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『プリパラ』紫京院ひびきの絶望とその目的の真意について

バトライド・ウォー創生の仮面ライダーバロンの究極フォームがロードバロン!って、仮面ライダーのゲームとしては何気に凄いことなのでは。だって仮面ライダーのゲームなのに、設定上は怪人扱いのロードバロンを操作出来るんだぞ! これがありなら次回作以降に出来る事って滅茶苦茶広がるじゃないか!
例えばウルフオルフェノク。乾巧が変身するオルフェノクだけど、仮面ライダーファイズは今まで最強フォームがブラスターフォームで、究極フォームでも変わらなかったけど、ウルフオルフェノクを最強フォームに、ブラスターフォームを究極フォームにすれば劇場版の再現が出来るということになるのでは? ぜひやってほしい。
本当にロードバロンの情報が出るまで買うかどうか迷ってたけど、この出来なら買いますわ。やったぜ、バトライド・ウォー。



映画三作目となる『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』の公開開始が近づいている事もあって、映画周辺の情報公開も増えている『プリパラ』。今回はこれまで公開された二作とは違って、「ファルルとプリパラを助けるために力を合わせてプリパリを目指す」という映画オリジナルストーリーとなる『み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ』が一体どのような作品なのか気になるところだが、『レッツゴー☆プリパリ』に負けないぐらいにTVシリーズも熱い展開を見せている。
プリパラの革命を謳う紫京院ひびき率いるセレパラ歌劇団がウィンタードリームアイドルグランプリで勝利を収めたことでステージを追われた主人公の真中らぁら達は、地下パラで活動する地下アイドルとしてアイドル活動をリスタート。最後のドリームアイドルグランプリ「スプリングドリームアイドルグランプリ」を目指してらぁら達は再び活動していくのだが、そんならぁら達地下パラアイドル達の革命を快く思っていないのがセレパラの主、紫京院ひびきだ。
「優れた才能を持つ天才に努力は必要ない」と努力家を嘲笑し、トップアイドル以外はステージに立つ事すらできないなど格差を推奨するセレパラを作り上げ、「友達なんて自分には必要ない」と友達すらも否定する。「虚飾にまみれたこの世界を生きるために男装をしている」と語る描写から過去に経験した何かが紫京院ひびきを大きく変えてしまった事は予想されていたのだが、83話「ペルサイユのくるくるちゃんダヴィンチ!」でついにその過去が明らかになった。
その過去とは両親が行方不明になった時は「貴方と付き合っていたのはお金持ちだから」と自分のトモチケを投げ捨てて見捨て、両親が無事だったと分かるや否や「友達だよね」と擦り寄ってくるという手のひら返しを経験して、人間不信に陥ったというもの。ベタといえばベタなエピソードだが、本人にとっては深刻なものだろう。森脇真琴監督作品らしく物語がシリアス色に染まりすぎる前に笑える描写を挿入して、深刻さを上手く中和しているが、「友達は大事!」「皆で一緒にプリパラに行こう!」と夢を育てていた当時の紫京院ひびきの視点で見てみれば、「自分以外の人間全ては虚飾にまみれた敵で、友達になる事はおろか信用することなんて出来ない」と思いを抱くのは当然だと言えるだろう。
そんな他人を信用することが彼女が「最高のプリンス」の姿で世界を歩き、賞賛を浴びているのはあまりにも悲劇的だ。
彼女は虚飾にまみれた世界で『生きる』という戦いをするために性別をも偽った「男装」という道を選んだのに、誰一人として彼女が心の中に秘めた世界への憎悪に一言申すどころか気付こうとしていない。
これが悲劇ではなくてなんだというのだろうか。
「彼女があまりにも才能豊かであるがために、誰も気づく事ができない」というのなら、彼女の才能はもはや救うどころか不幸を連鎖させる呪い以外の何物でもない。紫京院ひびきは己の才能に心すらも殺されようとしているのである。
そして彼女がドリームアイドルグランプリの戦いの果てに叶えたい願い(=目的)もまた彼女の状況に即したものである事がまた恐ろしい。
紫京院ひびきがドリームアイドルグランプリの頂点に立って叶えたい願い。それは「ボーカルドールになる」という事。
このボーカルドールの残酷性については、『1st Season』のクライマックスを見ていた視聴者は知っているはずだ。
ボーカルドールになるということは「誰とも友達になる事が出来ない」ということ。それは自分自身の心をも捨て去ってしまうということに他ならない。
紫京院ひびきの願いとは一言で言えば「自殺」なのだ。豊かな才能が「友達に裏切られる」という絶望と合わさった結果に招いたものが「自殺」というのは何とも悲しい話である。才能が彼女の心を救うどころか、自殺へと誘っているのだから残酷すぎるぐらいだ。
とはいえ、「黄金時代のプリパラ」を再現するセレパラを完成させる事で身辺整理をも終わらせた紫京院ひびきの自殺を止めようとするものが、まだプリパラの中にいることを忘れてはならない。
紫京院ひびきの絶望と嘆きを知って、彼女と友達になることを目指した黄木あじみに、嘘偽りのないイノセントな姿にひびき自身がプリンセスの素質を見出した緑風ふわり。
彼女の絶望と嘆きを知ってもなお、紫京院ひびきと友達になるために手を差し伸べようとする二人のアイドルは、紫京院ひびきに虚飾にまみれた世界でも一欠片の優しさがあることを教えてくれるはずだ。
孤独と絶望。虚飾と真実。天才と努力。
『2nd Season』を締めくくるスプリングドリームアイドルグランプリの開催は近い。
紫京院ひびきの嘆きを知り、受け止め、癒やし、共に歩んでくれるアイドルは誰になるのだろうか。
『3rd Season』の幕開けの前の『2nd Season』の幕引きに期待したい。


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2件のコメント

[C1658]

PS2の『555』や『剣』は、ライダーが少ないため、プレイアブルキャラクターの半分以上が怪人という状態でしたね。

[C1660] Re: タイトルなし

ああいうのを無双ゲーであるバトライド・ウォーで見たいんですよねー。
  • 2016-03-05
  • 水音
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