表紙を見てお分かりだと思いますが、今回は『KING OF PRISM』本第二弾になります。 前回は「『KING OF PRISM』の上映が終わってしまう前に!出しておかないと!いけない!」という使命感に駆られて制作しましたが、今回はそうした使命感と、そして最初の一回を見た時に心に沸き上がった「こんなものを見せられたら、こっちも全力になるしかないだろうが!!」という気持ちからこうした本を製作する運びとなりました。夏ではなく冬に頒布となったのは単に「一か月で全部やるのは無理だ」という事と、公開初日に「キンプリでライブをやるよ」という発表が出ていたからです。そんな発表があったんだ、そりゃ全部見てから制作できる冬に合わせるという方針になるのも致し方ない事であり、これもまたプリズムの女神のお導きだと言えましょう。
で、内容ですが、今回は三人の論客によって『KING OF PRISM』というシリーズを振り返る、と言うものになります。 自分はいつも通りの作品解説と、『KING OF PRISM -PRIDE the HERO』を中心に「本作がどれだけ凄い作品であったか」を書いております。「詰め込めるだけ詰め込んでおこう」というキンプリらしさを追い求めた結果、とにかく拾える範疇のネタは全て入れました。結果、「キンプリの話なのにイデオンの話をしている」という妙な展開になりました。 一人目のゲストとして、ゆめかさんには「興行としてキンプリシリーズの歩みを見つめなおす」というテキストを寄稿していただきました。 キンプリ前夜から現在に至るまで、キンプリの波乱万丈とも言える歩みがこの中に全て詰め込まれています。今だからこそ、ファンの方々にはこの歴史もまた楽しんでいただきたいですね。 二人目のゲストとして、N-Stylesのあれっくすさんにキンプリについてのエッセイを寄稿していただいております。一人の人間が『KING OF PRISM』と出会い、そしてプリズムの煌めきに染まっていくまでの体験は読みごたえたっぷりです! 自分のプリズムの煌めきとの出会いを振り返りつつ、お読みください! そして表紙は前回に引き続いてかのえさんに担当していただきました。「剣を振り上げたヒロ様!」と言う俺のアイデアに採点不能カラットぐらいのデザインで熱く応えていただきました!