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『プリパラ』ライブに見るクールなじゅのんとポップなぴのんについて

ええと。本来であればここには「とらのあなに委託した『KING OF PRISM』評論本の『プリズムサンシャイン』が今日販売開始です! 購入予定の方はお早めに!」と書くつもりだったんですが、昨日の販売開始から24時間ほどで見事なまでに完売したような感じになっておりまして、現在は「注文不可」になっております。

とらのあな - プリズムサンシャイン

流石にこの売れ行きの良さは予想外でした。というか企画立ち上げた時にはキンプリがここまでの盛り上がりになるとは予想してなかったので、在庫を抱えたくない身としては印刷数自体もいつもより少なめにせざるを得なかったんですよね……。読みきれなかった!
再販予定ですが、自分は今別の本の作業に入っている事もあって、「すぐに再販します!」という約束は出来ない状態です。個人的には凄くしたいんですが……。とりあえず今はお待ちください。



『プリパラ』の魅力とはなんだろうか。
放送開始から二年以上経過していることもあって、「作品全体を包む込む明るく楽しい雰囲気」や「多種多様なキャラクター」「コメディ作品と思いきや根底には熱い友情の物語が流れている」など、『プリパラ』の魅力だと自信をもって言えるものを枚挙しだすときりがないが、そんな多数の魅力の中の一つに「タツノコプロ自らが製作を担当するアイドル達のライブパート」が挙げられるだろう。
プリティーリズムシリーズの三年間で培われた経験値と、CGディレクターの乙部善弘をはじめとするCGチームの技術力に振付師のダンスセンス、ライブ演出を担当する菱田正和や今中菜々の力が組み合わさって完成した『プリパラ』のライブパートはいずれも魅力的なものばかり。特にその一年の最初に使用されるライブパートはその一年の方向性を示すものが多く、『2nd season』では『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』のPrizzmy☆のモデルを使用して「五人のドリームチームでライブの面白さと可能性」を提示しており、とても印象深いものであったが、そんな『プリパラ』の第三期シリーズ――神アイドル編において、今年の方向性を示したライブがトライアングルのじゅのんとぴのんのライブだ。
神アイドル編から登場したアイドルユニット「トライアングル」。そのトライアングルのメンバーとして登場したじゅのんとぴのんだが、
彼女達のライブは『プリパラ』の二年間の経験値を感じさせる一本に仕上がっており、「素晴らしい」の一言である。
特に素晴らしいのは「二人のキャラクター性の違い」がライブの中だけで表現されている事だ。

じゅのんのライブは「ちょう絶クール蝶(バタフライ)」という異名を持つクール系アイドルのじゅのんらしく「ダンスの格好良さを見せていく」という方向で演出されており、全体的には「大きな動きの時はより大きく見せ、止めるところはビシっと止める」というメリハリの効いたパフォーマンスとなっている。そのためバストアップショットなど表情を見せるカットは少なくなっており、数少ないバストアップショットでも表情そのものに殆ど変化が見られないのだが、その表情の変化の無さが彼女のクールさを際立たせる。
また流し目や次のカメラの位置を予測して目線を送るなど「カメラを意識したさりげない目線の動き」や、メイキングドラマでの抑揚があまりつけられていない声もとてもクールだ。
高橋修平が編曲したこれまでよりも少し年齢層が高めな「かりすま~とGIRL☆Yeah!」も素晴らしく、楽曲やダンス、メイキングドラマと言った『プリパラ』のライブパートに欠かせない要素の全てで演出されたクールな魅力は「じゅのん」というアイドルを静かにではあるが強く輝かせている。

一方ぴのんはというと、こちらは「ポップ系アイドル」ということもあって、じゅのんとは大きく違いを付けられている。
じゅのんは前述したように「クール」という事でバストアップショットを控えめにして表情を見せない分、動きを見せる事に尺を割いてそのクールな魅力を伝えていたのだが、ぴのんのライブはというと表情に力を入れられているのである。
じゅのんもぴのんもダンスやカット割りなどはほぼ同じものだ。メリハリの効き方などでちょっとした変化は付けられているのだが、基本的には同じものである。しかしながらじゅのんとぴのんを比較してみると、ぴのんのライブの方が表情の変化が多く、カメラに向かってウィンクを送るなど「見ている人に心から楽しんでもらうような」ライブをしているように見えるのである。
こうした変化の付け方は今まで見られなかったもので、表情一つでこうも印象が変わるものかと驚かされる。
また「かりすま~とGIRL☆Yeah!」もじゅのんとは違うアレンジが加えられている。じゅのんは高橋修平であったが、ぴのんはinvisiblemannersが担当。そのため、じゅのんのように年齢層が少し高めな格好良いアレンジではなく、原曲の格好良さをポップにアレンジしたものとなっており、ぴのんのポップ系のノリが見事に表現されている。
楽曲と表情の二つがポップに熱いキャラクター表現である。

「同一楽曲の編曲家に違いをつけることで、二人のアイドルを象徴する楽曲としての魅力に繋げる」と言う楽曲面でのアプローチと、「ライブ中に見せる表情に変化をつける」という演技面でのアプローチ。二つのやり方が合わさる事で、ここまで「違うもの」として見る事ができるというのは驚きだ。じゅのんはクール。ぴのんはポップ。そういう表現がきちんと演出できているのだから、賞賛するしか無い。
こうなってくると俄然期待したくなるのはトライアングルの最後の一人であるかのんだ。
おそらく楽曲はじゅのんとぴのんと同じ「かりすま~とGIRL☆Yeah!」になるのだろうが、かのんの「かりすま~とGIRL☆Yeah!」はどんなラブリーなアレンジがされるのだろうか。
そして『プリパラ』が三年間の経験で生み出す世界はどんな世界なのだろうか。
この二本は三年目のそんな世界を見たいと思えるライブパートであった。








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