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『血界戦線』第二期で見たいエピソードについて

FF15。作業の合間にちまちまとプレイしているのだが、楽しくて仕方がない。釣りにキャンプ、モンスター退治に写真撮影とやることも多いし、料理も美味しそう。最低でも10年ほどかけて開発してきただけのことはある。スクエニはプレイヤーがPS4の電源を入れてコントローラーを握れば旅行まで出来るほど凄い世界を作り上げてしまった……。凄いなースクエニ。戦闘が面白いオープンワールドゲームってだけでも十分評価できるのに、どこまでやったらいいのかわからないぜ、このゲーム。
あと地味にストーリーも面白いんだよね、これ……。「亡国の王子になってしまったノクティスが父親から託された王としての責任と力と向き合いながら成長していく」というのが物語の中心軸にあって、力を受け継ぐごとにノクティスが王としての自覚を持っていく。最初は本当にどこにでもいるような若者として描かれていたノクティスがちゃんと「王」になっていく姿は王道だけど、王道だからこそ熱い話になっている。凄くいいなぁ、これ……。
それにしてもイグニスのおかんっぷりは異常。なんだあれは。

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内藤泰弘の『血界戦線』が2017年に再びアニメ化されることが発表された。
本作は人間の暮らす世界と人ならざる者達の暮らす世界が交差し誕生した都市「ヘルサレムズ・ロット」を舞台に、世界の均衡を守る秘密結社ライブラに所属することになった青年レオナルド・ウォッチの日常を一話完結形式で描いた作品で、2015年には松本理恵監督とボンズによって映像化されている。
今回のアニメ化は事実上の第二期シリーズに当たるわけなのだが、監督は松本理恵から高柳滋仁に、脚本家は古家和尚から加茂靖子に変更されている。高柳滋仁監督と加茂靖子のコンビといえば『だがしかし』が記憶に新しいところだが、高柳滋仁監督といえば個人的には『ギャラクシーエンジェル』シリーズが思い浮かぶ。いずれにせよ松本理恵監督がオリジナルキャラクターであるホワイトと共に紡いだボーイミーツガール的な物語からは少し変化し、我々の「非日常」が「日常」となるヘルサレムズ・ロットらしいコメディ路線になるのではないかと予想しているのだが、『血界戦線』でその手の類に該当する話は非常に多い。というか、八割以上は「そういう話」である。そしてその大半のエピソードはまだ映像化されていない。
今回のアニメ化でどれだけの話が映像にされるかは分からないが、高柳滋仁監督が手がけるのなら是非とも見たいエピソードが何本かあるので紹介していきたい。

■マクロの決死圏(七巻)

ある日「超兵器を駆使してあらゆるものを治療してみせる」と自称する細菌の医者「リ・ガド」と出会ったレオ。リ・ガドの目的はただ一つ、テロリスト病原菌「ゲムネモ」を捕縛することだった。ゲムネモの誘惑に負け、彼の施した術式の力で暴れまわる友人を止めるためにレオとリ・ガド、そして音速ザルのソニックは立ち上がる――と言う、このエピソードが見てみたいのは「世界をどう捉えるか」という尺度の話になっているからである。
この作品に登場する全ての人物がそれぞれの尺度を持って世界に接している。レオもリ・ガドもゲムネモも、ゲムネモに惑わされるレオの友人であるリールもそれぞれの尺度で世界を見つめ、その世界の中で生きている。体が小さな存在にとっては体が大きな存在は脅威に見えるし、腕力が強い存在から見れば貧弱な人間は「力でねじ伏せてカツアゲする対象」に見えることだろう。世界の見え方が一人一人異なるが故に辛い事や悲しい事に遭遇することも多いが、逆に一人一人世界の店方が違うからこそ出会える楽しいことや嬉しいこともある。
このエピソードは様々なキャラクターの視点を通じてその辺りを描いている物凄く深みのあるエピソードなのだ。
加えて言うのなら、単純にアクションシーンが多く映像的に映えるというのもある。チェイン、酔い潰れてるんですけどね、このエピソードでは。

■BRATATAT MOM(九巻)

子供の授業参観の日に仕事が重なってしまったK・K。何度も何度も仕事が原因で子供との約束を反故にしていた事もあり、どうしても授業参観に行きたかったK・Kは遠隔から砲撃支援が出来る兵器を駆使し、子供の授業参観の傍ら仕事に従事する。はたしてK・Kは子供の信頼を守りつつ、仕事を完遂することが出来るのか?というK・K主役回。
「母親」と「ライブラの一員」という二つの顔を持つK・Kにスポットを当てた回では「子供との約束」が軸になることが多いのだが、このエピソードは子供に嫌われたくないK・Kのドタバタコメディっぽさと、人間の子供を育てるブラッドブリードとの「子供を持つ親同士のやり取り」が熱い。
本来ならライブラとブラッドブリードは敵対し合う関係であり、仲良く談笑することなんてありえない。出会えば戦いになるしかないのだが、例えブラッドブリードであっても「同じように子供を持つ親同士」として殺し合いに発展する事無く、「敵」ではなく「親」として別れてしまう辺りが日常と非日常の曖昧さと、そこをあえて線引することの面白さが見えてたまらなく面白いのである。
オチの親の見解と子供達の現代っ子っぷりの落差も楽しいので、是非映像化して欲しい。

■The Outlaw of Green(六巻)

シリアス寄りのエピソードとしてはこれが一番見てみたい。
園芸サークルの会合に出席したクラウス。その園芸サークルで皆から「先生」と慕われる男の正体は最近力をため込んでいると噂される組織所属の極道者だった……!というところから始まるエピソードなのだが、ライブラ陣営ではクラウスとスティーブンぐらいしか登場せず、ゲストキャラとして登場するのも一人を除いて大人ばかり。全体的にもビターな印象の作品なのだが、クラウスの愚直なまでの善人っぷりでハートフルな方向でまとめ上げているのがたまらなく好きだ。
一話完結形式でならやれると思うし、『ギャラクシーエンジェル』などでもこうしたビターなエピソードは時折挿入されていたため、高柳滋仁監督の手によって描かれてほしいところだ。



『血界戦線』にはこの他に異界と混ざりあったあの日に起きた出来事と今の交差を描いた「幻界病棟ライゼズ」など、面白いエピソードが数多く存在しており、それらは映像化の機会を待ち続けている。
今回の第二期シリーズではそんな「アニメ化待ち」のエピソード達が一本でも多く動き出してほしいと思い色々書いてきたが、はたしてどのエピソードが映像化されるのだろうか。来年の本放送を楽しみにしたい。
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