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『Fate/Grand Order』メモリアルクエストで上書きする第一部の思い出

去る7月30日に『Fate/Grand Order』は二周年を迎え、私はこのゲームに二年も付き合い続けている自分に呆れ返るとともに感動を覚えた。サービス開始当初は「やりたいことはわかるが、そういうデザインにはなっていない」「ユーザーに過度な負担を強いるだけだろう」と呆れ、イベントデザインの余りの拙さに嘆き、ハロウィンイベントの集中アクセスを捌くだけの能力のなさと長時間メンテの連発に絶望を抱いたりしたが、ともあれ着実に改善されていった事実はぐだぐだ言いながらもずっとプレイを続けていた私にとってはとても喜ばしいことだった。
特に昨年から今年にかけては本当に素晴らしいものだった。第七章のあの人類とビーストの総力戦に、奇しくも「クリスマス」の最中に条件を満たした事でユーザーへの最高のクリスマスプレゼントとなった第一部の完結。年が明けてから始まった1.5部と『Fate/EXTRA CCC』コラボイベントの驚きのシナリオのギミックの数々に加えて、それらを彩る新宿のアーチャーを始めとした魅力的なキャラクターの数々……。本当に素晴らしいものだった。虚無と塵を混ぜ合わせて人類悪で割った『カルデアヒートオデッセイ』を除けば、だが。
さて。今『Fate/Grand Order』ではメモリアルクエストとして第一部の思い出深い戦いを再演できるクエストが配信されている。せっかくなのでそれらのバトルと共に第一部を振り返っていきたい。

■第一章:邪竜百年戦争オルレアン

オルガマリー所長の最後を見届けてから訪れた場所は青髭による二次創作「人間のことを恨んでいるジャンヌ・ダルク」ことジャンヌオルタが支配する百年戦争最中のオルレアンであった。ジークフリートの勇姿にアマデウスとマリーの甘酸っぱさの中に二度目の生を得たがゆえの渋さを加えたやりとりなど見どころが多く、序章終了後に手に入るものがキャスターのクー・フーリンでさえなければ本当に素晴らしいものだった。
そんなオルレアンで対峙したのは「贋作が真作を超える」と言う願いを勝ち取る前のルーラーだった頃のジャンヌオルタ with W。このシナリオは二人のジャンヌ・ダルクの物語。ジャンヌ・ダルクと戦うのはもはや当然のことだと言えよう。ボスであるがゆえに苦戦必死であるが、しかしながら私には当時からフレンドのジャンヌオルタがいた。そして願いのないジャンヌオルタは串刺しにされて死んだ。孔明マーリンジャンヌオルタというお手軽セットは最強であった。

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■第二章:永続狂気帝国セプテム

『EXTRA』の看板キャラクターを務めるネロ・クラウディウスをナビゲーターに、サーヴァントとして現界した歴代ローマ皇帝達と戦っていくセプテムは「ローマの舵取りを担う事になる皇帝達は偉大なる先人達と自分との違いの中、どのように自分を確立していたのだろうか」という物語であった。歴代ローマ皇帝達が復活し、自分達を「我らに仇なす敵」として攻撃を仕掛けてくる。そんな中で悩み苦しみ、今のローマを生きて今のローマの民を率いるネロの出した答えは「人間賛歌」と言ってもいい本当に美しいものだった。そんな第二章のラスボスとして文明の破壊者であるアルテラ(アッティラ)が登場するのは納得がいくものなのだが、結局のところ剣は銃には勝てないのである。銃は剣よりも強しなのである。なので、アルテラさんには銃の力で退場してもらった。銃 is 正義。

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■第三章:封鎖終局四海オケアノス

偉大なる英雄ヘラクレス。十二の試練を乗り越えたその体は複数の命を宿し、その膂力は万物をも砕く。
「近接戦闘を苦手とするアーチャーばかりの味方陣営の中でどうやってヘラクレスとイアソン率いる海賊軍団を攻略するのか」というところに焦点をおいたオケアノスは英霊達の特性を活かした戦いだった。様々な計略を駆使して綱渡りともいえる策を成功させていく様は実に気持ちよく、スリルに満ち溢れていて冒険小説のようであった。ここでは合理主義者としての顔を見せていたダビデがまさか後々クソ野郎としての顔を見せるとは思っていなかったが、それはさておき戦ったのはヘラクレスではなくメディアリリィと魔神柱のコンビ。メディアリリィはともかく魔神柱は攻撃が全体なのでひたすらに面倒くさいわけだが、一撃で殺せば対抗手段を失う事は明白で、つまり……こうなった。

