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『プリパラ み~んなでめざせ!アイドル☆グランプリNo.1』3DSで開くプリパラアイドルへの扉とその楽しさについて

『マクロスΔ』。元々マクロスシリーズ自体が「時代ごとの流行りを敏感に拾いながら、「三角関係」「可変戦闘機」「異文化との接触」というシリーズの根幹にある三つのテーマを描いていく」と言う作品なので、今回の『マクロスΔ』で「女性アイドルユニット物」という要素を組み込んでくる事に関しては「いつものこと」の範疇なんじゃないだろうか。アイドルアニメ、流行ってるからね。
とはいえ、アイドルアニメ自体の最近の動きとしては「数打ち当たる」じゃなくて「しっかりと計画的に狙って打つ」という傾向が強くなっていて、楽曲も含めた本物志向が強くなっているように思う。そのため数そのものは去年よりも確実に減少していて、今年放送されたアイドルアニメの完全新作と言えるタイトルは『ミリオンドール』と『アイドルマスターシンデレラガールズ』ぐらい。他は大体二期だったりする。この辺りについては「準備期間」と見る事もできるし、「ネタ切れ」とも見ることが出来るだろう。来年まで意識すると錦織博が監督を努め、クラウドファンディングで展開していく『CHIKA☆CHIKA IDOL』とか新機軸な作品は出てるのでそこまで心配する必要もないと思うけども。ソシャゲ界隈ではアイドルネタのソシャゲがガンガン出てるしね。男性アイドル物が滅茶苦茶多いんだけども。
話を『マクロスΔ』に戻すと、個人的にはかなり好意的に見ている部分も多い。河森正治といえばマクロスやアクエリオンだけど、彼は『AKB0048』でリアルアイドルと一緒に仕事をした経験を持っているし、また「可変するロボット」「アイドルが乗り込んで戦う」という要素に関しては『AKB0048』で一度通ったところでもあり、その辺の経験値に関しては大きなアドバンテージになるはずだ。同じことを二度もやる監督じゃないしね。あえて『AKB0048』を彷彿とさせる設定を持ってきた辺り、色々な考えがあるはずだ。その辺りが明かされるだろう年末放送のほぼ一話、楽しみだなぁ。

しかしヒロイン役で抜擢された鈴木みのり、物凄いメインヒロイン声だな。びっくりした。



登録ユーザー数が200万人を突破し、24日に公開されたシリーズ初の3D映画も大盛況な『プリパラ』。前シリーズである『プリティーリズム』が稼働していた香港や台湾などでも、現地に合わせた形で稼働を開始しており、海外進出も順風満帆。『プリパラ』の繋ぐアイドル達の友達の輪は日本国内だけでなく海外へと広がりつつある。
そんな『プリパラ』の新作タイトルとして10月22日に発売された作品が『プリパラ み~んなでめざせ!アイドル☆グランプリNo.1』だ。
『プリパラ』では初となる3DS専用ソフトで、開発はアーケードゲーム同様シンソフィアが担当。アーケードゲームである『プリパラ』のエッセンスを余すこと無く表現することに成功している。

本作の面白い点は幾つかあるが、まず一つ目に「アーケードゲーム『プリパラ』の魅力をソロプレイ向けに特化する形で表現している」ということが上げられるだろう。
アーケードゲームではトモチケをスキャンする事で「友達のマイキャラと一緒にライブが出来る」という点が魅力の一つとなっており、だからこそユーザー同士がトモチケを交換する姿は『プリパラ』を象徴する風景足り得たのだが、本作ではあえてそのトモチケ機能をゲームからオミット。その代わりにソロプレイ向けに特化した調整を施すことによりマイキャラの姿をアーケードゲームと遜色ないレベルのグラフィックでマイキャラを描写する事に成功している。アーケードゲームで実装されているマイキャラパーツは全て収録されているため、本作で自身のマイキャラを制作することで自分が満足するまでマイキャラのライブを見続ける事が出来る!というのはマイキャラ勢にとって評価に値する点だろう。

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アイドルランクなどの育成要素もソロプレイに特化した事で分かりやすくなっている他、ランクアップに必要とされるいいね♪の数もソロプレイ向けということもあって減少。すぐに最高ランクである「えいえんのアイドル」までたどり着けるような調整がされており、早い段階で「幅広い選択肢の中からマイキャラを組み上げていく」という面白さを堪能することが出来る。こうして制作したマイキャラがライブパートで元気に歌い、踊るというのだから楽しくないわけがない。
演出面ではアーケードゲームから少し落ちている部分があるものの、凝った演出は健在であるため、アーケードゲームをプレイしていても楽しい作品に仕上げられている。

二つ目に「コーディネートの面白さ」が本作にはある。
アーケードゲームで使用できるアイテム達が数多く収録されている事も重要なのだが、個人的に面白いと思うのはマイサイリウムコーデのデザインだ。全部で四種類ほどある型紙の中から一種類選び、模様や色などを選択していくだけで自分だけのサイリウムコーデを制作することが出来るのだ。
このマイサイリウムコーデはメイキングドラマこそ設定したブランドに依存するものの、サイリウムチェンジした時の輝きは特殊仕様のものとして既存アイテムとの差別化が出来ており、名前通りの魅力と価値があるアイテムとなっている。
またマイサイリウムコーデの面白さに忘れがちだが、既存アイテムも数多く収録されており、マイサイリウムコーデを使わずとも、様々なコーデでマイキャラを着飾る事が出来る。2015シリーズへの以降に合わせて、2014シリーズのコーデは入手困難になってしまったため、このゲームをプレイするだけで2014シリーズのコーデが使用出来るようになるのはファンとしては嬉しいところだ。
なお緑風ふわり専用ブランドとして登場したココフラワーについては本作ではサイリウムコーデのみであるため、そこだけは注意してほしい(それでも使えるだけ凄いのだが)。

そして簡潔でこそあるもののシナリオも非常によく練られていてとても面白い。
子供向けゲームであるため、「プリパラへ初めてやってきた主人公(=プレイヤー)はアイドルグランプリ優勝を目指して、らぁら達と一緒にアイドル活動に励んでいく」とシンプルなストーリーとなっているのだが、終盤でナビゲーターの一人として登場する黄木あじみが投げかける「プリパラの外でも友達でいてくれるか?」という問いはプリパラタウンの中と外とでは姿形すら変化してしまう『プリパラ』の世界設定に鋭く切り込む問いで、一瞬真顔になるほど驚かされた。しかしだからこそ「友達なのは当たり前」とするらぁら達のポジティブさが救いとなっており、『プリパラ』のパワーを感じさせてくれる。
本作のシナリオを手がけたのは『プリティーリズム』シリーズでも脚本を担当し、『レインボーライブ』では副シリーズ構成を務めた坪田文だが、彼女らしい鋭い切り込みっぷりは本作のストーリーを引き締める良いスパイスとなっているため、是非プレイして確かめていただきたい。

アーケードゲームを家庭用ゲーム機へ移植するのは前提となる条件が違うためになかなか難しい。
しかし本作はそんな難題に対して果敢に立ち向かい、必要なものと不必要なものとで選別し、絶妙な調整を施す見事な作品に仕上げている。
「『プリパラ』に興味はあるが、アーケードゲームであるために手を出しづらい」と言う人は一度本作をプレイして欲しい。
本作には老若男女問わず魅了する『プリパラ』の面白さが詰まっている。その面白さで楽しむ事が出来たのなら、きっとアーケードゲームでも楽しめるはずだ。是非ともプレイして欲しいところである。

 








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