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『プリパラ』紫京院ひびき参戦前に振り返るこれまでの物語について

鉄血のオルフェンズ。オルガの内面に踏み込んで、彼が「皆で鉄華団でなければならない」と思い込んでいる理由を解体していく事で鉄華団と名瀬一派という二つの「戦場における家族の在り方」を見せてしまうとは。やるなぁ、長井龍雪。「戦場にしか居場所がない」と言う少年兵士達だけど、そんな少年兵達の形を「家族」と定義してしまうことで、その結びつきの強さと守ろうとする覚悟が生きてくる。オルガの歳相応の青臭さも出てきて、あくまで普通の人間であることに意味が出てきたし、「間違える事がある」という「オルガさえいればいい」と言う状況は脱していると思う。こうなってくると誰も死んでほしくないと思うのだが、どうなることやら。長井龍雪も岡田麿里も「面白い」と思ったら本当に容赦しない人だからぁ。
しかし名瀬一派のハーレムっぷりは「宇宙」という広大な世界における人間というか生命の強さを感じちゃうな。ああいうの好きだなぁ。ちゃんと嫁は全員幸せにしてるっぽいし。最高かよお前。前のガンダムでは男だらけの空間に身を置いてた鳥海浩輔をキャスティングしているのも含めて面白すぎる。



放送開始からまだ二年も経っていないにも関わらず、既に三度目の映画化が決定している『プリパラ』。これまで制作された映画はいずれもライブパートに特化したイベント型劇場版アニメであったが、今度の映画はファルルを巡る物語であるという。どんな物語が展開されるのか俄然気になるところだが、一方アニメもファルルがドリームパレードのために帰還するなど大きな出来事が続いている。とりわけ大きいのは紫京院ひびきがらぁらを自身の倒すべき敵として見定めたことで、彼は本格的にらぁらを排除するために動き出すだろう。
ゲームでは既に紫京院ひびきの登場が発表されており、アニメでの本格的な参戦とライブにも期待されるが、そんな紫京院ひびきの本格参戦の前に『2nd Season』でらぁら達がどのように歩んできたのかを簡単にではあるが振り返ってみたい。

■再結成編

「そらみスマイルとドレッシングパフェを解散する」というめが兄ぃの言葉に衝撃を受けるらぁら達。しかしチーム強制解散の理由がドリームパレードへ参加するための配慮と知って一安心。ドリームチーム結成の前に、まずはそらみスマイルとドレッシングパフェを再結成しようとするらぁら達だったが、アロマゲドンのあろまとみかんがチーム結成を邪魔してきて……。
新キャラクターのあろまとみかんに新要素であるドリームシアターライブ、そしてドリームパレードという新たな目標の登場と、盛り沢山の内容で幕を開ける『2nd Season』。天使と悪魔の二人のアイドル達の登場により、森脇真琴監督の持ち味の一つであるドタバタコメディっぷりがまた楽しいのだが、この再結成編でらぁら達に問われているのは「なぜチームを組む相手はこの二人でなければならないのか」と真面目なものだ。ある意味『1st Season』で一通りのものを描き切っているからこそ生まれるこの問いだが、だからこそ「この二人でなければならない」という強い思いは、以前よりも強い結束を生み出す。
より一層強い絆で結ばれてその輝きにも磨きがかかるそらみスマイルとドレッシングパフェだが、それを見て面白く無いのはあろま達。チーム結成を妨害していた彼女達が遂に本格参戦!というところで物語はアロマゲドン編へと突入する。

■アロマゲドン編

このアロマゲドン編ではアロマゲドンのあろまとみかん、二人のキャラクター展開が行われる。
悪魔らしく小難しい言葉を喋るあろまと運動神経抜群なものの食いしん坊のみかん。二人の正体がらぁら達と同じ小学生!というのは驚きだが、どちらも根はいい子というのがまた魅力的だ。しかしながら根はいい子だからこそ、些細な勘違いが激しい衝突を生み出してしまう。しかし衝突したからこそ、勘違いに気づいて仲直りをした時に二人の絆はより強固なものとなる。自分達の勘違いを認めて仲直りし、アロマゲドンの原点となる幼少期の絵を取り戻した二人は以前よりも強い輝きを手にいれ、二人の仲直りのために尽力したらぁら達と共にドリームチーム「そらマゲドン・み」の結成を果たす。
圧巻のあろまバースデーライブを経て、そらマゲドン・みは解散。サマードリームアイドルグランプリを目指して、そらみスマイルとアロマゲドンは再び走り始める。

