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『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』輝く未来の傑作選(後編)について

メタルギアソリッド5・ファントムペイン。原稿も一段落ついたのでプレイし始めた。今のところ、贅沢な作りのゲームという印象。いや滅茶苦茶面白いんだけど。このゲームの面白さを支えているのはステルスゲームの特性を活かした「戦闘空間」的な限定空間の形成だなぁ。「オープンワールド」と言われると『スカイリム』や『fallout』的なものを想像してしまうけど、本作は「ミッションごとにエリアが設定されてそのエリア内でミッションをこなしていく」と言う作りになっていて、その限定フィールド感が逆に「潜入」の面白さを引き出していると思う。元々メタルギアソリッドのゲーム性って「見つからないように進む」と言うところにあると考えていて、だから「見つかりそうで見つからない」と言う緊張感が楽しいんだけど、本作は限定フィールドにすることで「選択肢を上手く絞り込みながら、取れる行動の幅を大きく広げる」ということに成功していると思う。とにかく色んなことができるし、サブミッションも数多く用意されているので潜入していて楽しい。死んだ後のリスポーンポイントも多く設定されているから、威力偵察みたいなことが出来るのも楽しい。途中でランボー化している気もするがそれはそれだ。
とりあえずチマチマとフルトンで拉致ってるけど、「フルトン回収した兵士は説得する」というカズやオセロットの言葉が信用できねぇ。麻薬かなんかで中毒にしてんじゃねぇかな!
ただそろそろモンハンに手を出さないといけないので、続きは年末年始になると思います。



12月18日に『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』のBD-BOX2が発売される。
この『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』は菱田正和プリティーリズム三部作の第二作となる作品で、第一作『プリティーリズム・オーロラドリーム』の直接の続編となる作品だ。プリティーリズムシリーズはどの作品も素晴らしい作品で、それぞれに「この作品こそが一番だ!」と思う熱いファンが付いているのだが、自分にとってはこの『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』がいっちばーんである。「オールタイム・ベスト級」「自分の中で向こう五年はこれを超える作品は出てこない」と言い切れるほど感銘を受けた作品ということもあって、『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』のBD-BOXは冬のコミックマーケット直前(かつ後継作『プリパラ』のクリスマスイベント直前)であっても購入予定に入れているのだが、そんな『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』BD-BOX2に収録される後半二クールの中から特に面白かったエピソードを五本ほど紹介していきたい。

■29話 「女神にささぐI LOVE YOU」

『プリティーリズム』シリーズは比較的恋愛がまつわる話が多いが、その「恋愛」は何も初恋的な甘酸っぱいエピソードばかりではない。『レインボーライブ』で神浜コウジと涼野いとを中心に描かれた親同士の関係故の悲恋なども多く含まれている。『ディアマイフューチャー』においてはやはり「春音あいらを巡るショウとユンスの三角関係」が熱いだろう。
母親の事があったが故に人を愛する事に臆病になってしまいながらも、春音あいらに惹かれるショウと、そんなショウをデザイナーとしてのライバルと認識しながらも春音あいらに惹かれていくユンス。春音あいらを軸とした三角関係は前半戦でもたびたび描かれてきたものではあるのだが、ユンスがその恋心を自覚し、ショウに対して宣戦布告を行うこの29話はやはり『ディアマイフューチャー』における一つのターニングポイントとも言える一話だろう。
「黙れユンス!」はショウの代名詞的な台詞となってしまったが、後々のエピソードを見ていくとこの「黙れユンス!」の中にはショウの本心が隠されている事がよく分かるはずだ。そんな本心に向きあいたくないからこそ、自分の心に嘘をつかずにあいらに迫る事が出来るユンスに苛立って汚い言葉で罵ってしまう。
正直この段階でのショウはダメ男であることは否定出来ない。しかしここで醜態を晒しているからこそ、自分の思いに正直になってあいらに何度でも恋をする覚悟を固めるショウにダメ男なりに意地を通す格好良さを見ることが出来るのだ。

■31話 「Cheer! Yeah!×2 夢を咲かせちゃえ!」

シリーズの中でもコメディ色の強い『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』だが、コメディと本編である夢と未来の物語の調和が取れていたエピソードも非常に多い。この31話もそんなコメディと「夢と未来の物語」の調和が上手く取れていたエピソードの一つだ。
他の二組のシャッフルユニットが絆を深めて早々にデビューしてしまっている中、みあとソミンとチェギョンはチームとして上手くまとまる事ができないばかりに未だデビューステージにすら立てずにいた。そんな三人の前に現れたのは「プリズムスターになりたい」と言う夢美。煽てられてすっかり調子に乗った三人は夢美を弟子にするのだが、街で友達にあった夢美の反応に違和感を覚えるのであった……。
このエピソードの面白いところは明確な夢を持つ三人に対して夢の形が定まっていないゲストキャラクターを投入することで、三人の夢への思いをより強調し、結束させた点にあるだろう。コメディ色こそ強いかもしれない。しかし夢美にみあ達が伝えたいと思った想いはとても大切なものではないだろうか。

