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『アイカツ!フォトonステージ!!』スピンオフとして異なる道を歩みだしたアイカツ!について

夏コミに落選しました。とはいえ、スケジュールに変更はなく、夏コミ頒布予定の同人誌は「友人のサークルに委託」と言う形で出ることになると思います。細かいところは調整中ですが、現在委託頒布先として確定しているのは【2日目 ツ32-a Freiheit】さんになります。正式に決まり次第またここに書かせていただきます。
で、内容についてですが、昨年夏に出したプリパラ一周年記念本から流れを引き継いで「プリパラ二周年記念本」になります。一周年記念本の流れはそのままに『プリパラ』と言う作品の二周年らしく作品のコンセプトを拾う形で拡大した本の予定で、既に作業も終盤に突入している事もあって身内に不幸があったりしてスケジュール遅延にならない限りはほぼ間違いなく出る事になるかと思います。ただキンプリ本の再販は委託ということもあり、おそらく無理になりそうですので、その辺りだけご了承ください。

以下の文章はモバクソゲー本を出しておられるそれいゆさんに寄稿するつもりで書いていたものですが、今回は参加されないそうなので、貼り付けておきます。いつもの文体と違うのは、モバクソゲー本のコンセプトに合わせて変更しているからです。



2012年10月の放送開始から約三年半の月日を駆け抜け、国民的アイドルアニメ『アイカツ!』が放送終了を迎えました。
直後に『アイカツスターズ!』という新たなシリーズが放送開始しているため、「『アイカツ!』もついに終了かー」と思っている方も中にはいるのではないでしょうか? そんなことはありません。多くのファン達に愛された『アイカツ!』という作品が「新シリーズを始めるから」という理由だけで終わるわけがないのです。それに、あのバンダイナムコが子供はもちろん、大人からも愛された作品を簡単に終わらせるわけないでしょう?
そんなわけで『アイカツ!』が放送終了の日を迎える約二か月前となる2016年1月28日にリリースされたのが本作『アイカツ! フォトonステージ』です。バンダイナムコと仲が良く、「星」とも縁が深いDeNAが開発を担当している事や、事前登録者数だけで38万人を突破する事などからアイカツ!ファンのみならず、自分を含め多くのソーシャルゲームファンの注目を集めた本作ですが、内容はというとアイカツ!ファン向けに振り切った作りで、アイカツ!ファンにとっては楽しい作品に仕上がっています。
特に秀逸なのはガチャ(本作では「お出かけ」と呼称される)から排出されるカードのデザインでしょう。本作におけるカードは全て「アイドル達のブロマイド」と位置づけられているのですが、多くのカード達はアニメでも着用したことがない様々なコーデを身にまとっているのです。
『アイカツ!』ではアイドルと愛用するブランドは紐づけされてセットとして扱われているため、アイドル達が着用するコーデは「スクールドレス」と呼ばれる学校専用のコーデやユニットごとのコーデを除けば、ほぼ同一ブランドのコーデしか着用していませんでした。もちろんそれが決して悪い事ではないですし、ブランドとアイドルをセットとして運用するからこそ「デザイナーとアイドルが二人三脚でステージを作り上げていく」という熱い物語が生まれていますし、特に大空あかりと瀬名翼のように「経験の浅い者同士が支え合いながら頂点を目指す」という物語は何度見ても秀逸なものなのですが、一人のアイドルの中でのバリエーションを思い返してみると、統一された印象を受ける分、「広がり」という点においては少々魅力に欠ける部分がありました。
コーデは着用する者の魅力を引き出すもの。統一され切っているというのは、それだけ「アイドル達のブランドへの想い」を感じさせる反面、「コーデによって今までとは異なる魅力を引き出す」という点においては少々勿体なかったように思います。
その点をカバーしたのが本作なのです。
本作ではあえてブランドとアイドル達を切り離し、愛着するブランド以外のコーデをまとわせることで今までとは違ったアイドル達の魅力を存分に引き出しています。あの「美しき刃」紫吹蘭がポップ系ブランドのマジカルトイのコーデを着用していたり、霧矢あおいが女の子の憧れであるエンジェリーシュガーのウェディングドレスを着用していたりと何でもあり。季節ごとのイベントではきちんとそのイベントに合わせたアレンジの効いた新作コーデを見せてくれるのも嬉しいところでしょう。
また作中で人気が高かったものの、3Dモデルでライブシーンが描写されることがなかった服部ユウや、終盤でようやくライブシーンデビューを飾った神谷しおんといった、作中に登場したアイドル達がほぼ全て登場しているのも熱いところですが、こうしたキャラクター面での展開と共に、完全新曲の発表がされているのも素晴らしいところです。
配信直後の楽曲数もかなりの数が用意されており、その選曲も『アイカツ!』と言う作品が歩んだ三年半の年月の中でも印象深い名曲ばかりを押さえているなど実によく出来た選曲でしたが、イベントごとに専用曲として展開される楽曲には今まで誰も聞いたことがない完全新曲ばかり。
最近では「ジューンブライド」ということで星宮いちごと霧矢あおいの二人を中心に据えた新曲「青い苺」が追加され、『アイカツ!』の監督を務めた木村隆一氏が作詞を担当している事や、プロモーションビデオまで制作されるなど気合の入れっぷりがおかしな事になっている事もあって、多くのアイカツ!ファンに悲鳴を挙げさせましたが、ともあれ『アイカツ!』が終わっても本作をベースにした楽曲展開が続いているのはファンにとっては嬉しいことでしょう(なおコレは筆者の見解ではあるのだが、「青い苺」は百合的な方向で殺意が高過ぎると思います。木村監督の中では「あおい×いちごなのか。それともいちご×あおいなのか」、どちらなのでしょうか)。
なおシナリオについてですが、第四期終了後(つまりアニメ終了後)の時間軸を舞台にしたスピンオフストーリーとしては良く出来ている方ではないかと思います。イベントストーリーでは神崎美月・夏樹みくるのWMを倒すために結成された「2wingS」の復活を描いた「復活!2wingS!」やいちご達ソレイユとあかり達ルミナスの共同ライブを描いた「ソレイユ&ルミナスライブ!」と言った、「本編後にあってほしいイベント」が盛り込まれており、実にファンに取っては嬉しいところです。
まあ少々二次創作すぎるというか、公式二次創作としか思えないというか色々と暴走しているシナリオもあったりしますが、全体を通してみるのならよくブランドコントロールがされており、「良いシナリオチームを抱えてるなー」と思う次第です。
でもジューンブライドシナリオは完全に公式二次創作。

詫び石ならぬ「詫びジョニー(お詫びに配布される経験値用アイテムが『アイカツ!』名物の教師キャラ、ジョニー別府なので)」といった世迷い言も飛び出しつつ、サービス開始から半年を駆け抜けた『アイカツ! フォトonステージ』。8月2日にはビジュアルコレクションも発売されますが、この機会に是非プレイしてみてはいかがでしょうか?

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