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『キラッとプリ☆チャン』ライバルを立てるライブのご褒美化と白鳥アンジュの強者演出について

プリティーシリーズにおける1クール目終盤は心中穏やかではない展開が多い。
『プリティーリズム・レインボーライブ』は対立していたエーデルローズの三人に圧倒的な格の違いを見せつけられる展開だったし、『プリパラ』では北条そふぃが自らを閉じ込めていた檻を壊してチーム結成を果たす、そらみスマイルとアロマゲドンがドリームチームを結成する、神アイドルグランプリ開催と「一年間の最初の節目」となるイベントがあった。事実上の「プリパラ完結編」であった『アイドルタイム・プリパラ』ではパパラ宿初の大会として「アイドルタイムグランプリ」と前作の舞台「パラ宿」への旅行があったわけだが、シリーズ最新作となる『キラッとプリ☆チャン』では「今シーズン最も輝いているプリ☆チャンアイドルを決める大会でメルティックスターと戦う」という大きなイベントが待っていた。
元々ミラクル☆キラッツはメルティックスターの赤城あんなに認めさせるためにプリ☆チャンアイドルになったので、メルティックスターと戦うイベントが1クール目のクライマックスになることは当初から予想されていた。メルティックスターが「復活する」というだけで「いいね!」が集まってライブが出来るほどの超人気プリ☆チャンアイドルであるとは流石に予想してなかったが、「赤城あんなに認めさせること」を考えるのなら「ミラクル☆キラッツとメルティックスターの戦い」は絶対に描かなくてはいけないイベントだろう。まさか三部作構成であるとは予想もしていなかったが。
最終的な決着は来週を見てみなければ何とも言えないことなのでひとまず保留としておくが、今回のプリスペ三部作を見ていて思うのは、『キラッとプリ☆チャン』はメルティックスター以外のプリ☆チャンアイドル達もしっかりとミラクル☆キラッツのライバルをしており、そんなライバル達とのフォロチケ交換が互いの健闘を称え合う儀式になっていてとても気持ちがいいな、と言うことである。
『プリティーリズム』や『プリパラ』は作劇の上でどれだけ「このキャラクターは強いですよ」「格が高いキャラクターですよ」と描いていてもCGでのライブが行われないために、メインキャラクター以外のキャラクターの格が伝わりにくい部分があった。
『キラッとプリ☆チャン』はその点を鑑みたのか、ライブそのものを「ご褒美」と位置付けることによって「メインキャラクター達も真面目に課題に取り組んでいいね!を集めないとライブをすることが出来ない」という状況を作りだしており、メインキャラクターとCGでのライブが出来ないキャラクター達との格差を是正する事に成功している。
その辺りの工夫により面白くなったのが前話で、「再生数が多い動画を模倣する」と言うやり方を取ったチームでたとこ勝負との接戦はライブの位置づけを「頑張ったご褒美」に変更していなければ演出できなかったことだろう。そして作劇面できちんと「ライバルとの戦い」をやっていたからこそ「フォロチケ交換」に「相手の健闘を称え合う」という爽やかさがあったと思うのだ。

そしてキラプリ三部作第二幕となる今週放送分についてだが、白鳥アンジュの描き方が素晴らしかった。
「予選を突破した新進気鋭のミラクル☆キラッツと復活を遂げて今勢いのあるメルティックスター」という対立軸をAパートで丁寧かつ減価償却気味に見せた後でゲストとして登場する白鳥アンジュの「トッププリ☆チャンアイドルとしての貫禄」。着用していたコーデが大会の賞品になるだけのことはある。「素晴らしい強者演出」だ。
そもそも復活会見が全世界規模で配信されていたメルティックスターの後とはいえ、彼女の「全人類のアイドル」と言う異名はあまりにも盛りすぎである。歩くだけで空間がキラキラと輝きだすのはもはや異能か何かであり、「ステージに立つだけで星の巡りすらも操作してしまう」に至っては神か何かだろうか。神アイドルやゴッドアイドルは前作までで散々見てきたわけだが、やはり「 トップアイドル」と称される存在であればこれぐらいできて当然ということなのかもしれない。らぁら達も奇跡で世界(プリパラ)を変えてきたわけであるし……。
何にしても「ミラクル☆キラッツはおろかメルティックスターよりも実力がある」という事がとてもよく分かる白鳥アンジュの演出だったが、こうした演出のおかげで「メルティックスターを超えてもまだ先がある」と言うことが分かるのは大事なところだろう。加えて「メルティックスターとミラクルキラッツの実力差は白鳥アンジュクラスから見れば大した差ではない」と言うことが伝わってくる。
一人のキャラクターを強者として立てるだけで、ここまで続きを期待させる話になるのかと唸らされるわけだが、こうした「次の目標の存在を早めに出しておく」というのも一年間放送される作品ならではの醍醐味と言えば醍醐味である。目標がガンガン更新される事で彼女たちの成長が分かるのだから。
しかしあそこまでの存在であると「白鳥アンジュのところまで辿り着けるのかどうか」。そして何をもって超えたとするのか気になるところ。

それにしても今週の引きはなかなか強烈だった。まさか桃山みらいが本番直前にいなくなるとは。
「普段は引っ込み思案だけれど、頑張らなければいけない時は絶対に逃げない」と言うのが彼女の良さであると認識していたのだが……。まだ逃げたと確定したわけではないし、次回予告を見る限りではあの行動にも意味があるようだ。何にしても、来週、来週の放送分を見て判断していきたい。




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