■緑風ふわり編

ヨーロッパラのパルプスからプリンセス特待生としてやってきた少女、緑風ふわり。
「最高のプリンス」の称号を手にし、ふわりをプリンセス候補に抜擢したパプリカ学園の学園長代理の紫京院ひびき。
二人の新キャラクターの登場により始まる緑風ふわり編は、他人が求める理想の自分と本当の自分とのギャップを描いた物語だ。ふわりはひびきにプリンセスとしての資質を見出され、彼に導かれてやってきたパラ宿でらぁら達と出会った。パプリカ学園ではプリンセス特待生として、ひびきのためにセレブゴージャスなプリンセスを目指して大神田グロリア校長のレッスンにも励むのだが、心の中では自分への違和感を強くしていく。
そんな違和感とひびきからの期待の中で悩むふわりがらぁらやドロシー達と遊ぶ中で出した答えは、本作が『1st Season』から一貫して描いてきた「理想の自分を目指す」というテーマに相応しい解答だ。プリンセス特待生でなくなったとしても緑風ふわりは緑風ふわり。自分自身を偽るのではなく、ありのままの自分でパラ宿へ残ることを決めたふわりは、らぁらとドレッシングパフェの三人と共にドレッシングフラワーを結成。サマードリームアイドルグランプリで優勝を果たすのだが、突如プリパラに現れた怪盗ジーニアスにより優勝コーデを奪われてしまう。
「みんな友達!みんなアイドル!」を嘲笑する怪盗ジーニアスの正体とは……と謎を引っ張ること無く、すぐに紫京院ひびきだと明かしてしまう辺りが『プリパラ』らしいところだろう。「らぁら達対怪盗ジーニアス=紫京院ひびき」という対立関係が立ち上がって物語も一気に動き出す。はたして次のドリームアイドルグランプリは誰が勝つのか。そしてひびきからコーデを取り戻せるのか。
波乱の展開を迎え、様々な思惑がプリパラを包み込む中、物語は怪盗ジーニアス暗躍編に向かう。

■怪盗ジーニアス暗躍編

緑風ふわり編終了後から現在まで展開されているのが怪盗ジーニアス暗躍編だ。
ふわりが「セレブゴージャスなプリンセスになる」という道を歩む事を断った事で、自らの手で選ばれた人間だけの楽園「セレパラ」を実現させるべく動き出した怪盗ジーニアスと、そんな怪盗ジーニアスからコーデを取り戻してプリパラを元に戻そうとするらぁら達。二つの勢力の衝突を描いたこの怪盗ジーニアス編は「怪盗ジーニアスの登場で『皆の遊び場』という雰囲気が崩壊し、不穏な空気が立ち込めるプリパラ」を描いており、今まで『プリパラ』で描かれたどの物語よりも不穏で不安感たっぷりなプリパラの様子が印象的だ。「友達の素晴らしさを伝えよう!」とするらぁら達の頑張る姿やコミカルな描写はいつもの『プリパラ』のものだからこそこうした不穏さはより強調されたものとなっており、「プリパラはどうなってしまうのか」と興味をそそられる。
こうした不穏さを打破するためのカギを握るのはやはり「みんな友達!みんなアイドル!」だろう。
プリパラはどうなってしまうのか。続きを見守っていきたい。



『2nd Season』は『1st Season』と違って4クールということもあり、全体的にエピソードの展開に余裕を持たされたシリーズ構成がとなっているが、しかしその分エピソードを積み重ねていくからこその面白さが生まれているし、キャラクターの展開にも無駄がない。こうした面白さを出せるのは『2nd Season』だからこそだろう。実に『プリパラ』らしい作品に仕上がっている。
紫京院ひびきがらぁらを自身の敵として認めた事で、ドリームパレードの先頭に立つドリームチームを巡る戦いも過熱化していくだろう。一方らぁら達もプリパラポリスを結成して怪盗ジーニアスを追う。
「みんな友達!みんなアイドル!」。
そのテーマに相応しい結末に期待したいところだ。



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