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『ガールズ&パンツァー劇場版』『KING OF PRISM』作品を「体験」させる極音上映会、応援上映会について

『真・女神転生4FINAL』をプレイ中なんだけど、発売前情報で書かれていた「主人公は魔神と契約して蘇った神殺し!」という字面は格好よかったけど、実際にやってることは鉄砲玉なので「神殺しとは」という気分に。まあ「神と天使のメルカバー軍団と魔王ルシファー軍団の戦いの最中、突如現れたクリシュナ、ミロク、オーディンをトップとする多神連合が横から殴りつけて膠着状態になる」と言う展開そのものがヤクザ映画そのものだし、能動的に動く主人公が「鉄砲玉」になるのは妥当ではある。いつものアトラスといえばアトラスだ。境遇的にも人修羅よりはマシだよね!
今新宿付近をウロウロしながら戦力強化に励んでるんですけど、とにかく殺しにくる作りは本当に良い……。「全滅させられるところからがメガテン」という印象なので、殺しに来やがる感だけで本当に満足ですわ。難易度も前作の「攻撃力が高い!以上!」みたいな適当さ加減がなくて、「弱点突かれて死ぬ」「バフ・デバフ重要」という3辺りの路線に戻ってる感。既に三回ぐらい全滅してるけど、それはまあ仕方ないな。
惜しむらくはナバールの活用が難しいことかなぁ。「フィールド上にあるポイントで霊力補給することで、敵シンボルを打ち消す攻撃が出来る」はいいんだけど、霊力減少値が厳しくて辛い。確かにダンジョンが単調なところがあったので、そこに対する解答として「時間制限で行えるアクション」を導入して、ギミックにするのはいいんだけど、あっという間になくなるので実質ギミック専用だなーこれ。そこだけはなんとかして欲しかった。
しかし弥勒菩薩がマツコデラックスすぎて笑うわ。見た目がね、こうマツコなの。



今深夜帯で放送されるような、大人をターゲットとした作品の劇場版アニメ化が増えている。
今年もまだ始まったばかりだが、西尾維新の同名作品を『魔法少女まどかマギカ』などを手掛けるシャフトが映像化した『化物語』シリーズ。その始まりの物語に当たる『傷物語』が三部構成の劇場版アニメとして1月8日に上映を開始し、ポニーキャニオン主催のアニメの原作を募集するアニメ化大賞で大賞を受賞した『ガラスの花と壊す世界』も1月9日から全国の映画館で上映開始している。
2月に入ってからは『コードギアス』の一部と二部の間を繋ぐ『コードギアス亡国のアキト』の最終章が上映開始。その衝撃的すぎる展開と赤﨑千夏が怪演した蒼井晶のキャラクター性が大きな話題を呼んだ『WIXOSS』も一期・二期の総集編という体裁ではあるが、『劇場版selector destructed WIXOSS』として映画化を果たした。
以降に目を向けてみてもシリーズの中でも人気の高い一期・二期のスタッフが再結集した『劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ ~逆襲のミルキィホームズ~』に原作者自ら脚本を書き下ろした『アクセル・ワールド -インフィニット・バースト-』、制作スタジオが倒産するという予期せぬトラブルに見まわれながらも制作継続が告知された『虐殺器官』などの公開も予定されている。
自宅とは違う環境で出会える新たな物語ということもあって、ファンにとってはたまらないものがある劇場版アニメだが、そんな劇場版アニメの中で今話題になっているのが『ガールズ&パンツァー劇場版』と『KING OF PRISM by PrettyRhythm』だ。