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まさかメディアもルチャの力で死ぬとは思わなかっただろう。ありがとう。良い試合でした。

■第四章:死海魔霧都市ロンドン

霧の都ロンドンは嵐の王とバスターゴリラの戦場だった。膨大な魔力を叩きつけるかのように放つ嵐の王の一撃は単純明快であるが故に暴力的で、嵐のように万物をも薙ぎ払う。相対するバスターゴリラは二振りの刀を巧みに操って攻撃を凌ぎ、嵐の王が見せる攻撃の隙に滑り込ませるかのように刃を突き立てる。一進一退……とは行かないのが英霊同士の戦いの面白さである。槍を獲物とするランサーで召喚された嵐の王に対し、バスターゴリラは有利を取れる剣を操るセイバーである。加えて嵐の王が自身の攻撃をより先鋭化させるべく行った行動もまるで見透かしていたかのように無力化され、相手の行動阻害も何事もなかったかのように解除されていく。故に当然の帰結としてこうなる。

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島国で行われた怪物級の英霊同士の戦いは圧倒的な相性差を持ってバスターゴリラが制した。しかしバスターゴリラの戦いはまだ終わらない。なぜならこれはバスターゴリラにとって王者に挑戦する権利を得たに他ならないのだから。バスターゴリラはどこへ行く。決まっている。次はキャメロットである。

■第五章:北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム

バスターゴリラ対バスターゴリラの頂上決戦前のエキシビジョンとして執り行われたのは盛大な痴話喧嘩であった。
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クー・フーリンオルタは王として望まれたがゆえに行動していたはずだが、なぜだかそれが女王メイヴの逆鱗に触れた。「勇士は全て私の恋人」と語るメイヴがなぜ怒っているのかは定かではないが、ともあれクー・フーリンオルタがメイヴを激怒させたことは間違いない。馬車の揺れる音は愛で騎乗するアレではなく相手を攻める際に行われる暴力的なアレであるだろうし、普段は淑女として振る舞っているものの、メイヴ本来は何気に苛烈な性格であるからして、もはや馬車の中で収まらなくなるのは必然であった。リングの上で行われた戦いの様子がこれである。

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凄まじいビンタのラッシュにクー・フーリンオルタはダウン。そのままリタイアとなりメイヴの勝利となったのだが、見守る私としては乾いた笑いしか出てこなかった。馬車の一撃がとにかく重かった。

■第六章:神聖円卓領域キャメロット

キングバスターゴリラを賭けた戦いが円卓で幕を開けた。この戦いの勝者こそが真のキングバスターゴリラの称号を得るのだ。
赤コーナーはガウェイン。円卓の騎士のバスター担当。顔の良さは誰もが知るところだが、その性能はバスターカード三枚にバスター宝具というバスターでバスターを固めた筋金入りのバスターゴリラ。彼の振るう剣は地を割り、彼の宝具は灼熱を顕現する。円卓の騎士ゆえの完成度の高いゴリラっぷりが魅力のCV:水島大宙な偉丈夫である。
相対する青コーナーに控えるは宮本武蔵である。二本の刀を自在に操るものの、彼女もバスターカード三枚でバスター宝具のバスターゴリラ。「異世界からこのキングバスターゴリラ頂上決戦のためにやってきた」という辺りに彼女のこの頂上決戦に対する意気込みが伺える。なお新宿で『KING OF PRISM』を見ていたと言う噂もあるが嘘か誠か。ともあれ一条シン推しなのかタイガ推しなのかは分からないが、勝利後のサイリウム芸ともども期待が持てる女バスターゴリラである。
はたしてガウェインが勝つのか。それとも武蔵が勝つのか。一進一退の攻防を繰り広げていた二匹のゴリラだが、16手目についに決着が着いた。最後まで立っていたのは武蔵だった。

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2017年8月のバスターゴリラ頂上決戦はこれにて幕引きだが、バスターゴリラとなる挑戦者はまだまだこれからも増えていくことだろう。武蔵はキングの名を守りきることが出来るのだろうか。次回の防衛戦にも期待がかかるところだ。

■第七章:絶対魔獣戦線バビロニア

「え? 『殺されると思ったか?』って…………マルタさんがですか?」

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■結びに

今回のメモリアルクエストは本当にいい思い出ばかりを思い出させてくれた。特にティアマトが親指を立てながら溶鉱炉に沈んでいくシーンは涙無しには見られなかった。定期的に過去に思いを馳せたいので、このクエストを出来れば常設化していただきたい。報酬は何もなくて良いから。
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