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『ラブライブ!サンシャイン!! 2nd season』第一話に見るAqoursの覚悟について

浦の星女学院に通う九人の少女達と共に『ラブライブ!サンシャイン!!』が発表されてから早二年。始まった当初こそ頼りなかった九人の少女達も、「Aqours」と言う名前を得て全国三都市を回る全国ツアーライブを大成功させるほどの存在へと大きな成長を遂げた。そしてそんな少女達の新しく、そして輝かしいネクストステージが幕を開ける――。
『ラブライブ!サンシャイン!! 2nd season』はAqoursの新たな飛躍を描く物語で、『1st season』から繋がる形で、Aqoursの九人のスクールアイドルとしての青春の日々が描かれる。『1st season』以上の全力で自分達の「今」を変えようとする少女達の想いはとても美しい。

さて『2ns season』の話に入る前にまずは『1st season』の物語についておさらいしておこう。
舞台となるのは静岡県沼津市内浦にある浦の星女学院。この学校に通う高海千歌はたまたま訪れた東京秋葉原でスクールアイドル「μ’s」の存在を知る。自分と同じようなごくごく普通の少女達でありながら、自分とは違ってきらきらと輝いている存在がいる事に衝撃を受けた高海千歌は自身も輝くために友人の渡辺曜と桜内梨子と共にスクールアイドル「Aqours」を結成する。途中、黒澤ルビィと国木田花丸、津島善子がAqoursに加わり、廃校阻止という具体的な目標を得て東京のスクールアイドルのイベントに呼ばれるまでに注目を集めるようになったAqoursだが、「観客達の支持を全く集めることが出来ない」という自信とは真逆の結果に打ちのめされてしまう。落ち込む高海千歌であったが、「0を100にするのは無理でも1にすることは出来る」という思いを胸に奮起し、仲間達と共に0を1にするためにスクールアイドル活動に打ち込む。新たに過去に決着をつけた黒澤ダイヤ、小原鞠莉、松浦果南も加わり総勢九名のユニットとなったAqours。桜内梨子も自身のピアノ活動に一つの決着をつけ、「憧れる」のではなく自分達の輝きを手に入れる事を目指すようになった九人はラブライブ!地方予選に進出。そのステージで観客達に訴えかける。「浦の星女学院」と言う場所が失われつつあることを。そして浦の星女学院だから生まれた自分達の輝きを。

『2nd season』は結局ラブライブ!本戦へと足を進めることこそ出来なかったものの、入学希望者は増加した事が語られる事から始まる。ラブライブ!の結果は「そこは重要ではない」と軽く台詞で流してしまい、0が1にも10にもなった事は浦の星女学院の全校生徒で勝ち得たものとして見せていくその割り切り具合と、練習前の準備運動の「今までできなかった事ができるようになっている」という描写で成長を感じさせる辺りには「流石」と唸らされる。「終わり」を予感させながらも、決意を感じさせるOPもよく、『2nd season』の一話としては申し分ない作りであるが、個人的に素晴らしいと感じたのはAqoursに「なぜスクールアイドルをするのか」と問うた点だ。
Aqoursを始めとする浦の星女学院全校生徒の頑張りで、入学説明会で話を聞きたいと思う少女達の数は確かに増えた。これはAqoursがなければ出来なかったことだし、彼女達とともに地方予選で歌った全校生徒達が勝ち得たものの一つだ。「0から1に」を胸に頑張ってきたからこそ、0が1になり、1が10になって確かな結果をもたらしたことを喜ばしく思うが、しかし大人の事情はそんな努力の結果とそこに込められた思いを、理不尽にも「廃校決定」という最悪の形で奪い去っていく。
0を1にしても、1を10にしてもダメだった。どれだけ言葉を尽くしても、大人達は「廃校」という結果だけを突きつける。
そんな「理不尽な結果」を前にして、「それでも彼女達は輝けるのか」というのがこの第一話のテーマとなっているのだが、その答えとして「そんなに簡単に諦められるわけがない。私達は最後の最後まで諦めない」を置いたのは素晴らしいことではないだろうか。
そもそもAqoursは何度となく「諦める」という機会はあったにも関わらず、諦めなかったから0を1にも10にもすることが出来た存在である。東京のスクールアイドルイベントで自分達の努力の日々と自信を真正面から打ち砕かれても、スクールアイドルとして輝く事を諦めきれなかった。何度となく諦める機会があったにも関わらず諦めなかった事が、0を1にするという偉業に繋がったのだ。
そこを踏まえて「諦める?諦めない?」という問いかけに「そう簡単に諦められるわけがない。だから最後まで諦めない。奇跡を起こしてみせる」としたのはあまりにもAqoursらしい。この不屈の精神こそがAqoursなのだ。

二話では『サンシャイン!!』という作品タイトルには似つかわしくない「雨」という天気が採用されている。
またしても苦難が降りかかるのか、それとも雨上がりの美しさのための雨なのだろうか。
何にしても再び幕を開けた『ラブライブ!サンシャイン!!』。3rd ライブ共々行く末に期待したい。
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