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『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』に宿る魅力的な三つの輝きについて

『アイカツ!』STAR☆ANISのライブBDが届いたので作業用BGVとして流していたのだが、本当に素晴らしいライブ公演だなーとつくづく思う。パフォーマンスのレベルはかなり高いし、MCもとても魅力的だ。しかしそれ以上に魅力的なのは演者の一人一人が『アイカツ!』が好きなファンの期待に答えようと全力で頑張っている姿で、まるで『アイカツ!』のアイドル達のような輝きに満ち満ちている。『アイカツ!』と言う作品の見せる展開の一つとしてパーフェクトなものの一つだと言ってもいいだろう。使用された楽曲数も非常に多いのだが、定番曲もしっかりあってセットリストにも隙がない。衣装は『アイカツ!』に登場した各コーデが上手に現実にあり得るレベルで落とし込まれているし、本当に素晴らしいライブである。買ってよかった!と思うのだが、同時にこの近辺は忙しくて時間を確保できず、いけなかった事が悔やまれるばかりである。大阪公演は行けたのだが……。行きたかったなぁ。
今週末にはスターズの方のライブが有るようなのだが、こちらもソフト化して欲しいなぁ。



『アイドルマスターシンデレラガールズ』は数多あるソーシャルゲームの中でも特に長命なソーシャルゲームの一つだろう。
どれだけ力を入れて制作していたとしても人気が出なければ半年ほどで消えていくものが多いソーシャルゲーム業界の中で、四回目の誕生日を無事に迎えられる作品は数えるほどしかない。『アイドルマスターシンデレラガールズ』はそんな「数えるほどしかない作品」の中に入る作品であり、長期にわたってファンから愛され続けている作品である。
そんな『アイドルマスターシンデレラガールズ』を題材にしたソーシャルゲームが本作『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』だ。
プレイヤーはシリーズ恒例のプロデューサーとなってアイドル達五人でチームを結成し、これまで発表された楽曲でリズムゲームを行ってライブを成功に導いていく。成功すれば各アイドルのファン数とアイドルからの好感度が上昇し、一定数値を超えると能力値が上昇したり、各キャラクターごとの個別シナリオが解禁されるという寸法である。リズムゲーム自体は上から流れてくるアイコンをタップするだけなのだが、難易度を上げれば長押しやフリック入力による弾く動作を求められるようになるため、単純ではあるがそれだけに奥深く、慣れれば慣れるほど上達具合が結果に反映されてくるので高スコアを出した時の嬉しさもひとしおだ。収録楽曲数も多く、一部楽曲はゲーム内マネーでの購入ということもあって「プレイできる楽曲数の少なさによる離脱」を起こさないようなデザインがされていたりと「新規ユーザーが引っかかりを覚えそうなところ」は可能な限り排除されている。「リズムゲーム+ソーシャルゲーム」という方向性では後発タイトルとなる本作だが、後発タイトルだからこそ先駆者達に見受けられる改善点をきちんと改善した形で実装しており、配慮の行き届いた完成度の高い作品に仕上げられている。
そんな本作だが、個人的に素晴らしいと思うのは3Dモデルでのアニメーションを実装した事によるSSRの特別さと原作やアニメでも描かれなかったアイドル達一人一人の「出会いの物語」、そしてルームエディットによる思い入れだ。

まず一つ目の「3Dモデルでのアニメーションを実装した事によるSSRのリッチさ」だが、本作のリズムゲームで画面背景として「3Dモデルによるライブを描いたアニメーション」が採用されている。「3Dモデル」といっても基本的にはアイドル一人一人似あわせた専用のものではない。使用されているのはスケール調整の出来る汎用モデルであるのだが、本作における最もレアなSSRはあらゆる点で「特別な存在」だ。なぜならSSRは絵柄が特別で能力値が格段に高く、ゲームバランスにすら影響するほど強力なスキルを持つ事に加え、SSR一枚一枚に合わせた専用モデルが用意されているからだ。スキルや能力値、絵柄でレアリティごとの価値に変化をつけている作品は数多くあるが、本作のように「ゲーム中には全く関係なく、見ない人は絶対に見ないようなところ」に価値を発生させている作品はあまり思い浮かばない。こうしたところに価値を発生させられるのは、アイドル一人一人にファンがいる『アイドルマスター』という作品だからこそだろう。なかなか面白いアイデアだ。

二つ目の「出会いの物語」だが、原作に当たる『アイドルマスターシンデレラガールズ』ではアイドル達一人一人とプロデューサーの出会いは描かれていなかったアニメ化に当たって島村卯月や渋谷凛は「プロデューサーとの出会い」が描かれていたが、この二人以外のアイドル達にはそうした「プロデューサーとの出会いによって開かれるアイドルへの道」と言った物語は存在しておらず、また自己言及的なエピソードも乏しかった。
本作ではそんな「プロデューサーとの出会い」をアイドル達一人一人の個性を生かす形で丁寧に提示しており、一人一人の魅力が息づいた物語はとても魅力的だ。「出会い」から「今」の間をあえて空白にしている事でプロデューサー=プレイヤー一人一人の想像力をくすぐらせる仕掛けとして機能させている点も素晴らしいところだ。

最後の「ルームエディットによる思い入れ」だが、本作にはリズムゲームの他にルームエディット機能が設けられている。
プロデューサー一人一人が与えられた部屋の中に家具を設置することで、自分のプロジェクト専用の部屋を制作できる!という機能なのだが、家具の種類が豊富であるため同じ家具を使っていてもプレイヤーごとの個性が生まれており、見ていてとても楽しい。部屋にやってきたアイドル達が思い思いに活動する姿はとても可愛らしく、ふと覗きたくなるほど見飽きない。
なお自分はハロウィン記念で販売された柵を駆使して、プロデューサーだけを隔離したプリズンプロダクション状態を構築している。アイドル達から監視される中、仕事に励むプロデューサーの姿を想像すると存外楽しい。ハロウィン記念の柵が何もかも悪い。

新規追加も既に声優が決定しているアイドル達だけではないなど、アイドル一人一人にファンがいることを意識した展開を行っている『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』。強いて欠点を挙げるとすれば「やれることが意外と少ない」というぐらいだが、その辺りは運営も自覚しているようでイベントは途切れること無く展開されており、意外と飽きさせない。
本作がどんな展開を続け、そして現在声優が決まっていないアイドル達に担当する声優が決定された時にどういう動きを見せるのだろうか。本作が内包する様々な可能性がアイドル達と同じように輝き出す瞬間を楽しみにしていきたい。


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