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まだ作品が終わっていない事を見せつけた「プリパラ&キラッとプリ☆チャン オータムライブツアー」について書いてみた

9月29日に中野サンプラザで「プリパラ&キラッとプリ☆チャン オータムライブツアー」の東京公演が開催された。
『プリパラ』三年目となる2016年に「サマーライブツアー」を開催して以来、ファンの間では「夏の定番ライブ」として定着して久しいサマーライブツアー。今年はいつもよりも一ヶ月ほど遅く、秋の訪れを感じさせる九月開催の「オータムツアー」となったが、『プリパラ』『アイドルタイム・プリパラ』に加えてシリーズ最新作となる『キラッとプリ☆チャン』との合同ライブという事で、ライブ開催決定の発表直後から大いに期待していた。
なにせキャスト一覧の中に「黒沢ともよ(ガァララ・ス・リープ役)」と「朝日奈丸佳(華園しゅうか役)」があるのである。昨年末のライブでは両者ともステージには立っていない(ガァララに至ってはこの時期だと本編でもライブを行っていない)わけで、是が非でも見たいと思うのは『プリパラ』のファンとしては当然の心理であろう。
『キラッとプリ☆チャン』も序盤も序盤から「スキスキセンサー」というライブで盛り上がりそうな楽曲を展開していたし、大阪公演直前には青葉りんかのプリチャンアイドルデビューとミラクルキラッツの三人体制化が行われていて、東京公演直前にはメルティックスターに紫藤めるが復帰していたわけで、こちらも熱心に追いかけ続けている人間としては見逃すことは出来ない。
そんなわけで東京公演夜の部に参加してきたのであるが、今回はこれまでよりも輪にかけて凄いライブだった。
なぜなら今回のライブは『プリパラ』を締めくくった「さよならだけどさよならじゃない!」を綺麗事などではなく、具体的な形で表現してきたからだ。

『プリパラ』は2014年6月末の『プリティーリズム・オールスターセレクション』を持って終了を迎えたプリティーリズムシリーズの「精神的後継作」として同年7月に展開を開始し、森脇真琴が監督を努めたアニメシリーズと「トモチケ交換」を主軸とした対面での遊びが功を奏して都合三年と九ヶ月も展開される大人気作品となった。
しかしながらどんな作品にもいつかは終わりがやってくるように、『プリパラ』も2017年4月から2018年3月にかけて放送された『アイドルタイム・プリパラ』をもって商品展開を終了。2018年4月からは『プリパラ』の後継作として『キラッとプリ☆チャン』が展開中されている。
先に述べておくがメインターゲット層を子供に見積もっている関係上、一定期間で商品展開の終了するのは致し方ない話である子供は成長し、いつかは子供向け作品から卒業していくものだからだ。慈善事業ではない以上、ある一定期間展開したら商品展開を終了して次に向かっていくのは経営戦略的にも正しいものだと言えるだろう。
しかしながら商品展開の終了がイコール作品の終了だと言う事はできない。
なぜなら現在のように「ネット配信が充実して手軽に過去の作品にアクセスし、夢中になることが出来る」という状況下では「商品展開が終了しても、後からファンが増える」という現象がありうるからだ。事実、『KING OF PRISM』の大ヒットは、スピンオフ元であるプリティーリズムシリーズを再評価する流れを生み出している。つまり商品展開が終了していても、何らかのきっかけがあれば作品のファンは増え続ける世界こそが今のこの世界なのである。
そうした世界を実体験として強く理解しているからか、タカラトミーアーツとシンソフィアは『プリパラ』の途中からプリティーリズムシリーズとプリパラシリーズを合わせて「プリティーシリーズ」と呼称したり、2020年のプリティーシリーズ10周年を祝うべくオールスタープロジェクト『プリティーオールフレンズ』を展開しているわけであるが、終了して日が浅いためか、これまで『プリパラ』の目立った展開は具体的な何かあったわけではなかった。強いて言うならダンプリのWITHの新曲ぐらいで、メインである女の子達については特に何もなかったわけであるが、しかし今回のライブで「プリパラも終わらせたつもりはない」ということがよくわかった。
ノンシュガーの新曲と新コーデがあったのだ。しかもこのライブに合わせて制作された完全新作である。
「プリパラ、別に終わってませんけど?」と言わんばかりに自然な流れで展開してくるところが恐ろしかった。全く終わった気がしていなかったとはいえ、商品展開は一応『キラッとプリ☆チャン』へと切り替わっているわけで、新曲や新コーデを展開する理由はもう完全に「終わっていない」ということを知らしめる以外の理由はない。しかもそれをわざわざライブに来てくれた子供達に見せてきたのだ。
これはもう「過去の作品にする気はない」「君が卒業しても『最新の作品』としてこの作品があるようにする」という約束を交わしてきたと言ってもいいだろう。そしてその約束を空手形にするのではなく「12月9日開催の「み~んなでキラッとプリティーライブ2018」に春音あいら役の阿澄佳奈、上葉みあ役の大久保瑠美、彩瀬なる役の加藤英美里の出演決定」を証拠の品として仕立ててきたのも美しい。一番熱いところの出演を決めた上でこんな約束をされたら、この人達を信じるしかなくなるではないか。くそう。チケット確保しておいてよかった。

