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『アイカツスターズ!』正統進化を遂げた新たなアイドル活動について

決算資料が各所で上がっているので、とりあえずバンダイナムコとタカラトミーアーツにはざっと目を通した。バンナムの方は全体的に苦戦しているという印象だったので、結果としては「まあこんなもんか」と言う印象なのだが、ライダーと戦隊の売上が逆転していたのは驚いた。今年度の見込みも戦隊は伸びるけど、ライダーは横這いと言う判断のようでライダーにとって色々と厳しい状態になってるなぁ。一方、ネットワーク事業で名前を上げて評価されている『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』。映像事業では『ラブライブ!』の話も出ていて、どっちも利益をちゃんと上げる優良なIPだなぁ。
タカラトミーアーツの方はスター・ウォーズとディズニーが好調で利益増。自社に絞ってもベイブレードが好調だし、プリパラも伸ばしてるみたいなので、正直あんまり面白いところはないかな。



2012年10月に彗星のように世に現れたデータカードダス『アイカツ!』。「芸能人はカードが命!」のキャッチフレーズにも現れているように、カードを使った着せ替え要素と自身の分身となるマイキャラの育成要素などのゲームデザインが支持され、三年半もの間ファンに愛されてきた「国民的アイドルゲーム」だ。
『アイカツスターズ!』はそんな『アイカツ!』の後継作として4月から展開が開始されている作品で、『アイカツ!』とバトンタッチする形で放送開始されたアニメは好評を博しているが、5月19日からは満を持してデータカードダス『アイカツスターズ!』が正式稼働開始となる。既に全国の一部店舗にて先行稼働が開始されているため、プレイしているユーザーもいるだろうが、本稿では正式稼働前に『アイカツスターズ!』について見ていきたいと思う。

『アイカツスターズ!』をプレイしてまず最初に感じるのは「これまでのアイカツ!の正統進化系である」という事だろう。
縦型モニターにオンデマンド印刷と言った今世代機の特徴的な機能が搭載されている事や、操作系統として新たにタッチパネルが採用されている事など、筐体からは『アイカツ!』から大きく変化したような印象を受けるが、実際にプレイしてみるとその面白さは『アイカツ!』そのものだ。
「アイドルを自分のアイカツカードで着飾る」「リズムゲームをプレイして、一つ一つの仕事を成功に導く」「その結果としてアイドル達が成長していく」。
これらの要素は全て『アイカツスターズ!』でも健在だ。いやむしろパワーアップしているといえるだろう。
処理能力が上がってグラフィックがより鮮明になった事で、コーデの一つ一つのディテールも上がっているし、一つ一つの仕事の中では多種多様な表情を見せている。特に「アイドル達が成長していく」という部分については今までのアイドルランクに加えて「四つのステータス」が用意されており、仕事を積み重ねれば積み重ねるほどこれらのレベルが上がっていく事もあってマイキャラの成長を以前よりもはっきりとした形で感じさせてくれる。
また『アイカツ!』でのユーザー資産についても腐らせていない点も嬉しい。
「これまでの資産はどうなるのか」というのは従来のユーザーが最も気にする点だが、「カードについては全部使用可能」「ユーザーデータは引き継ぐとランクに応じてボーナスが発生する」というのは良い決着ではないだろうか。

新たに導入された要素についても良く出来ている。
オンデマンド印刷機能は『プリパラ』や『オトカドール』でも搭載されている事もあって目新しさはないのだが、アイカツカードには自分のマイキャラがプリントされているため、自分だけのアイカツカード感があって愛着を湧かせてくれる。
また印刷時に追加で100円を投入することで「ブロマイドカード」へと変更される点も面白い。
通常カード二枚分ほどの大きさのカードに自分のマイキャラのライブしている様子がプリントされるこのブロマイドカードはそれだけでもリッチ感があって嬉しいものだが、トリミングやデコレーション、フレームの変更など、自分だけのデザインのカードをその場でデザインさせる事もあってこだわればこだわるほど「自分にしか出来ないカード」を作り出す事ができる。
現在はズーム機能がない事もあり、デザインの幅には制約がかかっているが、それでも一台の筐体の中でここまでデザインをさせてくれるのだから驚きだ。
またブロマイドカードのデザインなど、ゲームの操作を全て担当するタッチパネルも素晴らしい出来である。
『アイカツ!』では三つのボタンを駆使して決定することもあって、名前入力時などは煩わしさを感じる事が多かったのだが、タッチパネルにほぼ全ての操作が集約された事でより直感的な操作が行えるようになった。
リズムゲームパートこそ従来の三つのボタンを使うことになるのだが、スペシャルアピールではこのタッチパネルを使う事もあってスペシャルアピールに関しては『アイカツ!』では出来なかった様々な遊びでユーザーを楽しませてくれる。
触り心地も悪くなく、タッチパネルを導入している筐体としてはかなり良いデザインではないだろうか。

基本的には素晴らしい出来の『アイカツスターズ!』だが、残念な点がないわけではない。
『アイカツスターズ!』は一回のプレイの中でタッチパネルと三つのボタンを使用するのだが、リズムゲームパート以外では三つのボタンを使用することが出来ず、タッチパネルの使用は半ば強制となっている。タッチパネル自体の出来はいいのだが、操作を制限することに意味があるようには思えないし、ブロマイドカードのデザイン以外ではタッチパネルに操作を集約しなければならない理由もなさそうなだけに、「三つのボタンの操作を基本的には受け付けない」というのは不可解である。
またユーザーは従来のICカードではなく、筐体で初回プレイ時に印刷する学生証で自身のデータを管理するのだが、「学生証は筐体で印刷する」という事が筐体のどこを見てもわからないのはいただけないところだ。半年ぐらいはその事実を分かりやすい場所に表示しておいた方が良いのではないだろうか。
筐体も含めて一台できちんと完結するようにデザインされているだけに、興味を持ったファンを逃しそうな導線の弱さだけは残念なところだ。

総評としては『アイカツ!』ファンはもちろん、『アイカツスターズ!』を知った人にとっても面白いゲームに仕上げられていると言えるだろう。自分が上げた残念な点についてもすぐにでも変更点が効く。楽曲数は現在のところ少ない点はリズムゲームとしては致命的な部分もあるが、『アイカツ!』とほぼ同じペースで楽曲が投入されるのであれば早期のうちに解決するに違いない。
アニメの放送開始から約一ヶ月半経過後の稼働開始となったが、興味を持った方は是非プレイして欲しい。



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1件のコメント

[C1675]

プリパラでは一部特定の曲で遊ぶ場合やドリームシアター限定のコーデを取るために強制的にドリームシアターライブで遊ばされることが不満だったのですが、その点についてアイカツスターズのブロマイドカードではそれを作成するのが目的の場合だけ遊べばいい設計になっていてよかったと思いました。
目玉の一つであるグリッターでまだ触れていないので何とも言えないのですが、オーディションで入手するという仕様上ストレス要素にならないといいなと思っています。
アイカツスターズを応援してるので盛り上がっていって欲しいです。

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