『ガールズ&パンツァー劇場版』は2012年10月に制作された『ガールズ&パンツァー』のその後を描いた作品で、『KING OF PRISM by PrettyRhythm』は「女児向けアーケードゲームを原作とする万人向けアニメ」として2013年4月から2014年3月まで放送された『プリティーリズム・レインボーライブ』に登場する少年達を主人公にしたスピンオフ作品だ。
両者ともシリーズファンはもちろん、それ以外の方からも高い評価を得ている作品だが、この二作を語る上で外せないのが「特殊環境での上映会の開催」だ。
『ガールズ&パンツァー劇場版』では、岩浪美和音響監督と音響チームが直接出向いて立川シネマシティに合わせて調整した極上爆音上映会が開催され、土日は毎週チケットが完売するなど好評を博している(なお同チームによる『劇場版selector destructed WIXOSS』も極音上映会が開催されている)
一方、『KING OF PRISM』では「応援上映会」が開催されている。こちらは上映される内容そのものに変化はないが、サイリウムOK!声援OK!コスプレOK!という「鑑賞ルールそのものが特殊」という上映会で、プリズムスタァ達を応援するために駆けつけたファン達のおかげで大盛況である。
極上爆音上映会と応援上映会。
どちらも根底にあるものは「「作品鑑賞」を「体験」へと昇華している」で共通なのだが、そのアプローチの方向は真逆だ。

極上爆音上映会の手法は一言で言えば「作品を環境に最適化させる」という手法である。
極上爆音上映会が開催されている立川シネマシティには高性能なサブウーファーを劇場に導入されており、低音周りに関してはおそらく国内でもトップクラスの音響設備を誇る劇場だ。そんな劇場に最適化するように音響監督自らが出向いて作品の音響をチューニング。主に重低音が増量されながらも決してうるさくない音響で、観客達は目や耳に加えて肌で作品を体感する事が出来る。
音響の専門家が関わるからこそ設備環境に合った形で作品を鑑賞できる極上爆音上映会は、「どこで見るか」と言うことを考えさせるほど極上の体験を与えてくれる。
特に『ガールズ&パンツァー劇場版』は戦車戦が全体の6割以上を占める事もあって、極上爆音上映会向けに増量された重低音は、腹の底にまで響き渡るほどの衝撃を与えてくれる。『劇場版selector destructed WIXOSS』も岩浪美和音響監督を始めとする音響チームが直接出向いてチューニングしたとの事だが、『WIXOSS』のあの不穏さとざらついた空気感が極上爆音上映会ではどのように演出されているのか気になるところだ。

一方の応援上映会の手法は映画館の「同じ時間に同じものを見る」という特性を強化するものである。極上爆音上映会が「作品を映画館に最適化させるやり方」なら、こちらは「映画館を作品に最適化するやり方」だと言えよう。
先に述べた通り、応援上映会で上映される作品そのものは通常のものと変わりがない。しかし「声を出して応援していい」「サイリウムを振っていい」という特殊なルールがあることで観客達に「自分以外の存在がそこに確かにいる」という事を実感させ、一緒に声援を送る事で「劇場にいる人達と一緒に楽しんだ」という形で「作品鑑賞」を共有された体験へと変化させる。こうした「その場所にいて、参加したからこそ味わえる体験」は応援上映会にしかない魅力であり、何度でも行きたくなるような楽しさがある。
特に『KING OF PRISM』は、『劇場版プリティーリズム』『劇場版プリパラ』『とびだすプリパラ』と三本の応援上映会を実施してきたノウハウが活かした作りとなっており、序盤・中盤・終盤とバランス良く配置された三回のプリズムショー(一言で言えばアイドルのライブのようなもの)は煽りアングルが多いと言う事もあってライブのような気持ちで声援を送れるし、プリズムジャンプ(必殺技のようなもの)ではコール&レスポンスにドラマ性を加えた「観客達がアフレコに参加する」という革新的な演出が行われている。
作中に登場するあるキャラの挙動を真似たりあの名台詞を一緒に叫んだりと、『KING OF PRISM』の応援上映会は回数を重ねるごとに独自文化が形成されつつあるほど楽しい上映会となっている。
来週末には『プリティーリズム・レインボーライブ』傑作選も含めた「今夜は寝かせちゃう!グンナイ♡全国4都市トキメキ一挙上映ツアー」の開催も告知されているが、興味のある方は乗り遅れないように要注意だ。

環境設備に作品を最適化させる「極上爆音上映会」と作品にルールも含めた環境を最適化させる「応援上映会」。
アプローチの方向こそ違うものの、どちらも「映画館でしか味わえない」という点では同じだ。
独自の魅力がある二つの特殊な上映会。一度のみならず、二度三度と体験していただきたい。




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