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『アイカツフレンズ!』半年にも及ぶピュアパレット研究をやり直す必要が出てきた

4月より始まった『キラッとプリ☆チャン』『アイカツフレンズ!』の二作品も10月からは後半戦に突入ということで物語を大きく動かし始めている。
『キラッとプリ☆チャン』では三森すずこが演じる白鳥アンジュが本格的に物語に参加し始め、『プリティーリズム・オーロラドリーム』の主人公である春音あいらをモデルとしたデザイナー「七星あいら」も登場し、OPは「Go! Up! スターダム! 」へと変更となった。プリティーシリーズのお約束として「12月頃に本領を発揮したラスボスの実力に作中の主人公達も現実にいるファン達も『これは勝てない』と震え上がる」という現象が存在しているが、『キラッとプリ☆チャン』においてもそのお約束が守られるのかどうか一ファンとしては大変楽しみにしている。
そして『アイカツフレンズ!』なのだが……これがもう今までよりも輪をかけて面白くなってきている。ここまで面白くなるとは予想打にしていなかった。
なぜここまで面白くなったのか。それは主役ユニットのピュアパレットがこれまでの半年間で積み重ねてきたものをひっくり返して、もう一度考え直す物語を仕掛けてきたからだ。

これまでの『アイカツフレンズ!』においてピュアパレットは「トップアイドルの背中を追いかけて成長していく新人アイドル(=友希あいね)」と「新人アイドルの教育に携わることで、自分にはなかったものを吸収してより一層美しくなるトップアイドル(=湊みお)」という二つの物語を積み上げてきた。この二つの物語は交互に行われたり、同時並行的に行われたりと各話によってバラバラではあるが解決方法はいつも「二人で考える」であり、あいねとみおが互いに足りてないところを補完しあったり、互いの良いところを伸ばし合う姿は「この作品が描くフレンズの『基本形』」を感じさせるものであった。
そんなピュアパレットと同じようにダイヤモンドフレンズを目指す仲間としてハニーキャットの二人と双子姉妹のリフレクトムーンが加わって、10月に突入する頃には『アイカツ!』らしい大河ドラマ的な面白さが生まれ始めていたように思う。そして10月に入るとブリリアントフレンズカップへと突入し、ピュアパレットはこれまででも一番素晴らしいライブを披露。この半年の物語を締めくくるに相応しい内容であったのだが、しかしリフレクトムーンに負けた際にラブミーティアの二人から突きつけられた「あいねのことを信じきれていない」という言葉が、これまでの半年間をもう一度考え直させてしまう。
思い返してみれば確かに湊みおは友希あいねとその可能性を信じ切れていなかった。「友希あいねとならダイヤモンドフレンズになれる」という可能性は信じていたものの、そこには「トップアイドルである自分が見出した存在だから」という自負が混じっていたように思うし、友希あいねが悩みを抱えていた時も「トップアイドルとして道を示す」という振る舞いが度々見られた。こうした点から見るとピュアパレットは「対等な関係性」とは言い難い。「トップアイドル・友希あいね」ではなく「トップアイドル・湊みおと釣り合う友希あいね」を求めていたと言われても仕方がない。湊みおの油断、あるいは驕りと言い切ってしまってもいいように思う(そしてそうした点がリフレクトムーンに劣った主な理由なのだろう)。
また友希あいねも「湊みおに手取り足取り教えてもらい、引っ張ってもらうこと」を是としていたのも押さえておきたい。「トップアイドルのフレンズとして」というのは自信になる部分でもあるが、逆に言えば「トップアイドルの背中をずっと見続けること」をよしとすることでもある。それでは対等な関係性とは言えない。真に対等になるためには「追い越してみせる」ぐらいの気持ちがなくてはいけないのである。
つまるところ「湊みおはトップアイドルという立場故にあいねの事をどこか格下の存在として見ていたし、その友希あいねはみおの事を絶対に追いつけない存在として考えて自分の可能性を軽んじていた」ということになるのだが、その事実を重く描くためにこの半年間の二人の歩みを「甘えたもの」として切り捨ててきたのには正直なところ驚いている。
自分としてはもう少しマイルドな展開に持っていくか、「気づかないうちに対等になっていた」とするのかのどちらかだと思っていたのだが、五十嵐達也監督はあまりにも大胆な踏み込みで、あいねとみおの甘えを罪として残酷に切り捨てた。「ここまでやるか!?」という気持ちで胸がいっぱいだ。ただここまでやるからこそ、ユニットとしての活動を休止して「一人のアイドル」として違う道を歩き出す28話の展開がドラマチックだったのは確かだ。ラブミーティアが言い放ったあの一言によってピュアパレットは自分達の甘えを見つめ直し、本当の意味でのスタートラインに立つことができた。そして二人は再会を約束し、アイドルとしての実力を磨くべく自分たちの道を歩んでいく。
二人がまた出会う時はピュアパレット再始動の時。
その瞬間が別れと同じぐらいにドラマチックであることを期待している。



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