Entries

『Fate/Grand Order』アルターエゴについての研究

5月1日に『Fate/Grand Order』で『Fate/EXTRA CCC』コラボの開始に合わせて新規に二つのクラスが追加された。
一つは登場以来トップメタを走り続けるジャンヌダルク・オルタを始めとするアヴェンジャー達に対して攻防両面で有利を取り、ジャンヌや天草四郎と言ったルーラーには攻防両面で不利をとる現在はBB専用クラスの「ムーンキャンサー」。もう一つは「アルターエゴ」である。
アルターエゴは攻撃面ではライダー/アサシン/キャスターに対してはバーサーカーと同等の有利を取り、セイバー/アーチャー/ランサーには不利を取る。防御面ではバーサーカーを除いてどのクラスも等倍。バーサーカーだけは例外的に受けるダメージも与えるダメージも二倍と「変則的なバーサーカー」とでも表現するのが適切な独特のクラス相性が与えられている。
おそらく「どこにでも入り、大体の敵に対応可能で、相性が不利なクラスでも自分が攻撃するわけではないので支障がない」という孔明やマーリンと言ったキャスターのバッファーの起用を抑制するために実装されたものだと思うが、その結果としてセイバー/アーチャー/ランサーの三騎士に存在するバッファー達を起用する理由が出来た事は喜ばしい。女性に対して強力無比な攻撃力バフを発生させるエリザベート・バートリーなどは今後もアルターエゴが登場するのなら使用する機会はどんどん増えていく事だろう。また既存クラスに当てはまらない英霊達をアルターエゴという形で実装することも可能なので、枠組みを広げる意味でもこの「アルターエゴ」の登場は悪くないのではないだろうか。あまりにも『EXTRA CCC』由来の言葉過ぎる点を除けば、だが。
閑話休題。アルターエゴに話を戻すと、今回のアルターエゴの実装と同時にアルターエゴのキャラクターが三人も追加された。
メルトリリス、パッションリップ、殺生院キアラの三人である。
いずれも『EXTRA CCC』に登場したキャラクターであり、今回のイベントシナリオにおいても中心人物である三人がアルターエゴとしてカルデアに召喚されて、今年の1.5部、そして来年以降に展開されるだろう第二部を駆け抜ける仲間となる展開はとても面白いものがあるが、それは物語面での話である。「もし引くことが出来たとしてゲーム上ではどのように扱っていけばいいのか」と言う話を以下に記す。あくまで個人研究の代物なので、もし「こう使った方が強い」「浪漫だけどこう運用すれば面白い」という意見があれば忌憚なく聞かせて欲しい。

■メルトリリス

今回のイベントシナリオのメインヒロインにして、三人のアルターエゴのクイック担当のメルトリリス。『白鳥の湖』を思わせるキャラクターである彼女の魅力はその「クリティカルスター生成能力の高さ」に尽きる。「彼女が動けば星が出る」と言ってもいいほど、彼女の攻撃モーションは凄まじい。連続ヒットする攻撃を一枚のカードで叩き込み、NPを回収しながら莫大な数の星を出していく。その性能の高さたるや、クリスマスに現れて「星5のアサシン」というものの性能を見せつけたジャック・ザ・リッパーに匹敵するほど。「クリティカルに繋がるのなら関係ない」と言わんばかりに星を出し続ける彼女のその性能は間違いなく強力で、「超強力な攻撃を行った後、強化解除と3ターンの軽いクイック性能アップを行う」と言う効果の宝具と組み合わせればアルターエゴといえどもバカには出来ない。
スキルも「回避二回+クリティカルスター排出」「軽い防御デバフを食らう代わりに攻撃力を大幅に上げる」と、滅茶苦茶強いわけではないが使いやすいものが二つに、「敵と味方の宝具威力を下げて、次ターンに自分の宝具威力を上げる」という使いどころが難しいもののユニークな性能のスキルが一つで面白い。三つ目のスキルは敵の宝具威力そのものを下げるため、防御バフや同種のデバフを合わせれば無敵や回避持ちがいなくとも宝具を上手く処理する事ができるだろう。クイックを軸に考えるパーティーなら間違いなく活躍するキャラクターである。アタランテやアレキサンダーと言ったクイック系バッファーの鉄板キャラは当然として、星を吸って殴りに行けるライダー系も強い。あとは沖田総司やジャックザリッパーという「星飽和系クイックパのいつもの編成」もありだろう。
礼装はベターなところでイマジナリーアラウンド。クリティカルアタッカーとして使うのなら「熱砂の語らい」といったところか。

