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『アイカツ!』想いを繋ぐクイーンの誕生について

鉄血のオルフェンズ一期。二期があるということで現段階で「こういう話でしたよね?」ということは難しいのだが、一先ず言えることは「マクギリス・ファリド」という男は、まずガンダムの中でも有数の「狂った男だった」ということだろう。ガンダムシリーズも長い歴史があり、戦争を描いた作品が多いこともあって精神的に参って狂っちゃった奴(カテジナとか)というのがちょこちょこ出てくるんだけど、マクギリスの恐ろしいところは「正気で狂っている」、あるいは「常人ならば躊躇することでも、必要なら冷静に対処できてしまう」という事だろう。彼はおかしい。明らかに目的を成した後の世界に自分の居場所を見出していない。「保身に回る気がないのは覚悟完了しているから」としても、それが原因で引き起こされる有象無象によって自身が滅ぶ事が分かっていながらも、それをやれてしまうのはもはや正気の沙汰とは思えない。狂人のそれであるし、ガエリオを友人だと肯定しながらも粛々と手を下せる辺りには人間性の欠片も感じない。三日月も「常人と別の理で生きている」という雰囲気を漂わせていたが、マクギリスも三日月とは違う方向であるものの違う理で生きているわけで。なんというかプレイヤーの中で物語の主導権を握ってる人物のうち二人が狂人って正気か、岡田麿里!長井龍雪!って感じである。いやまあ面白ければいいんだけど。
しかし阿頼耶識はMSとの一体化を促すわけで、阿頼耶識経由でバルバトスに魂を売り渡した三日月が「バルバトスに乗っている時だけ体が動く」になったのは悲しい。これ、彼だけが目指す約束の地に入れないフラグだよなぁ。
とりあえず二期の公開は秋ということで期待していきたい。



2016年4月よりスタートする後継作『アイカツスターズ!』の情報も次々と公開され、三年半続いてきた物語も残すところあと一話となった『アイカツ!』。マスカレードから神崎美月に、神崎美月から星宮いちごに、そして星宮いちごから大空あかりへと受け継がれたアイドルの輝きとその素晴らしさは、今アイドル学校・スターライト学園を代表するアイドルを決めるスターライトクイーンカップでより強い輝きへと生まれ変わろうとしている。
憧れの先輩であり自身の目標であるアイドル・星宮いちごですら成し遂げられなかった夢を叶えたい大空あかり。
自分が大好きな歌の力の素晴らしさを伝えたい氷上スミレ。
誰もに楽しい思いになってもらえる存在になりたい新条ひなき。
これまで何度となく思いを通わせ、共にアイドル活動に励み、ルミナスとして活動していた三人がそれぞれ目指す「理想」のためにスターライトクイーンカップで激突する。自分を支え、応援してくれる全ての人々に報いるために、自分に出来る最高のパフォーマンスを完成させようとする三人のスターライトクイーンへの挑戦は、これまで彼女達の努力も挫折も喜びも共に見届けてきたファンであれば「頑張れ!」と三人全員に声援を送りたくなるほど熱い想いがこみ上げてくるものだが、その中でも特に素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたのは、やはりスターライトクイーンとなった大空あかりだろう。

そもそも「大空あかり」というアイドルは他のアイドルよりも特別秀でた部分があるわけではない。
同年齢で比較するのであれば歌唱力では氷上スミレの方が上だろうし、演技力という観点から言えば役者としても活動する紅林珠璃の方が上だ。ファッションセンスや知識量では新条ひなきの方が勝るし、一学年下ではあるがダンスでは黒沢凛、「観客の視線を意識した表現」では天羽まどかの方が上だろう。
スターライトキャラバンでステージに立った時も彼女はターン程度で目を回していたし、星宮いちごに「アイドルとしての素質」を見出されてスターライト学園に入学してからも「アイカツ!ブートキャンプ」に送られているし、そのブートキャンプでも過酷なトレーニングについていくのがやっとだった。
そんな大空あかりがなぜスターライトクイーンになれたのか。
それは彼女は前だけを常に見つめ続けていたから。そして自分にアイドルの才能が有ることを信じ続けてくれた星宮いちごや自分を応援してくれる人達のために、自分に何が出来るかを常に考え、出た答えに全力で向き合い続けていたからだろう。
星宮いちごやジョニー別府が信じる自分の中に眠る可能性が芽吹く日を信じて練習を続け、自分を応援してくれるファンのために自分が出来ることで精一杯もてなし、自分を信頼してドレスを作ってくれるデザイナーが困っていたら、自分にできる事で手助けする。そういう一つ一つの行いが多くの人達に「大空あかり」という存在への信頼と期待を産み、その頑張っている姿に思わず「頑張れ!」の声をかけたくなるような熱い思いへと繋がっていく。知らず知らずのうちに彼女のファンになってしまうのである。
これはアイドル活動を共に行う仲間達にとっても同じ事だろう。いつも誰かのために献身的に、そして自分に出来ることにとにかく全力で向き合っているからこそ、大空あかりを信頼するし応援したくなるし、手を差し伸べたくなる。
大空あかりには歌もダンスもセンスも才能と呼べるようなものは何もない。しかしその決して屈しない心は見ているものを惹きつけ、そして明日を信じて頑張る力をくれる。
スターライトクイーンを目指すステージで大空あかりが見せてくれたのはそんな「明日を信じて頑張る力」だ。
「未来向きの今」を見せながらも、新たな時代の始まりを予感させる彼女のパフォーマンスはとても素晴らしいものがあった。
特にフィーバーアピールでは最高難度のものを叩き出すなど、新時代のクイーンの誕生に相応しい熱いものとなっているが、この最高難度のフィーバーアピールに挑んだ背景には自分を支えてくれた人達、応援してくれたファン達、想いを託してくれた全てのアイドル達への感謝と「その想いを決して無駄にはしない」という強い決意があるのではないだろうか。だから彼女はフィーバーアピールを飛べたのではないだろうか。
そんなことをも想像させるような、最高のスペシャルアピールを完成させた大空あかりはまさしく今のスターライト学園に相応しいクイーンだろう。
多くの人達の想いを無駄にしない大空あかりというクイーンは、きっと全ての人が今を頑張る事が出来るようなアイカツ!界を作ってくれるに違いない。

今年のスターライトクイーンカップは大空あかりがクイーンとなって幕を下ろした。
神崎美月から有栖川おとめへ、有栖川おとめから北大路さくらへと受け継がれてきたスターライトクイーンという栄光は大空あかりが受け継ぐことになる。彼女とその仲間達が創り出すアイカツ!の未来がいつか描かれるを楽しみにしつつ、『アイカツ!』の紡いできた大河のような物語の閉幕を楽しみにしていきたいと思う。










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