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『ゼノブレイド2』の話をしよう

12月に突入してからさほど時間を空ける事なくプレイを開始した『ゼノブレイド2』をようやくクリアした。
クリア時のプレイ時間はゲーム中の表記によると160時間ほどだが、「スリープ時にも関わらずプレイ時間がカウントされてしまう」と言うバグに遭遇してしまっているのだが、それを加味しても150時間近くプレイしている事はほぼ間違いない。150時間! ある意味仕事でもあるとはいえ、暇にもほどがある!
結局12月中は『ゼノブレイド2』に時間の全てを捧げたと言ってもいいだろう。その結果、『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』の最後のDLCはおろか、ほぼ同時期に購入した『アサシンクリードオリジンズ』も殆どプレイ出来ていないのだが、これもすべて『ゼノブレイド2』が面白すぎたのが悪い。本当に「任天堂のゲームのせいで任天堂のゲームが出来ない」とか何を考えているんだ、任天堂!

自分にとって『ゼノブレイド2』とは「戦闘が面白いゲーム」だった。メインストーリーももちろんいいのだが、戦闘がとにかく面白く、飽きさせない。
『ゼノブレイド2』には武器や防具がない。代わりに存在するのが「ブレイド」と呼ばれる亜種生命体で、プレイヤーはキャラクター固有のブレイド二人に加えて最大二人のブレイドを装備し、それらのブレイドに割り振られた「攻撃/回復/防御」の三つの役割を使い分けながら戦闘していく。攻撃の役割を持つブレイドは強力な攻撃を叩き出す手段を備え、回復の役割を持つブレイドは攻撃するだけで自分や仲間のHPを回復する手段を持つ。防御の役割を持つブレイドは敵の攻撃を引きつけ、その高い防御力で受け止める役割を持つ。敵は「ヘイト」と呼ばれるものの増減によって攻撃する対象を決定するため、最大三人のパーティーで戦う本作では「一人が防御型のブレイドを装備して攻撃を引きつけ、一人が回復型のブレイドを装備して回復に徹し、一人がひたすら攻撃し続ける」という戦略が基本となるわけだが、敵の近くにいれば自動で攻撃する「オートアタック」のおかげでそれほど忙しくない。
嘘だ。本当は物凄く忙しい。何故かというとチャートに従って必殺技を繋いでいく「ブレイドコンボ」と、ドライバー達のアーツをブレイク→ダウン→ライジング→スマッシュの順番に繋いでいく「ドライバーコンボ」、そしてブレイドコンボを最後までつないだ時にのみ敵につけることが出来る属性玉を砕いて大ダメージを叩き込む「チェインアタック」などの要素を一つ一つ決めていく必要があるからだ。オートアタックも「オートアタックがなければ忙しすぎてやってられない」からオートアタックなだけだ。
本作の戦闘はとにかく忙しい。しかし「仲間と協力して必殺技を繋いで属性玉をつけていき、チェインアタックを発動させて順番に砕いて大ダメージを叩き込む」という一連の流れは程よい緊張感と想像以上の爽快感を与えてくれる。フルバーストまで繋がろうものならもう最高だ。限界値に平気で届いてしまうほどの攻撃は必殺技の派手さも相成ってたまらなく気持ちがいい。「この気持ちよさを体験するために戦っている」と言い切ってもいいぐらいに「爽快」なのである。
またオープンワールドでこそないものの、かなり広く設定されたフィールドもよくできている。本作で巡る国々は全て巨神獣(アルス)と呼ばれる巨大な生物の上や体内になるのだが、その巨神獣ごとに特色が現れていて探索意欲をくすぐらせる。体温が高い巨神獣の国は荒野ばかりで体温が低い巨神獣は雪国、体内に人が暮らしている国もあればその背を端から端まで歩くことが出来る国まである。こうした巨神獣ごとの特色を生かしたフィールドデザインはたまらなく美しい。序盤から絶対に勝てないほど高レベルのモンスターが跳梁跋扈しているのも良い。おかげで「探索中に高レベルのモンスターばかりのところに侵入してしまい、命からがら逃げ帰る」や「逃げていて高所から飛び降りたおかげで新しい場所が見つかった」と言った驚きもある。デスペナルティも最後に通過したリスポーンポイントに戻されるだけ(途中で入手したアイテムはそのまま持ち帰れる)なのも嬉しいところだ。おかげで思い切った探索が出来る。
ゲームシステムと同じぐらいメインストーリーも魅力的だ。
「『世界樹の上にある楽園にいつか行ってみせる』と言う夢を抱く少年・レックスが「天の聖杯」と呼ばれる伝説のブレイド・ホムラのパートナーとなり、ホムラを守りながら楽園を目指す」というボーイミーツガールの王道を征く物語で、展開そのものも驚くような要素は最終話以外は存在しない。世界樹の上にある楽園も予想通りのものではあるのだが、楽園を巡る旅の中で「世界はそんなに単純じゃない」という事を知ってもなお前を見て走り続けるレックスの姿が多くの人達の心をも揺さぶっていく様は胸を熱くする。特に七話の覚醒イベントはレックスを演じた下野紘の好演もあってとても素晴らしかった。
総じて「変わった事はしていないもののド直球の王道ストーリー」と言ったところだが、中だるみのないシナリオとそれを演出で魅せてきた点は高く評価したい。

