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『KING OF PRISM』のライブで打ちのめされた話

『KING OF PRISM』初となるライブイベント「KING OF PRISM SUPER LIVE-MUSIC READY SPARKING!-」が10月21日に開催された。
応援上映会と共に名を上げた作品であることや楽曲の魅力から現実でのライブ開催の需要はかねてから高かった事を考えると、今回のライブイベント開催はまさしく「ファンの悲願」。それだけに今回のライブへのファンの期待も大きく、どうなる事かと思われたが、結論から言えば「『KING OF PRISM』とのファイナルラウンド」とでも表現したくなるほど圧倒的なパワーを感じさせるライブであった。
そもそも『KING OF PRISM』はファンとの激しい応援合戦の中で研ぎ澄まされていった作品だった。
2016年1月8日に『KING OF PRISM』が公開された直後は、菱田監督の得意技である「同時中継的なバトル展開」と「不必要なところは極力省き、必要なところだけを畳みかけるように見せてくる情報圧縮っぷり」に訓練されたプリリズエリートですら圧倒され、「これを応援しろと……?」と困惑する姿も見られたものだが、時間が経ってファンが増えるにつれて『KING OF PRISM』は大きく変わっていった。ファンと本気で「応援合戦」という形で殴り合う事で、『KING OF PRISM』はその面白さを多くの人達に理解されるようになったのだ。これは宝石がカッティングによって美しさを獲得する事と理屈としては近い。ファンが凄まじい熱量を秘めた作品に真剣に向き合い続けたからこそ、『KING OF PRISM』は最高に輝く事が出来たのだ。
しかしながらそんな『KING OF PRISM』だからこそファンに対して生半可なものを出すことは出来ない。「この作品の本当の輝きはまだまだこれからだ」ということを新作でも見せなければ、作品に対して誰よりも真剣に長い時間をかけて向き合い続けてきたファン達の心に宿った煌めきは失われてしまうからだ。煌めきを失わせないためにはファンの全力を見た上で真剣に全力を返さなければならない。それはファンに対する信頼でもあり、挑戦でもある。「俺達の全力についてこい」である。速水ヒロ風に言えば「乗り遅れるなよ?」である。あまりにも常軌を逸した戦いであるが、『KING OF PRISM』を作ってしまった人間達が背負わなければならない業なのである。
そんな業と向き合ったからなのか、『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』はスタッフ全員がファンにたたきつけた「挑戦状」のような作品だった。全体の中に応援を差し込む場所を作っていつも通りのダイブ感を作りつつも、作品全体のクライマックスとなる速水ヒロのプリズムショーにおいてあえて梯子を外している。まるで「俺達は本気で行く。お前らも本気で来い」といわんばかりの展開だ。
そんな「第二ラウンド」に勝ったのか負けたのかについてはファン一人一人が感じるべきことなのでここでの言及は避けるが、ともあれ『KING OF PRISM』はファンとスタッフが作品を通じて真剣に殴り合い、認め合う事で輝きを放ってきた作品である事は間違いない。互いにリスペクトしあい、互いに高め合う。そんな関係性を第一ラウンドとなる『KING OF PRISM』、第二ラウンドとなる『PRIDE the HERO』を盛り上げてきた。そして第二ラウンドが終われば第三ラウンドがあるのは必然である。その第三ラウンドとなったのが今回のライブイベント「KING OF PRISM SUPER LIVE-MUSIC READY SPARKING!-」となるわけだが……自分は打ちのめされた。セットリストそのものは特別なものはない。予想できる範疇であるし、予習をしっかりしていればついていくことは出来た。
だが、シュワルツローズのサプライズライブは反則だろう。大和アレクサンダー役の武内駿輔が乱入し「EZ DO DANCE」を歌い踊り始めた時にはもうアレクの女(大和アレクサンダーのファンは男も女も大体これを自称する)として完膚なきまでに打ちのめされ、気が付いたら床に転がっていたし、その流れでタイガと戦い始めた時はもう語彙は失われ、「尊い」「凄い」「最高」の三語しか喋る事が出来なかった。シュワルツローズはこの二曲で終わりかな?というタイミングで登場する高田馬場ジョージ役小林竜之の可愛すぎる振付。そしてThe シャッフル。何度死に、何度生き返った事か。と同時に思い出した。自分が「『KING OF PRISM』がこれだけ多くの人に愛される作品になって嬉しい」というだけで満足してしまっていた事に。
腑抜けていた。この二年近く、幸せすぎてプリズムの煌めきを世に広める事を自分は忘れてしまっていた。何という事だ!絶対に許せねぇ!
ともあれ、今回のライブでやられた事で自分も思い出すことが出来た。『KING OF PRISM』という作品と出会った時に心に抱いた「何としてでも多くの人に見てもらわないと」という想いを。この想いがあればまたプリズムの煌めきを世界に広めることが出来る。幸い布教に向いたBDの発売も発表された事であるし、ここからまた始めていきたいところである。一人の、ヤクザとして!
ありがとう『KING OF PRISM』。でも五十嵐雅のMC芸人っぷりが一番際立ってるって何……。

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