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『ラブライブ!サンシャイン!!』Aqoursの未熟さと千歌の悔しさと続ける理由について

『セブンズストーリー』というソーシャルゲームと出会ったのは友人達が「面白い」という話をしていたからだった。ならばとやり始めたところ、そのストーリー運びの面白さとゲームの面白さにたちまち夢中になった。「ソーシャルゲームにおけるシナリオ」というものが生まれ始めていたそんな時代においてシナリオやゲーム性という面白さを兼ね揃えていた『セブンズストーリー』は自分にとって革新的なタイトルに見えた。グラフィックこそお世辞にもいいとは言えなかったものの、それ以外の点において『セブンズストーリー』は本当に凄かったのだ。
そんな『セブンズストーリー』が再び戻ってくるというのは本当に驚きだった。なにせアクティブユーザー数は明らかに少ないゲームで、一部の好事家達が褒めているぐらいのゲームである。そんな『セブンズストーリー』を再び動かそう、今のソーシャルゲームに合わせて作りなおそうというのはクレイジー以外に何物でもない。サイゲームスはどうしようもないぐらいにロックである。
今日公開された動画を見る限りではセブンズストーリーらしい作品のようだが、今のソーシャルゲームとなった『セブンズストーリー』がどのような展開をたどるのだろう。胸をときめかせながらサービス開始の日を待ちたい。

それはそうと、とらのあなでプリパラ二周年記念本『ビューティフルワールド』の予約が始まってます。
一つ、よろしくおねがいします。



ついにAqoursファン待望の1stライブの概要が発表された『ラブライブ!サンシャイン!!』。1stライブでありながら横浜アリーナ、それも2Daysと「最初のワンマンライブ」とは思えないほど大規模のライブイベントであるが、既に『ラブライブ!』ではなく『ラブライブ!サンシャイン!!』としての人気と実力を確立した今のAqoursならば、この規模にも見合うものを見せてくれることだろう。
最速先行申込券はアニメBD一巻及び二巻に付属するという。Aqoursにとって最初の大きなステージ。出来る限り見届けたいところだ。
現実世界のAqoursがワンマンでの1stライブ実現へ向けて動き出している一方、アニメのAqoursは今逆境の中であがき続けている。
6話で明らかになった浦の星女学院の統廃合に、7話で現れた圧倒的実力を持つスクールアイドル「セイントスノー」。Aqoursが今置かれている状況は『ラブライブ!』時のμ's以上に辛い状況であり、東京にやってきてまで参加したスクールアイドルイベントではセイントスノーやラブライブ!出場経験のあるスクールアイドル達はおろか、全ユニットの中で最下位、それも獲得票数0というなんとも辛い結果になってしまった。自分達でオリジナルソングを作り、自分達でオリジナルの衣装を作り、努力の日々を積み重ね、その結果として招待された東京で得たものが「ラブライブ!出場は夢のまた夢。Aqoursの実力は全国レベルとは程遠い」というのはなかなかに酷な話だ。しかしそれ以上にAqours、特に高海千歌にとって酷なのはセイントスノーの二人から投げかけられた「バカにしないで。ラブライブ!は、遊びじゃない!」という言葉だろう。

