のなりたい自分になった者達への嫉妬や憎悪、嘆きに絶望といった感情を持つ彼女は、『プリパラ』がこれまで紡いできた物語に一石を投じる存在である。なぜならガァルルを構成する感情はらぁら達が歩む未来の中で抱くかもしれない感情の一つなのだから。
またそんなガァルルの物語上での扱い方は「「なりたい自分になる」というテーマへスタッフがどう向き合っているか」が垣間見える点でもある。軽く扱うのか。それとも重く扱うのか。この選択はどちらが正しいとも言えないし、かといってどちらを選んでも間違いというわけでもないだけに非常に難しいところだが、『プリパラ』が用意した解答は非常に魅力的かつ『プリパラ』らしいものだった。
ガァルルは確かに「負の感情」から生まれたものである。「なりたい自分になれなかった」という絶望や嘆きがガァルルを作り出した。しかしだからといって「誰からも愛されない」というわけではないし、「なりたい自分になれた人達」と「友達になれないわけではない」。むしろ逆だ。「友達になれる」し「それでも愛してくれる人はいる」のである。
ガァルルをガァルルとして愛するファルルやそふぃの愛によって、ガァルルの持つ憎しみや絶望と言った負の感情は癒やされていき、それに合わせてガァルルも変化していく。その変化の描写がコミカルな辺りもまた楽しく、『プリパラ』らしいところだ。
ガァルルに対して真摯な向き合い方を見せた『プリパラ』はきっとこの先もこうした負の感情に対して真剣に向き合っていくに違いない。当面はおそらく紫京院ひびきになるのだろう。怪盗ジーニアスとしてサマードリームパレードドレスを奪い取り、選ばれたものの世界であるセレパラを創りだそうとする彼は一体何を企んでいるのだろうか。そして彼の抱える心の闇とは?
ガァルルをこのタイミングで登場させただけにひびきの抱える闇は恐ろしく深いものだけは推察できるが、らぁら達はそんなひびきの心の闇にどう向き合っていくのか。
物語はドリームパレードへ向けて動き出して行く。らぁら達の活躍するステージとひびきの心の闇に注目していきたい。

  
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