■パッションリップ

パッションリップはアルターエゴ三人の中で唯一の星4にしてバスター担当となるキャラクターだ。バスター三枚/アーツ一枚/クイック一枚の、いわゆるバスターゴリラのカード構成だが、アーツもクイックもEX攻撃もヒット数が多いことやパッシブスキルの「気配遮断」の存在によりバスターゴリラとは思えないほどのNP回収力と星出し性能を誇る。おまけにアルターエゴはセイバー等と同じスター集中率を誇るので、自分で出した星を自分で吸って殴り、更なるダメージとNPと星だしを見込める。強い。
そんな性能なのにパッションリップはスキルも優秀だ。三つのスキル全てに防御アップやダメージカットと言った被ダメージを減らすスキルが積まれている事やスキル2のターゲット集中からも分かる通り、パッションリップは「ターゲット集中で攻撃を引き受け、自分のダメージは防御アップ等で減らす」という恐ろしいまでのタンク性能を誇る。加えて彼女は全体宝具のおまけとはいえ回復能力を持つ。その回復量は2000と一見すると心もとない数値に思えるが、そのタンクとしての1ターン辺りの防御力は存外に高いため、2000もあれば十分にお釣りが来る。さすがに2ターン、3ターンとなるとマシュほどの防御力はないものの、「1ターンの間、自前のバフだけで殆どの攻撃を無力化し、回復まで出来てしまうタンクはいざという時に頼りになる。最悪攻撃を引き受けて死ぬことが出来るのも最高だ。その胸部装甲の規格外の厚さは決してイラストだけではないのだ。
とはいえ、付け入る隙がないわけではない。まず「防御バフが強力」と言っても、流石に宝具の直撃を耐えうるほどの能力はない。パッションリップは攻撃力が高い反面HPはそれほど高くないので、直撃を喰らえば蒸発することもあり得る。またバーサーカーを相手にするのは不得手だ。流石にそこは別のキャラクター――例えばマシュとか――に担当してもらったほうがいいだろう。
そういうのを抜きにすればパッションリップは2017年の新型タンクキャラクターとしては申し分ない働きをしてくれるだろう。礼装としてガッツを付与するものを付けてもいいし、鋼の鍛錬で更に防御力を上げてもいい。同じガチャから排出される「我らが征くは星の大海」なども面白い。何にしても礼装は幅広いので、自分の好みのものをつけるといいだろう。
同じパーティーに組み込むのなら事故死が怖いバーサーカーなどがオススメだが、個人的におすすめするのはナイチンゲールと土方歳三だ。特に土方歳三はHPを6割以下に保ち続ける事でそのクリティカルアタッカーとしての性能を発揮するのだが、バーサーカー故に非常に脆い。パッションリップがいれば1ターンだけとは言え土方歳三を守れるし、土方歳三のスキル1も活かす事ができる。宝具をあわせてやれば「土方歳三が宝具を打った後、パッションリップで回復」と言う動きも可能なので色々と無駄がない。

■殺生院キアラ

今回のイベントシナリオの黒幕にして、三人のアルターエゴのアーツ担当。その性能はあえて一言で表すのならば「キアラそのもの」。スキル1の弱体耐性ダウンとスキル2のチャージ減少と防御ダウンは「関わった相手を貶め、戦意を喪失させ、無防備にさせて絡め取る」というキアラの魔性の表現として最適なものであるし、宝具の回復も「自分さえ良ければそれでよし」と考えると実に彼女らしいものだ。
パッシブスキルにはビーストにまで昇華された彼女の性質が名を連ね、特にルーラーに対してえげつないまでの特攻をもつパッシブスキルは聖人をガンガン貶めていく。宝具に無敵貫通と防御無視が入っている点から「ジャンヌを絶対貶める」という愛情を感じなくもないが、何にしても状況に合わせてごくごく普通の動きをしているだけでキアラっぽい動きになるのは実によく出来ている。強い動きとして「スキル3を起動してから宝具AAのアーツブレイブチェイン」というものもあり、NPを回収しながら無敵貫通効果付きで殴っていく彼女は普通の動きをしているだけなのに何かがおかしい。
とはいえ、「NP効率は低いのでクリティカルで稼いでいきたい」のに「スター集中がない」のは厳しい。礼装で補うならばここで、クリティカル系の鉄板である熱砂の語らいなどを装備してやればキアラは安定した動きが出来るだろう。ついでに「スター集中率の低いクラスの星も出せるキャラクター」がパーティーにいるのが望ましい……ということで、アンデルセンやキャスターギルガメッシュ辺りが相方の候補としては有力か。ギルガメッシュはアーツ強化とスター発生率アップにカリスマもあるのでキアラの足りてない部分をある程度カバーできる上に宝具で防御力も上がるので悪くはない動きをしてくれた。ただCTの長さはちょっと厳しいので、もう一声欲しかった。

■最後に

アルターエゴはその性質上どちらかといえばサブアタッカー向きのキャラクターで、宝具も全員強化クエストがまだ実装されていない事もありダメージ的には非常に大人しい。それを解決する方法として一番手っ取り早いのは宝具レベルを上げてしまうことだ。1よりは2、2よりは3と言ったように宝具レベルが上がれば基礎ダメージが上がり、アルターエゴの宿命であるダメージの低さは解決するだろう。「3%はともかく1%の確率を引くのは難しい」?しらんな。俺の管轄外だ。
ともあれ、アヴェンジャー以来となる新クラス「アルターエゴ」の登場により、今までとはまた違った動きをするパーティーが今後も考案されていく事だろう。新しいシステムが生まれるよう、自分も研究していく次第である。
スポンサーサイト
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://ilya0320.blog14.fc2.com/tb.php/2354-1271fe88

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

魔界戦線


■DREAM WING(C87新刊)


■プリズムアライブ(C86新刊)
44829979_m.jpg
とらのあなで委託中

■スイッチオン!(C85新刊)
アイカツ3
とらのあなで委託してました

■RUNWAY
表紙
とらのあなで委託してました

プロフィール

水音

  • Author:水音
  • tumblrの方が積極的に更新してるマン。
    面倒くさがりなので、Twitterのほうが捕まります。

    魔界戦線



    連絡先  :mizune.moon.sounds@gmail.com
    @を半角にして下さい

カウンター