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『ドリフェス!』カードが繋ぐ現実と虚像について

『ケイオスドラゴン 混沌戦争』終了のお知らせ。350日の運命になってしまったわけだけど、個人的な印象は「よく一年近く続けてきたなぁ」で、「運営も開発もよく頑張った」と褒めていきたいところである。まあ致命傷クラスの大事故をサービス開始直後にやらかしたのも運営と開発だけども。
その傷が癒えることがないまま、おそらく続いていた事すら多くの人に認知される事がないまま、終了だけが話題になるというのは「悲劇的」としか言えないなぁ。まあ特に問題はなくても、面白くても終わる時は終わるんで世の中そんなものといえばそんなものなのだが。面白くてもお金にならないなら続ける理由がないからね。
しかしケイオスドラゴンプロジェクト、アニメは成功とはいえず、ボードゲームは発売予定時期から一年弱経過してもなお詳細な情報が開示されず、ソシャゲは一周年直前に終了ともう散々たるプロジェクトになってしまったな。星海社の肝いりで始まったプロジェクトで、それなりの大金が動いているような感じだったけど、こういう結果になってしまうと「投資したお金は回収できたんだろうか」と心配になってしまう。星海社自体には義理も何もないんだけどね。
ともあれ、一年持ったソシャゲは大事にしていきたい。大事なんだ。続いている事は(コルワ愛でながら)。



「アイドル」を題材とする作品の数は今増加傾向にある。そしてそれはソーシャルゲームの世界においても例外ではない。『ラブライブ!』や『アイドルマスター』『アイカツ!』などの根強い人気を誇る作品を使用したものから、『Tokyo 7th シスターズ』のように完全オリジナルのものまで、様々な作品が「ソーシャルゲーム」というプラットフォームの中でリリースされているが、その中でも特に昨年辺りから大きく盛り上がっているのが男性アイドルを題材としたソーシャルゲームだ。
昨年の段階で男性アイドルを題材にしたソーシャルゲームとしては、2014年7月17日からサービスを開始(厳密にはサービス再開)している『アイドルマスター SideM』や既にサービス終了してしまっているが、2014年12月31日にサービスを開始した『うた☆プリアイランド』などが動いていたのだが、ここ最近多く見られるようになったのは、「人気作品の派生作品」というよりはどちらかといえば「完全オリジナル」な作品だ。
HappyElementsの『あんさんぶるスターズ』やバンダイナムコの『アイドリッシュセブン』などはその代表的な存在で、特に『あんさんぶるスターズ!』は今年アニメ放送が決定している事から今後の動向に注目の作品であるが、そんな男性アイドル物のソーシャルゲーム業界に新たに参加することになったのが『ドリフェス!』だ。
2.5次元アイドル応援プロジェクトの中核を担う柱の一つとして5月25日よりサービスが開始された本作は、「サービス開始前にも関わらずアニメ化が決定済み」と、制作を担当するバンダイナムコの気合を熱意を感じる動きを見せているが、肝心のソーシャルゲームはというと全体的な作りとしてはオーソドックスとなっている。
メインとしておそらく多くのユーザーが一番触れるだろうリズムゲームパートは同じバンダイナムコの『アイドルマスターシャイニーフェスタ』のような作りで、画面中央下にアイコンが表示され、左右から中央に向けて移動するアイコンをタイミングよくたたくだけだ。基本的には右から出てくるものは画面右を、左から出てくるものは画面左を叩けばよいと、作りそのものはシンプルではあるがその分、分かりやすくとっつきやすい。スマートフォンをプラットフォームとしていることもあって、フリック入力などを求められることもあるものの、判定そのものはゆるいためプレイしていて「難しい!」と感じることはほとんどない。
唯一難しいと感じるのは「特別演出ドリームアピール」で、判定方式や何をすればいいのか、既に判定が始まっているかが分かりづらい事もあって「難しい」というより「わからない」。とはいえ、どんな入力をしてもアピールは成功するなど、ゲームを止めないような配慮は一応されており「親切なデザインにはなっている」といえるだろう(とはいえ、アピール前にはカウントダウンなどがあってもよいところ)。

そんな『ドリフェス!』だが、面白いのはやはり「アイドル達を応援するファンの視点」が徹底されている事だろう。
リズムゲームパートでは3Dキャラによるダンスもファンの視点だし、ナビゲーターのセリフ回しも「運営陣からファンに向けてのメッセージ」という方向で徹底されている。
また本作にも「ストーリー」というべきものが実装されているが、見立てとしてはドキュメンタリー番組となっており、決して「本当の舞台裏」を見せないようにしているのも面白い。あくまで「ショーアップされた舞台裏」となっており、「アイドルを応援するファンの視点」を決して外さない作りには並々ならぬ覚悟が感じさせる。ここまで徹底しなければ「キャラとしてのアイドル」と「現実としてのアイドル」を融合させる「2.5次元化」という現象を起こせないという判断なのだろう。
ゲームだけでなく現実でも「ドリフェス!カード」という作中に登場するアイテムを販売しているのも、そうした「2.5次元化」という現象を形に落とし込むためのアプローチの一つとしては面白いところだ。実物のカードをゲーム内に登場させられるなど「双方向性」を確保した事で小回りが利かなくなる可能性があるため、そのやり方か正しいかどうかは今後の動向次第だが、ともあれ舞台裏が描かれやすいなアイドル物の中で、「本当の舞台裏」を見せない・感じさせないデザインに統一したことは「本作独自の要素」としてファンに愛されるポイントになるのではないだろうか。

最後に実物のキャストについてだが、ゲーム内で聞く限りでは全員「素人以上プロの声優未満」という印象の演技だった。
声だけでキャラクターを演じなければならない声優は専門職であり技術職であるため、仕方がないといえば仕方がないし、「一緒に歩む」と言う軸を考えるのなら、こうした演技の拙さが改善された時に成長を感じさせる点になりうるのでマイナスにはならないのだが、ソーシャルゲームも絡めた展開としてやっていく異常役者の成長に合わせて今の音声を全部差し替えるぐらいの事をやらないとキャラクターの統一が出来ないのではないだろうか。
どんなやり方で役者の成長などの問題に挑んでいくのだろうか。
『ドリフェス!』。今後の動向が気になるところだ。








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