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『プリパラ』個人的ベストエピソード 1st season編

『プリパラ』があと一話で終わる。2014年7月から2017年3月末までの約2年9ヶ月、全140話にもなる物語があと一話で終わろうとしている。「ついにここまで辿り着いたか」と思えば感慨深く、「研究生だった彼女達も神アイドルになってしまったか」と思えば僅かに寂しさを覚えてしまうが、『プリパラ』が終わるという事実はどうあっても揺るがない。テレビ欄の番組横についた「終」の文字は絶対に変えられない運命なのである。まあらぁらもみれぃもそふぃもシオンもドロシーもレオナも、続編として位置づけられた『アイドルタイムプリパラ』への出演が決定しているし、らぁらに至っては夢川ゆいと共に主人公を務めることが発表されているので、自分にはそこまでダメージは大きくないのだが。せいぜい致命傷と言ったところか。
それはそれとして。
『プリパラ』は2年9ヶ月も放送されているので、いざ終わりが近づくと様々なエピソードを思い出される。
コメディやシリアス、酷いパロディの回もあったりと「何でもあり」な『プリパラ』なので思い出すことも、面白かったことや楽しかったこと、涙したことやあまりに素晴らしい展開に拍手喝采したことなど様々なものがあり、「自分にとってのベストエピソード」と言えるものを選出するのも難しいのだが、頑張って各seasonごとぐらいに数本づつ取り上げていきたい。

■第一話:アイドル始めちゃいました!(脚本:土屋理敬 絵コンテ:森脇真琴 演出:徳本善信)

記念すべき『プリパラ』の第一話。アバンタイトルで登場したセインツの三人がプリティーリズム三部作の主人公達で、「プリティーリズムと繋がってるんだ! プリティーリズムがなかった事になったわけではないんだ!」と強い衝撃を受けた事を今でも思い出す。正直「ファンサービス」の範疇ではあるのだが、「『プリティーリズム』があったから『プリパラ』が生まれた」という頭で理解していても、心ではなかなか納得できない事実を納得させてくるだけのパワーがあり、プリティーリズムが大好きだった人間としてはとても嬉しいサプライズだった。
肝心の内容もよく出来ている。「女の子は誰でもアイドルになることが出来る「プリパラ」という場所が存在する世界であること」「そのプリパラに行くためのチケットはどこからともなくやってくるということ」「プリパラはとても楽しい場所であること」「トモチケを交換する事による友達の誕生」などなど、今日の『プリパラ』につながる要素がこの一話の中で無理なくぎっしりと詰め込まれている。ライブパートも「初めてのステージで戸惑うらぁら」という芝居を挟んでから突入していたりとドラマとのつながり方も抜群。みれぃの「プリパラは好きぷり?」から連なる台詞は終盤においても使われていたりと、この第一話には本当に『プリパラ』の全てが詰まっている。全エピソード中でもトップクラスに好きなエピソードの一つだ。

■第十八話:レオナ、全力ダッシュなの!(脚本:中村能子 絵コンテ:柊陽菜 演出:小林浩輔)

『プリパラ』の凄い点の一つにジェンダーフリーの意識がある。「男らしく」「女らしく」ではなく「自分らしくあること」が何より大事なものとして描かれており、自分らしくあろうとしている姿がアイドルとしての輝きとして評価されるなど、生まれながらの性別にこだわらないフラットな意識はキャラクター一人一人を純粋に愛させ、応援する気にさせてくれる。
そんな『プリパラ』のジェンダーフリーな考え方が丁寧に描かれた十八話はあまりにも凄かった。
「ドレッシングパフェのレオナ・ウェストは男だった」という事実はファンにとっては大きな衝撃だったし、らぁら達も予想外だったようで「えー!男だったのー!?」と驚いているのだが、このネタは特に引っ張られることがなく「なーんだ」とアバンタイトルの短い尺の中で終わらせて、物語の主題は「優柔不断であるレオナに憤慨した同じチームのシオンが、一人でメイキングドラマを作るように話す」へと移っていく。その中で「レオナの優柔不断さは誰に対しても優しすぎるから」と言う事実が描かれ、そふぃとの交流を経て彼女は優しさはそのままに要所では自分の意見はしっかりと述べるように成長していくのだが、同時にシオンがいかに酷い事を言っていたかを認め、それぞれの良さを認めあってドレッシングパフェは結束力を高めていく物語も展開されており、「チーム物としての面白さ」も忘れられていないのも熱い一話であった。
余談ではあるが、このエピソードで描かれたレオナの自分らしさは『2nd season』におけるひびきとの問答においても重要であり、本作の屋台骨の一つだったりする。こういうところを活かし切るのが『プリパラ』の良さだ。最高。

■第三十七話:奇跡よ起これ!ミラクルライブ(脚本:大場小ゆり 絵コンテ:森脇真琴 演出:徳本善信)

『プリパラ』のそのシーズンにおける最終話一話前は事実上の最終回であることが多いが、その流れを決定づけた37話は文句なしの大傑作回である。らぁらとトモチケをパキろうとしたばかりに昏睡状態に陥ってしまったファルル。そんなファルルを目覚めさせる奇跡を起こすためにそらみドレッシングは伝説のパラダイスコーデを身にまとってライブに挑む!というエピソードなのだが、一つのライブの中に「らぁらの成長」「ファルルへの皆の思い」「パラダイスコーデが輝くかどうかのスリル」「それでも思い虚しく奇跡は形にならなかった悔しさ」「ファルルに声を届けようと思うアイドル全員の歌によって起きる奇跡」「ファルルの再誕」という物語を詰め込んでいて、何度見ても泣ける最高の映像である。
最後の最後に持ってくるのもらぁらが最初に歌った「Make it!」であることや、普通の女の子へと生まれ変わったファルルに歌わせる「夢はもう夢じゃない」という歌詞、らぁらだけが持つ特別な力だと思っていたプリズムボイスが人間が誰しも普遍的に持つ「思いを届けようとする力」と再定義される一連の流れも素晴らしく、「みんな友達!みんなアイドル!」な『プリパラ』らしい奇跡が誕生する瞬間を描いたこの37話を上げずして何が『プリパラ』のベストエピソードか!
なお自分にとってこのエピソードはリアルタイムで見てしまい、泣きすぎて仕事にならなかったことでも大変印象深いです。



『1st season』は以上の三本をベストエピソードに選んだが、『プリパラ』は前述したように何でもありなので他にも面白いエピソードは多い。例えば大神田校長とらぁらママが仲直りする2クール目終盤のエピソード達は、「どんなに長い年月が過ぎたとしても、友情はアップデートできる」という事を描いていて、友情の美しさが伝わるエピソード郡だし、みれぃのファンである雨宮によってみれぃが再起する「みれぃ、ぷりやめるってよ」はタイトルは完全にパロディなのに、みれぃの核となる部分に迫った名エピソードである。そふぃ様がらぁら達とチーム結成する12話も最高だった。
上げ始めるときりがないのでこのあたりで止めておくが、『プリパラ』は本当に素晴らしい作品なのでまた見直したい。
あと次は『2nd season』です。こっちは五本ぐらいあげたいのでよろしくお願いします。

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