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『ゾイドワイルド』の登場で大変なことになった

いやはやとんでもないことになった。本業と副業、同人誌の執筆活動の傍ら帝都を駆けずり回り、歴戦王を機械的に処理し、プリ☆チャンアイドルとしてライブしてみた動画を配信したりと多忙な日々を送っていた中で、信頼できる筋から飛び込んできたのである。「昨日出たゾイドがヤバイぞ」と言う情報が。
「ヤバイ」と聞いたら触れざるを得ないのが我が悪癖であり、自他ともに認める「良く言えば好奇心旺盛、悪く言えば節操がない」と称される人間である。そんな人間が「いつもの店の玩具売り場に行けば完売さえしていなければ触れられるもの」に対して手を出さずにいられるだろうか。いやいられまい。その情報を傍から見てもゾイド好きだと分かる人間からもたらされたのならば、動かざるをえまい。幸い金は(沖田ちゃんが250連ぐらいで済んだので)ある。公式サイトを見る限り強いて言うならカブトムシ型ゾイドとサソリ型ゾイドが欲しいが、まあ手に入れば何でも良い。12年ぶりの『ゾイド』の復活なのだからこの祭りに参加できるだけで満足だ。贅沢は言うまい。そもそもゴリラが無いので、ゴリラが出た時に全力を出せばよいのだ。
そんなわけで玩具売り場に行ったわけであるが一日経過したこともあって見事に売り場は壊滅状態であった。
「ゾイドが……完売……? マジで……?」と目の前で起きている事象の現実味のなさと、それはそれとして欲しいものが買えない可能性による不安感。その二つの間を揺れ動きながら玩具売り場を物色していたところ、わずかに残っていたスコーピオだけを見つけて購入(翌日いてもたってもいられずに亀と鰐とカブトムシも買う)。自宅ですぐに組み始めたのであるが、触っていてまず感じたのは「タカラトミーアーツはとんでもないものを作ってくれた……」という恐怖であった。
今回展開されている『ゾイドワイルド』は設定変更により「発掘された素体に外装を貼り付けていくことで完成する機械生命体」という存在になっている。「機械生命体」という点は同じだが、今作のゾイドは我々の世界でいう恐竜等と同じ存在なのである。そうした存在であることを反映させたのか、今作のゾイドはキットにおいても「復元の書を見ながら、発掘されたパーツを組み合わせてゾイドを組み立てていく」という解釈がとられている。したがってランナーは一枚もない。箱に入っているのは動力部と各種パーツを封入した「発掘パックA」などと印字された袋と「復元の書」と書かれた組立説明書ぐらいである。簡素すぎる。
「ランナーが無い」と言うことはパーツごとの番号すら振られていないと言うことなので「どうかな?」と思ったのだが、組んでみるとこれがたまらなく面白い。なにせ各種パーツは「発掘されたパーツ」である。過去の遺物にわざわざ番号なんて振っているわけがない。「このパーツは前足のパーツですよ」なんて書かれているわけもない。したがってユーザーは復元の書に描かれたパーツと実際のパーツを見比べながら、ゾイドを復元していく。
「このパーツはどこのパーツだ?」と考えながら組んでいくことになるのだから楽しいに決まっている。パーツを探すこともまた本作が提示する「復元」という遊びである。「きっとこのパーツはこう使うのだろう」と考えていたものが全く違う使い方をされていたりと裏切りがあったりするのも良い。これは面倒くさい作業も演出一つで楽しい遊びになることの証明であろう。タカラトミーアーツ最高か。
では肝心の出来はどうかというと、かなり良い。「ランナーから切り離す際にどうしても生じるゲート跡の処理すら必要ないので、誰が組んでも一定のものが組みあがる」と言うのは予想できるわけだがプロポーションそのものも悪くないし、動力部を起動させて動かしたときのあのガシガシ動く感じは自分の手で復元したからこその大きな感動がある。また今回のゾイドから採用された必殺技も「ここがこういう動きをするのか!」と驚かされるトンデモギミックばかり。自分のように精神年齢九歳の人間は「すげー!」と声をあげたくなるだろう。見事なまでの「再生」である。夏からアニメが始まるが、この調子でアイアンコングに相当するゴリラ枠も早く出してほしい。ゾイドといえばゴリラ、ゴリラといえばゾイドである。今年は『ランペイジ』も公開された。ゴリラよ、早くゾイドワイルドの世界にも戻ってきておくれ。

ところでここ最近のタカラトミーアーツの活躍っぷりには目を見張るものがある。
2020年に『プリティーリズム・ミニスカート』から10年経つことを受けてクロスオーバープロジェクト『プリティーオールフレンズ』がスタートしているし、『KING OF PRISM』は来年にはテレビシリーズの放送が行われ、『キラッとプリ☆チャン』も現在展開中である。男児向けにしても『ドライブヘッド』『シンカリオン』『ベイブレードバースト』『デュエルマスターズ』等が展開されており、男児からの支持は厚い。子供の心に刺さる作品をいくつも同時に展開しているのはそれだけで凄いことだし、誇っていいことであるが、最近覚えたらしきネクロマンス芸にしてもタカラトミーアーツは凄い。ベイブレードやゾイドを見れば「新規IPの立ち上げ時以上に注意を払っている」と言うことが分かる。「子供がそれに触れてどう思うのか。またはどう感じてほしいのか」を基盤とした演出の数々を見ていると応援したくなる。頑張ってほしい。

でもたまには「ワープする流し素麺」のような気の狂った玩具を出してほしい。
ああいう狂気もまたタカラトミーアーツらしいと思うので。



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