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『ラブライブ!サンシャイン!!』恋と梨子と真剣な寄り道について

ベルセルク。何気に黒の剣士編と黄金時代編以外のアニメ化というのは一度もされていないし、黒の剣士編にしても本編に直接繋がる作品であるにも関わらず、黄金時代篇の前座として扱われがちだったので、今回の黒の剣士編に比重をおいた構成自体は好ましく思う。本編はグリフィスがゴッドハンドになった後だからなぁ。黄金時代編ではなく、グリフィスを仇敵として追いかけるガッツの物語を本気でやる気ならこちらも本気で見るしか無い。パックのデフォルメ化も頑張ってるし、キャストも凄く気合入れてるから今のところ面白いです。グリフィスにキャスカがアレされてるところまでキッチリやってるの、本当にすげぇな、ベルセルク。
惜しむらくはOPが平沢進じゃないことか。挿入歌で参加しているけど、『ベルセルク』といえば平沢進なだけに、「挿入歌……挿入歌かぁ……」というのはちょっとがっかりなところではある。とはいえ平沢進の挿入歌が格好いい事は間違いなく、流れれば「これだよこれ」となるので、本当に「強いて言うなら」レベルの残念なところではある。
しかしどこまでやるんだろう、これ。断罪編とかまでやるの?



桜内梨子との再会に運命を感じてスクールアイドル活動へ勧誘したものの、笑顔で断られるという高海千歌というまさかの展開から幕を開けたAqoursの物語『ラブライブ!サンシャイン!!』。渡辺曜が水泳部との掛け持ちでスクールアイドル部に参加してくれる事が決まったものの、生徒会長の黒澤ダイヤの反発にラブライブ!参加条件の一つであるオリジナル楽曲を作曲してくれる作曲家の問題、衣装の問題など問題は山積み。アイドルレッスンと並行して部員集めも行わないといけないなど、ようやく始まった高海千歌のスクールアイドル活動は前途多難だ。
二話「転校生をつかまえろ」では山積みになった様々な問題を一つづつ解決するべく奮闘する高海千歌の様子が描かれ、彼女のスクールアイドルに対する熱い思いを再確認させてくれるエピソードとなっていたわけなのだが、そんな高海千歌と共に、この二話でェアある人物にスポットが当てられている。その人物とは桜内梨子で、この二話では東京の音ノ木坂学院に通っていたはずの彼女が静岡県沼津市の浦の星女学院にやってきた理由が丁寧に描かれた。キーワードとなるのは「恋」、そして「真剣な寄り道」だ。

桜内梨子も高海千歌も恋をしている。
と言っても、恋する対象は人間ではない。桜内梨子が恋をしているのは幼少期から続けてきた「ピアノ」で、高海千歌が恋をしているのはμ'sを始めとする「スクールアイドル」だ。
ピアノやスクールアイドルと出会い、恋に落ちたからこそ二人は何でもない日常でも楽しく過ごす事が出来た。ピアノやスクールアイドルに接している時、思いを馳せている時、何でもない時ですら世界はキラキラと太陽のように輝いて見えていたのだ。
しかしどれだけ真剣に向き合っていたとしても、「手が届かない」「自分の想いだけが空回りしている」と一度でも思ってしまえば、その「恋」は次第に冷め、世界は輝きを失い、熱心に向き合い続けていた想いすらも失われていく。
桜内梨子が浦の星女学院にやってきたのはその「冷めていく想い」が理由だ。
幼少期から続けてきたピアノ。ピアノに恋して一生懸命に向き合い、その一途な思いにピアノが答えてくれていたからこそ、桜内梨子はピアノに以前よりももっと真剣に向き合おうと思い、ピアノに接していたはずだ。しかしどれだけ練習に励んでもピアノは答えてくれず、手応えが得られないとなればやがて恋は冷めていくだろう。
ましてや桜内梨子とピアノは「幼少期からの付き合い」である。「ずっと一緒だったピアノが自分の真剣な思いに答えてくれない」という事実は、彼女にとって今までにないほどの苦痛と悲しみを生み、彼女から「楽しむ」という気持ちすら失われてしまったとしても決しておかしな事ではない。
しかしだからこそ桜内梨子は高海千歌に惹かれる。高海千歌は今スクールアイドルへの恋に心を弾ませ、自分のスクールアイドル活動に夢中になっている最中だから。
かつてピアノに恋していた頃の自分を思い出させる高海千歌の行動は桜内梨子を奮い立たせ、彼女に再びピアノに向き合う勇気を与えてくれる。

しかし「向き合えるようになった」とはいえ、桜内梨子の抱える問題全てがそれだけで解決するわけではない。
彼女の抱える問題は長く付き合っていたからこその問題であり、根が深い問題だ。
出会って数日ほどの人間と接して影響された程度で解決するのであれば、東京とは全く違う環境の浦の星女学院にやってきただけで解決していても決しておかしくはない。「向き合えるようになった」程度では解決しないからこそ、桜内梨子はその解決する糸口やきっかけすらも見えない問題に真剣に悩み、涙を流しているのだ。

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高海千歌もそれを理解しているのだろう。彼女は桜内梨子の抱える問題と苦悩の日々を決して否定したりしない。
自分が門外漢であることも理解しているのだろう。だから彼女は手前勝手な想像だけで安易な解決策や慰めの言葉をかけたりしない。
否定も同情もしない高海千歌が桜内梨子に示したのはこれまでとは全く違う道である。
それは「スクールアイドルを始める」ということ。

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「やってみない? スクールアイドル」
「やってみて笑顔になれたら、変われたらまた弾けばいい。諦めることないよ」

ピアノに恋をしている桜内梨子にとって、その活動は「寄り道」にしかならないだろう。彼女はいつかはピアノへと戻っていく人間だし、高海千歌のようにスクールアイドルとして輝きたい!と純粋に一途に言えるような意思の強さもない。
しかし「真剣に寄り道をした」という経験があるからこそ見えてくるものもある。
自分のために必死で手を伸ばす高海千歌と想いを通わせ、その手をとった桜内梨子。「スクールアイドル」として活動する「寄り道」な日々が彼女にどんな影響を与えてくれるのだろうか。そして「一般教養」とまで言い切る熱いμ's愛も炸裂させた黒澤ダイヤはなぜスクールアイドル部創設に対して、あそこまで意固地に反対しているのだろうか。
続きが気になる『ラブライブ!サンシャイン!!』。三話のサブタイトルは「ファーストステップ!」と、『ラブライブ!』三話「ファーストライブ」を彷彿とさせるサブタイトルとなっているが、『ラブライブ!』を意識しているのであればおそらく大きく話が動く一話となる事だろう。
Aqoursにとって重大な一話になりそうな気配の漂う三話「ファーストステップ!」。
絶対に見逃すことの出来ない一話になるはずだ。








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