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Aqoursも高海千歌も「スクールアイドル」には真剣に向き合い、自分達のスクールアイドルになるために必死に努力してきた。しかしその努力の結果をステージの上で見せても、本気でスクールアイドルに取り組んでいる少女達にはその本気さは全く届いていない。本気でラブライブ!を目指す者達からは「スクールアイドル未満の存在」としてしか見られていないのだ。
言うなれば彼女達にとってはAqoursは前座どころか「何かの間違いで紛れ込んでしまった集団」なのだろう。接し方がどこか見下しているかのようなものだったのも、彼女達がAqoursを「自分達と同じくラブライブ!を目指すスクールアイドル」として認めていなかったからだとすれば説明がつく。
セイントスノーの厳しい言葉と全スクールアイドル三十組の中で最下位という苦い経験、そして獲得票数0票という悔しい思いを胸に沼津へと戻る事となったAqoursの六人。しかし大切なのは「『自分達の努力や思いは誰の心にも響かなかった』という現実を踏まえて、ここから先をどうしていくか」だ。
悔しさで涙を流す中、高海千歌とAqoursが出した答えは「これからも続けていく」ということだった。
何が出来るかは誰にも分からない。μ'sには出来た廃校阻止を自分達が出来るかどうかもわからない。スクールアイドルを続けていった先に何が待っているかも分からない。しかし「続けなければ一生分かることはない」。だから分かるようになるまで、何が待っているのか見えてくるまで続けてみる。
「0を100にすることは難しくても、0を1にすることは出来るかもしれない」という可能性を信じて続けようとするAqoursの姿は、セイントスノーのような「ラブライブ!」と言う具体的な目標のために己に厳しい試練を課せる人間にとっては到底「スクールアイドル」と認められないものなのかもしれない。しかし「スクールアイドルを目指して活動を続けていく」という理由としては十分すぎる答えだ。
いつかAqoursにも獲得票数が0票から1票になる日が来るだろう。
東京というステージを経験し、見えるものが広がったAqoursならばその1票の意味と価値が分かるはずだ。
その意味と価値を噛みしめる時までAqoursはまた走り続ける。スクールアイドルという太陽に向かって。

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Aqoursの物語については以上の通りだが、『ラブライブ!サンシャイン!!』8話で面白かった点がもう一つある。
それは黒澤ダイヤ・小原鞠莉・松浦果南達三年生組の高海千歌とAqoursに対する三者三様の接し方だ。
この8話ではダイヤ、鞠莉、果南の三人がかつてスクールアイドルとして活動し、そして失敗した過去が明かされたが、三年生組のそれ以降の動き方は三者三様であり、それぞれの性格や考え方の違いが現れていてとても面白い。
鞠莉はAqoursに対して具体的な試練を与える。ファーストライブを開催し、そこできちんと実力を見せることが出来れば認めて部室を与えるなど、理事長としての権限を活用してAqoursのスクールアイドル活動を時に試しながらも支持するような立ち位置に収まっている。その行動の根底には8話で鞠莉自身が語っているように「失敗した経験」があり、「あの日々を取り戻す」という目的がある。だから彼女はAqoursを支援することで場所を守ろうとしているのだ。
一方、果南はAqoursに対して消極的な接し方をしている。「他の人間には(千歌の場合は幼馴染である事も関わっているのだろう)傷ついてほしくない」とスクールアイドル活動そのものに否定的な見解を述べる。過去の苦い経験が彼女のスクールアイドルへのイメージを構築しており、それゆえに千歌達を止めようとしているのだ。
ダイヤは鞠莉のように支援しながらも、果南のような一面も持っている。彼女達が未熟であることを何度となく指摘するなどAqoursの成長を手助けしたり、ルビィがスクールアイドルをやりたいと言い出した時には応援するような一面も持ちながら、当たり方はどこか強く、指摘も的確でAqoursに対しては厳しく指導する。そこにはダイヤなりの優しさがあるのだろう。
厳しく当たることで潰れるのであれば自分達と同じような思いをしなくて済むし、仮に乗り越えていくのであれば自分達のように失敗することもない。そういう思いからダイヤは厳しくAqoursに当たる。彼女の行動は不器用ではあるが、鞠莉とは違う支援のやり方なのだ。

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『ラブライブ!サンシャイン!!』も後半戦に突入している。三年生組がどのような過程で自らステージへと上がり、合流するのか見届けたい。









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2件のコメント

[C1684]

すみません、果南がAqoursに辛く当たった描写なんて何一つないと思うんですが...?消極的応援っていうだけで
  • 2016-08-22
  • 通りすがり
  • URL
  • 編集

[C1685] Re: タイトルなし

> すみません、果南がAqoursに辛く当たった描写なんて何一つないと思うんですが...?消極的応援っていうだけで

申し訳ない。ダイヤのパートの初稿をコピペして書いてたので修正するが漏れてました。
修正しましたのでご確認ください。
  • 2016-08-22
  • 水音
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  • 編集

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