■43話 「立ち上がれスタァ!」

阿世知欽太郎の策略により春音あいら・天宮りずむ・高峰みおん達MARsはシンフォニア財団のものとなった。彼女達を取り戻そうとロードトゥシンフォニアに挑んだPrizmmy☆は敗れたものの、勝つためのヒントをヘイン達PURETTYに託す。そのヒントと想いを胸に、春音あいらのメイキングドラマ「ロードトゥシンフォニア」を超える「スカイハイシンフォニア」を飛んだPURETTYは、春音あいらをシンフォニアシリーズの持つ呪縛から解き放ち、プリズムショーへの復讐を求める阿世知欽太郎の野望を叩き潰すのだが、彼が最後に「プリズムショーが歩んできた歴史は、全て彼の策略によって作り上げられてきた虚像の歴史だった」という事を明かす。
プリズムショーは全て八百長であり出来レースだったことを知った人々は、プリズムショーを否定。パッシングの嵐に立たされるのだが、そんなプリズムショー全体に対する逆風の中でみあ達はプリズムショーに挑む。
このエピソードが素晴らしい点は幾つもあるが、特に素晴らしいのは「例え誰かの手のひらの上で踊っていただけに過ぎないとしても、自分達がその手のひらの上で一生懸命にやってきた事や感動を与えてきた事、そして友達と一緒に何かを成し遂げる事の喜びを体験してきた事は全部本物だ」という事を伝えている事だろう。
確かにプリズムショーの歴史は阿世知欽太郎が自身の野望を実現させるために仕組んできた、虚飾にまみれたものだったかもしれない。しかしその虚飾まみれのプリズムショーであっても、その虚飾の中で感じたもの、受け取った想いは虚飾などではない。本物なのだ。そしてその感動を胸にステージに立ち続けようとする少女達の姿は本物だったからこそ、阿世知社長はグレイトフルシンフォニアを持ってプリズムショーの地位を復権するべく動き始める。

■46話 「センター争奪! ライバルは友達?」

本作のテーマの一つに「競争」というものがあるが、この46話で上葉みあとヘインを通じて描かれるのは「友情を取るか。それとも勝者の椅子を取るか」という難しい問題である。
上葉みあとヘインは親友として時に協力し合い、時に意識し合いながら頂点を目指して頑張ってきた。しかしいざ「勝者」という一つの椅子を巡って争う事になってしまった時、二人は互いを意識しすぎてしまって本気の対決にならない。その事を自覚しながらも見ないふりをしてきた二人だったが、仲間達の提案もあってその問題に向き合っていく事になる。
このエピソードは言ってしまえば、グレイトフルシンフォニアでみあとヘインが出す「一番」へと繋がる布石を打っただけだ。しかし「親友」「ライバル」「勝者になる事の意味」を知った二人が、自分達がプリズムスターになる事を志した原点に立ち返り、戦う覚悟を固めたからこそ、彼女達の出した「一番」の意味がある。
そうした点を見てもこの46話は『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』を語る上で外せない一話だといえるだろう。

■50話 「未来の私がいっちばーん!」

グレイトフルシンフォニアは「人間」の物語だ。人間は時に憎しみ合い、時に傷つけ合う。しかし同時に人を愛し、人を慈しむ事もある。「グレイトフルシンフォニア」と言う物語を通じて、上葉みあとヘインは「人間」というものを学んでいくのだが、最後に彼女達が見せつけられたのは「夢を追いかけたが故に傷ついた者達」と「敗者達の勝者への憎悪」であった。
プリズムショーへの復讐を遂げるために阿世知欽太郎が用意したグレイトフルシンフォニアの最終章とは「絶望と憎悪の物語」。一番を目指すからこそ生まれる憎悪と絶望と悲しみが未来への扉を閉ざしてしまい、グレイトフルシンフォニアは阿世知欽太郎の思惑通りに絶望でフィナーレを飾ろうとしていた。
しかし上葉みあはその絶望に向かって叫ぶ。
「一人ぼっちで閉じこもって、誰にもハートを開かなかったら傷つくことはない。そんなのつまんない! そんなの『生きてる』って言わないんだよ!」
確かに阿世知欽太郎の言う絶望は現実だ。彼は夢を追いかけた末に全てを失った。大人である彼の言うことは紛れも無く現実そのものである。しかし上葉みあはそれに立ち向かう。それがどうしようもなく現実であったとしても、未来は明るく輝いてなんかいないとわかっていても、それでもプリズムスターは叫ばなければならない。「未来は輝いている」と。
嘘だと分かっていても、その偽りの希望と虚構の未来がなければ人は生きていけないのだから。
この50話は何度見ても素晴らしい一話だ。この感動があるのは『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』という物語のクライマックスという事だけではない。この一話の中に、絶望の中を生きるヒントが散りばめられているからだ。
たとえ虚像の未来であっても信じて歩んでいける勇気。それを与えてくれたこの50話は、自分が『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』をオールタイム・ベストに選ぶ理由としては十分すぎる。



『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』にはこの他にも面白い話が多い。
47話の「ワガママみあ 前代未聞のドタキャン騒動」も面白かったし、38話の「夢と神秘のメタモルフォーゼ」も素晴らしい話だった。コメディ寄りの話では34話の「踊れダンスティーチャー」も面白い一話だった。
今回のBD-BOX化を良い機会として捉えて本作をぜひ見て欲しい。
そこには未来が待っている。

 
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