内容についても触れておくと、まず二曲目の「プリマ☆ドンナ?メモリアル」でえもさが振り切れて死んだ。元々プリティーシリーズの総決算的な歌詞で「歌詞がやばい」とは言い続けてきたが、ライブで聞くと作品への思い入れがダメージに変換される過程にロスが全くないせいで即死級であった。
『キラッとプリ☆チャン』は「スキスキセンサー」と「COMETIC SILHOUETTE」の二曲が特に素晴らしく、前者は聞いた時から「ライブで絶対アガる曲」と思っていたら本当にアガる曲であったし、後者はめるが加入しての楽曲ということで格好よく楽しい楽曲で大変素晴らしい。
『プリパラ』としては「純・アモーレ・愛」の演出が良い。ミラーボールを使用した演出は他のアイドルとの格の違いが現れていて本当に格好良かった。前述したノンシュガーは都合三曲歌っているのだが、完全新曲となった「スパイシー♪ホット*ケーキ!!!」はやはり素晴らしい。
『アイドルタイム・プリパラ』は「すた~らいとカーニバル☆」「リンリン♪がぁらふぁらんど」がまず最高だった。黒沢ともよがダンスを忠実に表現してくれたことがまず嬉しくなってしまうのだが、本当に楽しそうに歌っていてガァララがそこにいるかのようだった。ファララとのダンスも素晴らしく、本当によかった。
そして「Miss.プリオネア」……「I FRIEND YOU!」……「Get Over Dress-code」……。無理だった。神アイドルからのゴッドアイドルはズルすぎる……。
そして最後は「Memorial」と「Make it!」。始まりと終わりの楽曲でライブは幕を下ろすのはえもい。特に「Memorial」はモニターに歌詞を出して、メッセージ性を強めるのは反則ではないだろうか。本当に祈りめいてて最高にえもだった。
なお本当の締めは「プリティー☆チャンネル」である。わーすたが出ているわけではなく、スタッフロールの中で流れていただけなのだが、「プリチャン始まる」で終わる歌詞が効いていて、プリチャンのライブでもあったことを思い出させてくれる良い演出であった。

そんなわけで次回は12月9日である。「プリティーリズムとの合同ライブをやって、大久保瑠美が歌ったら死ぬ」とかねてから言い続けてきたわけだが、本当に実現してしまったので未だに戸惑いを隠せない。具体的な死の日時が確定した点については心がむしろ穏やかになった感じではあるが……。
何にせよ「シリーズ最大規模」の触れ込み通りのことになってきたので、興味がある方は是非一次抽選に申し込んで欲しい。

12月9日開催「み~んなでキラッとプリティーライブ2018」公式1次チケット抽選受付開始! プリティーリズムシリーズから3人が追加キャストで出演決定♪

しかしこれだけ密度も満足度も高いのに公演時間は二時間ぐらいで、いつもとさほど変わらないのはおかしい……。時間でもねじ曲がっているのだろうか……。
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