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『キラッとプリ☆チャン』について自分の言えること

先日、「アイカツシリーズは『アイカツフレンズ!』へと移行するに伴って大きな変化が訪れる。寂しくもあるが、しかしこれはアイカツシリーズにとって新たな始まりなのだ」と書いたところ、知人から「『プリパラ』も『キラッと プリ☆チャン』に移行するけれど、何か思うことはあるか?」と尋ねられた。正直なところ、思わないことがないわけではない。
自分は曲りなりともアイカツシリーズとプリティーシリーズの双方を定点観測しつつ応援してきた人間の一人である。双方がシリーズ一新として大きく変化していく事が発表されて、「何も思わない」といえるほど情の薄い付き合い方はしてきていない。『プリパラ』は毎年夏冬開催のライブイベントには極力参加するようにしているし、アイカツシリーズも年度末開催が多いのでなかなか参加こそできないものの、ライブを収録した光る円盤は気分が落ち込んだ時に視聴するようにしている。
そういう人間であるので『アイカツスターズ!』から『アイカツフレンズ!』に移行する時の寂しさと同じぐらい『プリパラ』との別れは寂しいのだが、アイカツシリーズほど先行きに不安感を抱いているかというと全くもって不安をいだいていない。むしろこのタイミングで切り替えていく姿勢に「相変わらずの決断の良さ」を評価している、「いいぞ!お前なら出来る!出来る出来る出来る出来る!」と賞賛を贈りたいぐらいである。
なぜアイカツシリーズと違って未来に不安をいだいていないかというと、自分はプリティーリズムからプリパラへの移行を見届けているからだ。
プリティーリズムシリーズは「全年齢が対象」と監督を努めた菱田正和氏や脚本家陣が明言するほど万人に刺さる作品だった。一つのテーマに対して解釈がいくつも存在する。一つ一つの出来事を積み重ねることで人間的な成長を遂げていく少女達の姿を一年かけて濃密に描いている作品だった。そんな作品だから今でも多くの人に愛されているし、『KING OF PRISM』というスピンオフが誕生するきっかけになったと思っているが、そんなプリティーリズムシリーズから『プリパラ』へと移行するにあたって不安しかなかった。森脇真琴監督もシリーズ構成の土屋理敬氏も存じ上げているが、プリティーリズムのあの「テーマに対して本気で向き合っている」という部分に関してはどこまで引き継がれるのか不安で仕方がなかった。
しかし第一話を見てそうした気持ちは過去のものになった。
「大きな声」にコンプレックスを持つ真中らぁらが南みれぃと出会い、プリパラデビューする。
第一話の内容を要約すると本当にそれだけなのだが、第一話は何もかもが完璧過ぎた。
少女の夢をかなえるためのテーマパークとしてのプリパラ、なりたい自分への変身、そしてそこで出会った人々との友情。
プリティーリズムシリーズとは違って森脇真琴監督らしいコメディ要素の強い作風ではある。しかしコメディ要素も含め「この作品でこれから一年以上かけて見せていきたいもの」がこの一話の中に詰まっていた。プリティーリズムシリーズと同じぐらい「本気」の作品だと感じたのだ。不安感は一瞬で吹き飛んだ。
以降、友達を作ると機能停止するボーカルドールの残酷な運命やこの世界そのものが嫌になった少女の嘆きや、誰かが消えなければいけないシステムの無情さに涙を流し、友情を持ってそんな悲劇を乗り越える奇跡に感動してきた。プリティーリズムシリーズは終わっても、プリティーリズムシリーズの精神は間違いなく『プリパラ』にまで引き継がれてきたのである。まさしく「精神的後継作」の言葉通りだ。
プリティーリズムシリーズから見続けている自分は、そういう「プリパラもまたプリティーリズムシリーズと同じぐらい本気の作品だった」という光景をこの四年近く見続けてきた人間である。なので今回の『キラッとプリ☆チャン』でもそうした「本気さ」は受け継がれるものだと信じている。
『プリパラ』で存在していたローカルな面白さは「フォロチケ交換」という対面交換の面白さに限定される事と思うが、『キラッと プリ☆チャン』では新たに動画共有サイトやSNSのような、「一歩先を征くSF感」が存在している。メインターゲットである子供にとって身近なものを「現在よりも一歩先をゆく形で表現する」というのは個人的に大事なことだと思うが、『キラッと プリ☆チャン』にはそんな「一歩先の未来感」がある。端的に言えば夢がある。こういうのはとてもよいことだ。タカラトミーアーツの匙加減の絶妙さはこれまでの動きからしても信頼に値するものだが、新作でもそうした上手さを発揮してくれている。素晴らしい。

何にしてもである。具体的にどの方向へ進めるのかは分からないが、きっと『キラッとプリ☆チャン』も本気の作品になるだろう。
とてもとても楽しみだ。


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