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『プリパラ』の楽曲を分類する試み

『劇場版プリパラ&キラッとプリ☆チャン』を鑑賞してからというもの、作業中はずっと『プリパラ』の楽曲を流している。
『プリパラ』は約三年九か月も放送していて、その総話数は200話近く。劇場版アニメは毎年製作されている大ヒット作品なので、楽曲数も意外と多い。少なくともアニメで使用された楽曲だけで70曲以上もあり、筐体楽曲も含めれば三桁の大台に乗ることだろう。なので聞いていると「流石三年九か月続いた作品は違うなあ!捨て曲が一曲もない!」「この楽曲の初披露回、最高だったんだよな……」などと思うわけだが、先日『プリパラ』の楽曲はいくつかのカテゴリに分類できる事に気が付いた。
別に分類してどうこうする気は全く無く、単なる思考の整理でしかないのだが、折角なのでその分類を書いておくこととする。

一つ目のカテゴリは「マイソング」だ。楽曲としてアイドル達がソロで歌う楽曲――具体的に「太陽のflare sherbet」や「純・アモーレ・愛」などが該当する。これらの楽曲は「キャラクターそのもの」を表しており、キャラクター表現を構成する要素の一つとしてアニメの中では用いられる事が多い。「純・アモーレ・愛」の荘厳なメロディと「天才による革命」という歌詞は『2nd season』辺りの紫京院ひびきそのものであるし、「パニックラビリンス」のあの無秩序で無軌道な感じは黄木あじみのエキセントリックな部分がそのまま出ている。「かりすま~とGIRL☆Year!」は厳密にはトライアングルの楽曲ではあるが、全曲田中美海が歌っている事を考えると真中のんのキャラクター表現の一部と言っていいだろう。これらの楽曲は基本的には一人一曲にすることで「キャラクターらしさ」が感じ取れるので一新されることはないのだが、北条そふぃだけは「Red Flash Revolution」という新曲が与えられるなど例外的な扱いを受けている。もっとも「太陽のflare sherbet」はらぁら達と出会う前から使用している楽曲なので、「Red Flash Revolution」は物語的な要請が含まれているような気がしないでもない。

二つ目のカテゴリは「デュオソング」だ。楽曲としては読んで字の如く二人で歌っている楽曲で、「快打洗心♡カッキンBUDDY」やまだCD発売されていないが「リンリン♪がぁらふぁらんど」などがそれに当たる。「ま~ぶるMake up a-ha-ha!」もそうだろう。特徴としては「個性がぶつかりあう」と言うところに主眼を置いたところにある。なのでドロシーとレオナを表現した「Twin mirror♥compact」はどちらかといえばマイソングに入る楽曲だろう。アニメでは使用回数こそ少ないものの、二人の関係性が深まった時などに使用されており、強く印象に残る。映画でも「コノウタトマレイヒ with あじみ」は全力で笑わせに来る悪魔の映像だったわけだが、一方で真面目なものとしてはひびきとふわりの「コノウタトマレイヒ」が上げられる。友達に裏切られた経験から人を信じられなくなったひびきが初めてデュオとして歌ったこのデュオ版はやりとりも含めてライブなどでも再現されている屈指の名曲である。地味にやる気がない演技をしながら歌う斎賀みつきがすごい……。

三番目は「ユニットソング」で、『プリパラ』の華と言えばやはりこのカテゴリだろう。そらみスマイルやドレッシングパフェ、ガァルマゲドンにトリコロール辺りがここに入る。『3rd season』で一気にユニットが増えたのでその辺の楽曲も全部この辺りに入るせいで、聞いているとクライマックス感が凄い。
特徴としてはアイドル一人一人というより「ユニットとしての個性」を押し出した楽曲が多い。ノンシュガーの「シュガーレス×フレンド」は互いに競い合うことで頂点を目指すノンシュガーらしい楽曲だし、「愛ドルを取り戻せ!」は全員の個性が尖りすぎているうっちゃりビッグバンズらしくメタル調とぶっ飛んだ楽曲になっている。そらみスマイルの「HAPPYぱLUCKY」は一年目の物語を総括しているところもあって非常に熱い楽曲なのだが、『プリパラ』は三人一組のチームが基本ということもあり、新たな曲が生まれると三人で一緒に成長してきたことが感じられる事が良い。「PrettyPrismParadise」から「HAPPYぱLUCKY」を経ての「トライアングル・スター」はまさしくそらみスマイルの軌跡そのものだし、「No D&D code」「CHANGE! MY WORLD」を踏まえての「Get Over Dress-code」は「ドレスコードなんていらない」と歌っていた三人が「ドレスコードを超えた=自分達で作り出した」という強さがあって大好きだ。
『アイドルタイム』なマイドリもよかったよね。インパクトだけなら「パン!ゴハン!メンルイ!」を連呼する「ハートフル♡ドリーム」が強すぎたけど。

最後は「シナリオ連動系」だ。定義としては「シナリオ的に絶対必要」ということで、『1st season』の「Love Friend Style」や『3rd season』の「組曲フォーエバー☆フレンズ」などがそれに該当する。『2nd season』のドリームチーム周りも全部そう。要するに各シーズンの終盤は全部ここに入るわけだが、当然終盤にねじ込んでくるだけあってそのシーズンを象徴するものが多い。「アラウンド・ザ・プリパランド」とか完全に『2nd season』のテーマを描き切ってる。凄い。
そういう楽曲群なので聞いていてエモさを感じてしまうのだが、その分登場するアイドルの数も多いので実際のライブで再現されたものは凄く少ない……。
あとこれは余談だけど、シナリオ会議で「ファルルに勝つためには新曲しかない」と言い出したタツノコプロの依田プロデューサーの発言は慧眼だったと思っている。アニメとゲームと音楽担当チームの仲が良いからこそ出来たことだろうけど、あの一言があり、あの楽曲があったから「ファルルに勝てる」と信じられた。



『キラッとプリ☆チャン』はまだ二曲(映画も含めれば三曲しかない)なので、まだちょっとどうなるのかわからない。ただmichitomoさんは良い仕事をしすぎだし、松井洋平さんも良い歌詞を書きすぎているので楽曲の魅力だけは変わらないように思う。結局は1クールすぎないと分からないので、1クールが終わってから判断したい。少なくとも自分は今のところ好き。



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