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『プリパラ』仲間の力と真中のんが負けた理由について

アイカツスターズ!。何だかんだでこの作品が好きなのは「主人公が二人いる」ということを活かして、ゆめがローラを引っ張り、ローラがゆめを引っ張り上げるドラマ作りが出来ているからなんだよなぁ。ローラが自分の個性を見失った回ではゆめがローラにアドバイスしたことが遠因になってローラは自分らしさを取り戻す事が出来たし、学園長の陰謀によりファーストライブをやることになったゆめを最初から最後まで信じていたのはローラだった。
二人が互いに支えあい、手を引っ張り合いながら前へ前へと進んでいく。『アイカツスターズ!』は「S4」という存在がいることで、そういう関係性を構築できているのは本当に良いと思う。S4の座席はひとつしか無いからこそ、今は互いに支え合い、一緒に歩んでいけるというか。この辺の『アイカツ!』との差別化はよくやれているんじゃないかなぁ。
あとライブパートも良くなってきていると思う。『アイカツ!』はサムライピクチャーズが制作してたけど、『アイカツスターズ!』はサンライズ内部の担当なのでどうなるかと思ってたけど、かなりいいんじゃないかな。もうちょっと快楽に忠実でも良いと思うけど。
何にしても、夏の映画も情報公開されつつあるし、アイドルの夏は楽しみ。



2014年7月に始まった『プリパラ』も、ついにアイドル界の頂点である神アイドルを目指す「神アイドル編」へと突入。主人公の一人、らぁらの妹・真中のんもようやくプリチケを手に入れ、「打倒!真中らぁら!」を胸にプリパラで一人三役のユニット「トライアングル」でアイドルデビューを飾るなど、新風を吹き込みながらも『プリパラ』という物語の集大成のようなエピソードが展開されている。
誰がどんな神アイドルになるのだろうか。ようやく全てのプリパラアイドル達の目標にスポットが当たり始めただけに、今後の展開に期待が膨らむところだが、101話「キタ!神アイドルグランプリ!」ではそんな神アイドルを目指すための最初の戦い、「第1回神アイドルグランプリ」の様子が描かれた。
この神アイドルグランプリに出場するためには一つの出場条件――プリパラの女神ジュリィから授けられるスーパーサイリウムコーデを所持していることを満たさなければならないため、第一回大会時点で手にしているアイドルはらぁら・みれぃ・そふぃの三人によるユニット「そらみスマイル」とシオン・ドロシー・レオナによるユニット「ドレッシングパフェ」、そして真中のんが一人三役を演じる「トライアングル」の三組のみ。従って第一回大会の優勝者のみに与えられる神コーデアイテムの一つ「神アクセ」を解放する権利はこの三組の中で最も輝いていたアイドルの手に委ねられる事になる。
どのチームも「優勝したい」という思いの強さも練習に励んできた時間も同じ。最初のライブとなったドレッシングパフェはドレッシング=水と油のように相容れない三人の個性を衝突させる事で今まで以上に完成度の高いステージを作り上げ、続くそらみスマイルはこれまでの日々を全て一つのステージに込めた。最後を飾るトライアングルも、らぁらが「勝てない」と漏らすほどの輝きを放つライブとなった。
誰が勝ってもおかしくはない。誰もがそう思うほど、三組とも素晴らしいステージを見せてくれたのだが、結果はそらみスマイルとドレッシングパフェのダブル優勝。トライアングル一人だけが敗者となる結果となってしまった。
なぜトライアングルは、真中のんはそらみスマイルにもドレッシングパフェにも勝つことが出来なかったのだろうか。誰もが実力については認めていて、「誰が勝ってもおかしくない」と思えるほど凄かったにも関わらず、なぜトライアングルだけが敗者になってしまったのだろうか。
それはトライアングルが結局のところ「一人」のユニットだからだ。
確かに真中のんは凄い。アイドルをしっかりと研究し、じゅのん・ぴのん・かのんという3つのキャラクターを演じ分ける器用さも、三人のキャラクターを無理なく表現出来るだけの実力もある。しかしじゅのんもぴのんもかのんも、結局は真中のんの中から生まれた存在の一つであり、究極的には「アイドル・真中のん」を個性を3つに分けただけだ。トライアングルは「真中のん」を三頭部しただけの存在に過ぎないのだ。
しかしらぁら達は違う。らぁらもみれぃもそふぃも、シオンもドロシーもレオナもこの日のために共にレッスンに励み、共に一つのステージを作り上げるためにプランを練り上げ、メイキングドラマを共に作るなど、仲間と共に歩み続けることを何よりも大事にしてきた。
確かに一人で三人やれば相手のことを理解する必要もないし、自分の実力を磨くだけでユニットとしての実力を上げることも出来るだろう。しかし三人全員が一つの個性を持った人間だからこそ、息を合わせてその個性を重ねあわせた瞬間に一人の力を何倍にも増幅させ、遥か高みへと飛び上がる事が出来る。仲間の存在が一人一人をより強くしてくれるのだ。
らぁら達にはともに歩む仲間がいて、真中のんにはそうした仲間がいなかった。
それだけの話しといえばそれだけの話しだが、この差はきっと大きかったに違いない。
なぜならここはプリパラ。「み~んなトモダチ! み~んなアイドル!」な女の子達の楽園だ。仲間と共にいる子とそうではない子、より強く輝いて見えるのは仲間と共にある女の子達の方に違いない。
真中のんはそらみスマイル&ドレッシングパフェに敗北した経験からその事を学び、真の仲間を見つけて再び挑戦する事を宣言。姉・らぁらを超えるという目的のためにアイドル活動を続けていくようだ。そしてらぁらも妹・のんと一緒にプリパラへと行ける事を喜びつつも、神アイドルを目指してまだまだ努力を積み重ねていく。
『3rd season』も1クール分の放送が終了したが、気になる要素が目白押しの神アイドル編。
やがて来る神アイドルの誕生の日を楽しみにしていきたい。

なおこれは余談だが、トライアングルのライブを見てらぁらは「勝てない」と漏らしたのに対し、そふぃだけが「そうかしら?」と疑問視していた。これはそふぃが「仲間を得た事でより強く輝けるようになった」というアイドルだからだろう。
確かにそふぃの実力は「天才」という言葉に異論を挟む余地が無いほどの高いものを秘めている。しかし一人だけでは神アイドルグランプリに出場することは出来なかったはずだ。
一人で輝く時代から仲間と共により輝く時代へ。その事を経験しているからこそ、そふぃだけがトライアングルの輝きの脆さに気づく事が出来たのではないだろうか。









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