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『アイカツ!』信じ続けるオリジナルスターと同じステージに立つ瞬間について

ソシャゲはそれなりに興味があるジャンルなので『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』にも手を出しているのだが、「ユーザーの最適環境は各々違うので、ゲーム側で可能な限り近づけられるようにする」というのが全体的に意識されていて好感が持てる作りだなぁ。
特に「とにかくプレイしてもらう」というために3Dモードと2Dモードの両方を用意したのはグッド。3Dモードだけにすると端末のスペックが足りなくてプレイできないユーザーも多く出てくるし、なにより3Dモデルにダンスさせる3Dモードだと背景に気を取られてしまうユーザーもいるだろうから、ここを任意選択式にしたのは正解だなぁ。アイコンをタッチするタイミングも調整できるし、かなりやりやすい措置が取られていると思う。3Dモデルも首から下は汎用モデルでモーションも同一でズレ無し。フォーメーションの変形も当然無しと省エネ設計だけど、汎用モデルということは衣装追加もされるかもだしいいんじゃないかな。
ルーム画面では自分ごのみのルームレイアウトにできて、その部屋の中にお気に入り設定したアイドル達を配置出来るのもよいね。効率重視にするか見栄え重視にするかで意見は分かれるだろうけど、運営に強制されているわけではないしそこは個人の自由である。お気に入りに設定すれば使ってないアイドルも出せる辺りはちょっと素晴らしすぎるのでは……。
ただリズムゲームの宿命か、リズムからちょっとずれてる譜面があるのはどうなんだろうな。「音を消せばいい」と言う人もいるんだろうけど、自分は音楽のリズムで譜面を覚える人なのでちょっとやりづらいかなぁ。
全体的にはよく出来ているし、なにより「出会い」をコミュで描いていたりするので、アニメから入った人はもちろんのこと『アイドルマスターシンデレラガールズ』と言う作品に興味がある人にはオススメ出来るタイトルではあるかな。
まあ自分は「紫京院ひびき」と言う名前にして「ひびき様、語尾さえなければ何でもいいんじゃ」と考えながらプレイしてますけど。こういうプレイもありだな!



