「あなたの乾きを癒せない。真実を欲するあなたがそれを認めないから。
あなたの乾きを癒せない。あなたの期待する真実が存在しないから。
それでもあなたの渇きを癒したい。あなたを砂漠に放り出したのは私なのだから。」
昨日レビューしたとおり、ひぐらしのなく頃にとはそんな作品だ。
しかし綿流し編は基本的な立ち位置こそは変わっていないが、園崎家が中心となる話である。
主人公、圭一の先輩である魅音、その双子の妹、詩音。
この二人が恐怖を演出する。
おそらくコミック化されている作品の中では最も怖いのではないだろうか?
それは綿流し編が鬼隠し篇とは違い、一巻のほぼ全てを使った日常パートをメインに置かれているからである。
鬼隠し編とは違う進行であり、未だに事件自体は起きていない。
「なら怖くないのでは?」と思った方もいるだろうが、鬼隠し編を見ての通り、ひぐらしは『日常から非日常への転落』が恐怖の源だ。
ひぐらしの恐怖の源であるこれを演出するための布石だとしたらどうなるだろう。
つまり今まで仲良くしていた魅音が変わり、興宮に住む詩音も巻き込まれる。
鬼隠し編では味方だった大石さんも中立であり、味方などいない。
圭一を襲う孤立、仲間の変貌。
その恐怖が起きるのは容易に想像できる。
つまり綿流し編にとって一巻とはプロローグなのだ。
もちろん、推理に必要な謎などもあるので是非とも読んで自分なりの真相を見つけ出して欲しい。
鬼隠し編と照らし合わせたり、祟殺し編で新たな謎と対面する。
そこで自分の推理と照らし合わせる。
そして矛盾を解く推理をまた組み立てる。
まさに携帯するひぐらしだ。
鬼隠し編を読んだ方は是非とも綿流し編にチャレンジして欲しい。
謎があるはずだから・・・。
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