ただストーリーもゲームシステムも良いのだが、配慮の無さだけはいただけない。
特に戦闘システムはややこしい上に理解しなければならない要素が滅茶苦茶多いにも関わらず、簡素すぎる説明を一度表示するだけで後から見返すことも出来ない。おまけに一つ一つ体験させるのではなく本当に説明するだけなので理解できないまま進んでしまう事があるのは流石によろしくない。せめて見返せるようにヘルプメニューを作っておくべきだったと思う。
加えてマップ構造も分かりづらい。今作のマップは高低差がはっきりとあるのだが、地図は平面なので非常に分かりづらい。一応目的地を示すマーカーはあるが、そのマーカーの距離は三次元的な距離感なので大まかな事しか分からない。12月のパッチによってマップ部分はかなり改善されたが、それでも分かりづらい点は変わらないのでもうちょっと何とかしてほしかった。
あとはレアブレイド周りだろうか。本作はコアクリスタルを砕くことで一定の確率で「レアブレイド」という強力なブレイドを手に入れる事が出来る。実質的なガチャなので好き嫌いは出るだろうが、コアクリスタルを掘る事は容易だしやり込めばレアブレイドは出現しやすくなるので自分としては特に問題にする気はない。結局ハクスラの要素がガチャに置き換わっただけなのだから。
ただブレイドは基本的には設定通り同調したキャラクターしか装備が出来ないため、ランダム要素の強さが面倒くさい。具体的には最後の仲間が加入するまでにレアブレイドを見つけ続けているとそのキャラクターに装備するブレイドがいなくなってしまって、大変苦労するという……。
一応オーバードライブと言う消費アイテムを使用すればブレイドを移し替えることは出来るのだが、オーバードライブ自体が希少品であるため厳しい。四人目の仲間キャラクターはそのキャラクターを指定するブレイドが一人いて、固定のコアクリスタルでのみ誕生するブレイドとも相性がいいので気にならないが……。最後の仲間だけは終盤に差し掛かった頃なので厳しすぎる……(自分はツキとKOS-MOS以外は入手していた頃の加入)。
あとはナナコオリのアイカツ!も厳しい。序盤ならいいものの、終盤の加入だと彼女を育てるのはなかなかの骨だ。それにこたえる性能を持ってはいるのだが、もうちょっと何とかできたのではないか。この辺りの調整はちょっと行き届いていないと感じるので、もうちょっと頑張ってほしかったなー!と強く思う。

何にしても本作が「素晴らしいゲームである」という点はまず間違いない。魅力的なキャラクターに王道を往くシナリオ、理解すれば理解するほど面白さを増していく戦闘システム。配慮の足りなさなど至らない部分こそあるものの、それはそのほかの点が面白いからこそ気になってしまう点でしかない。「モノリスソフトがまた面白いゲームを作った」と言う事実は何ら揺らがない。少なくとも自分にとっては。
可能ならば是非一度プレイしてほしい。そこに待っているのは素晴らしい物語の体験だ。

あ、あと久野美咲好きは「女子小学生の久野美咲」「女子高生メイドの久野美咲」「女子大生の久野美咲」という三つの演技を確認できるので買って損はないです。いやあこのゲーム、久野美咲演じるハナがぶっちぎりで愛されてるんですよね……。良いところは大体君がメインを張ってるシーンだよ!!







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