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『アイドルマスターシャイニーカラーズ』について

先日『アイドルマスターシャイニーカラーズ』がリリースされたのでプレイしているのだが、良く出来ていてとても面白い。
暇を見つけてはプロデュース活動に勤しんでいて、気が付いたらガチャを回し、いつのまにかフェスアイドルの量産体制が出来上がっていた。怖い。「効率を求めるとガチャを回したくなる」という人間のプリミティブな衝動を刺激するような作りであることに。でもそれは「よくできている」ということの証明でもあるので、「アイマスは凄いなぁ」と感動させられる。

本作で個人的に「面白い」と感じているのは初代『アイドルマスター』と同じようにマネージメントのゲームへと回帰していることだ。
ここ最近はリズムゲームを主体とした展開が続いていたが、元々『アイドルマスター』は限られた時間の中でアイドル達と向き合いながらレッスンやお仕事を積み重ねていき、場外乱闘も戦略の一つに入れたオーディションでの駆け引きがあるマネージメントのゲームだったので、『シャイニーカラーズ』が「マネージメントゲームとしてのアイドルマスター」をやろうとしていることをアーケードゲーム時代から知る人間としてはとても嬉しく思う。
とはいえ、あの頃の『アイドルマスター』はあの時代だから成立する部分も多いため、そのままやるのはあまりにも面白みがないし、第一運試しなところがあって今やると若干不親切さと理不尽さがあるわけで。『今のゲーム』として作り直すのならどうやって手を入れてくるのか」は『シャイニーカラーズ』の発表当初から気になっていたのだが、実際にプレイしてみると全体的にテンポアップした上で、理不尽さと運の要素が絡む部分が減っており、純粋にマネージメントを楽しむことができるゲームに仕上げられていることに気が付く。
朝の挨拶は選択を間違えても最低値は「変動なし」で理不尽に調子を下げることもなくなったし、レッスンの失敗こそあるもののレッスンをサボることもなくなった。ボーカル/ダンス/ビジュアルは具体的な数字として表示され、上昇も減少もすぐにわかるようになったし、オーディションもライバル達の能力値が分かるので「勝てそうなオーディション」を選びやすくなった。アイドルとの約束も「約束したもの」がちゃんとわかるようになっているので完全に忘れてても大丈夫だし、オーディションで使用する思い出ボムも会話の蓄積で大丈夫になった。あとパーフェクト取ったコミュと同じものが発生すると自動でパーフェクトを選んだものとして省略されるようになったのも個人的には良い。「八回の行動を終えた時点でのファン数」で次のプロセスに進めるかどうかが決まるので、ノイズになりそうな部分は可能な限り排除する方針なのだと思うが、この辺りはマネージメントに集中できるのでとても良い設計だと思う。
では「アイドルとのコミュニケーションが減っているか」というと、イベントの発生数そのものは多いので「コミュニケーション自体はそこそこある」という印象だ。プロデュースアイドルとのイベントはどれも「アイドルとプロデューサーが二人三脚で歩んでいく」という部分を強化するものだし、SR以上ならばカードの絵柄のシチュエーションをしっかり見せてくる。また本作ではプロデュースアイドルとは別にサポートアイドルを設定できるが、このサポートアイドルのイベントもしっかりしていて良い。特にアイドル同士の絡みはこのサポートアイドルの方でがっつり描かれるので、「同じ事務所だからこその絡み」が見たい人間にとってはこちらの方が嬉しかったりもする。アイドルをやっていなければ絶対に接点がなかっただろう少女たちが仲良くやっている様をしっかりと見せてくるのは最高だ。日常風景こそがキャラの魅力を引き出してくれる。
ファン数を大きく増やすための手段として存在するオーディションについてだが、簡素にはなったが良く出来ている。
「満足するとその時点で審査員は帰ってしまう」「行動順によっては自分の出番が来る前に審査員が帰ってしまうこともある」という関係上、「どのタイミングで審査員に退場してもらうか」というゲームになってしまっているが、「バッドを取ることで行動順をあえて遅らせる」「二人以上の審査員の進行を揃え、最後にボムを打って両方から最終アピールボーナスを獲得する」と言った戦術も取れるので純粋な能力値のゲームではないのが嬉しい。たとえ優秀な成績を出していてもメンタルが削り切られてしまえばリタイアなので、持久戦に持ち込めるところがあるのも良い。ただ現在の状態だと「ライバル一人のメンタルを削る」などという妨害スキルが無いため「リタイアを促す」という選択肢が取れないのが惜しいところだ。後々そうしたスキルを持つアイドルが実装されればまた戦略も広がるので面白くなるだろうし、フェスでの駆け引きもぐっと面白くなるので是非ともやってほしいところだ。
なお行動回数を消費し終わった時点で目標に達していなかったりする場合、プロデュースしたアイドルは「フェスアイドル」へと昇華させられる。このフェスアイドルは「フェス」という対人戦モードで使うアイドルであるが、「プロデュースをしたら終わり」になっていないところは評価したい。クリアした時点でサポートアイドルのレベルアップのためのチケットが獲得できるので「フェスアイドル化→トレチケ獲得→サポートアイドルの育成→プロデュース開始→フェスアイドル化」のサイクルも生み出せているのもよい。プレイし続ければし続けるほど数字の上でも難易度が緩和されていくのは実に美しい設計である。

リリースした直後なのでまだ荒削りなところはあるものの、『アイドルマスターシャイニーカラーズ』は素晴らしいゲームだ。気になる方は是非プレイしてほしい。

ところでイルミネーションスターズのめぐるは大変良いですね。SSRでちゃんとツモったので回してますけど、大変扱いやすい……。ポジション的には星井美希枠だと思うんですけど、あそこまで気分屋じゃないのでそれなりに育てていきます。


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