魂ネイションズでのコレクションアイテム化が発表されるなど、従来の路線を維持しつつ放送開始当初から応援してきたファンへ向けたグッズ展開も動き出した『アイカツ!』。先日、コレクションアイテム企画の第一弾商品となる『アイカツ!』エンディング後の楽しみとしてお馴染みの「今週の格言」を記した「ラバーマスコット」の概要が発表されて大きな話題を集めた。
魂ネイションズのヒロインフィギュアブログで10月12日まで行われているアンケートには、可動フィギュアや衣装交換の出来るフィギュア(グッドスマイルカンパニーの『ねんどろいどこ~で』のようなもの?)と言った項目も含まれているため、ラバーマスコットだけでなくそれとは別の企画も既に動いていそうだが、果たしてどうなるのだろうか。四年目を迎える直前での大きな動きなだけに動向が気になるところだ。
そして三年目の最後を締めくくる一大イベント、大スターライト学園祭もついにクライマックスへと突入。
天羽まどか、紅林珠璃、黒沢凛の三人によるバニラチリペッパーに三年目にして初のオリジナルメンバーが揃ったぽわぽわプリリン、神崎美月がスターライト学園を抜けた事で解散されたと思われていたトライスターに加えてドリームアカデミーのゲストとして登場するなどこれまでの「集大成」のような展開が次々と行われている。これまで応援してきたファンにとっては「至福」の二文字がしっくりくるような展開が続いているが、そんな大スターライト学園祭の最後を締めくくるのはもちろん、大空あかり達ルミナスと星宮いちご達ソレイユだ。
151話「ステージの光」でついに描かれたソレイユとルミナスのステージの様子はとても素晴らしいもので、「『アイカツ!』の三年目」としても「あかり世代の一年目」としてもパーフェクトな幕引きだったのだが、この話で重要なのは「大空あかり達がついに星宮いちご達と同じステージへ立てる存在へと成長を遂げた」という事だろう。
星宮いちご達と比べると大空あかり達は凡人である。
星宮いちご達は自分が目指すゴールを自分達で見つける事ができるし、何か問題が起きたとしてもすぐに答えを見つけ出せる。オーディションで負けたとしても「次のために練習する」とすぐに思考を切り替えて前へと進むことが出来る。才能や身体能力ももちろん非凡ではあるが、それ以上に精神が凡人のそれではない。「一生懸命やってダメなら仕方がない。次の機会で成功するために頑張ろう」とする考え方は「大人びた」を通り越して達観である。そんな達観した考えを女子中高生が程度の差があるとはいえ備えているというのだから「化物」というしかないのだが、大空あかり達を見てみると物語が始まった当初の彼女達にはそうした考えは見受けられない。むしろ年齢相応の考えを持っているといえるだろう。氷上スミレは「オーディション」という椅子取りゲームの冷酷さに怯えていたし、芸歴の長さから他人の顔色を伺うことに慣れてしまっていた新条ひなきは自身の考えを述べる事に対して躊躇してしまう。紅林珠璃も親が偉大な役者であるがために自分を見てくれない状況に潰されそうになっていたし、天羽まどかは仕事に妥協しない祖母の姿を見ていたからこそ「簡単に頼めない」と自分から一歩を踏み出せずにいた。黒沢凛もサニー&ジョニーの復活をすぐに考えてしまうほど歳相応の少女である。
もちろん主人公である大空あかりもそうだ。どれだけ練習してもスペシャルアピールが出せない現実に苦しんで笑顔を忘れる事もあったし、三年目に突入してからもなかなか上手くいかない現実に直面してきた。
しかしそれでも大空あかりが今こうしてアイドルを続けていられるのは、「いつかは上手くいく」と自分を信じて努力を積み重ねてきたからだ。星宮いちごが自分に見出してくれたアイドルの可能性(=オリジナルスター)。その可能性が自分の中に眠っていて、いつか輝き出す事を信じ続け、努力を積み重ねる事で彼女は結果をつかみとってきた。そんな「信念」は共に歩む仲間達にも伝わっていく。
151話で描かれたのはそんな「自分の可能性を信じて頑張り続ける」という信念が実を結ぶ喜びだ。
自分に決して妥協せずに努力し続ける。なかなか上手くいかなくて、失敗続きで、前に進んでいるのかどうかも分からない。それでも「前に向かって進んでいる」と信じて、それでも努力し続ける。「自分の可能性を信じて努力し続ける」からこそ、大空あかり達はいちご達と同じステージに立つ事が出来る。いちご達にも負けないぐらいの事ができるのだ。努力し続ける事でルミナスはソレイユに比肩する存在になったのである。

またルミナスとソレイユが並び立つ存在になったということは物語だけでなく、演出面でも意識されているように思う。
その事がよく分かるのがアイドル達がアイカツシステムに飛び込む一連の流れの演出だ。
今までソレイユとルミナスは同パートにおいて異なる演出のされ方をしてきたが、この151話だけは違う。
ソレイユ、ルミナス共に「アイカツ!カードを「アイカツ!カードを一人づつセットしていく「全員の顔が同じ画面の中で並んでいるレイアウトでアイカツシステムの中に入る」「一人目→二人目→三人目の順に音が増えて音楽そのものの厚みが増していく」という演出となっているのだ。
これを「演出家の違い」と切って捨ててしまうことは簡単だろう。しかし「ルミナス結成直後は明確についていた実力差が、151の段階ではもう既になくなっている」という事を意味する演出なのだとすれば、これほどまでにユニークな演出はないのではないだろうか。

結果こそソレイユが勝利したものの、ルミナスは努力の果てに見事な結果をつかみとった。
この結果はこれから全国へと飛び出していこうとする彼女達の自信となり、そして目印になる輝きになるのだろう。
オリジナルスターを信じて歩き続ける彼女達のアイカツ!はまだまだこれからである。

 




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