週刊少年マガジン 2006年9号感想

巻頭カラー：少年無宿シンクロウ
休載　　　：エア・ギア、涼風、ジゴロ次五郎
連載終了　：Full Spec

・魔法先生ネギま！124時間目「恋の魔法のステキな効力」
あらすじ

ナギの魔法をかけるという発言の意味とは？
亜子はナギに言われるがまま、目を閉じた。
ナギは何かをつぶやいたと同時に、亜子は眠りに落ちてしまった。

目を覚ますとそこは世界樹前のカフェ。
まだ１時ということもあり、先ほどまで見ていたものを夢と思いこもうとした亜子だったが、目の前にはナギがいた。
慌てる亜子。それを知らずにナギは続けて言った。
「時間まで僕とデートでもしませんか？」
またもや超ド級の発言に亜子は慌ててしまう。
そしてナギに言われるがまま、デートが始まる。
ジェットコースターに乗り、アイスを食べ、一緒に食事し、思う存分楽しむ亜子。
そしてナギと亜子を見守る千雨、小太郎、茶々丸。
と、ここまでは普通のデートプラン。
盛り上がっていたステージ前に言ったところでベストカップルコンテストへ出場することになったのだ。
亜子は逃げようとするが逃げられない。何故ならイベントに出させ隊という男達が出口を守っているから。
しかしナギは諦めるわけでもなく、「優勝を狙いましょう」といってしまったのだ。
ステージには前のカップルが立ち去り、次のカップルであるナギと亜子が現れた。
ナギがタキシードに亜子がウェディングドレス。
緊張し俯く亜子だったが、ナギはお姫様だっこという伝説の技を披露し、好感度１位を成し遂げてしまった。
続いて水着審査。
だが背中の傷を気にする亜子を気遣い、普通の水着で行くことにした。
結果は準優勝ということながら、自分のせいで負けた時にする亜子。
しかしナギは「準優勝だって大したもの」といい、亜子を励ますために言った。
「････自分のことを脇役なんて言わないでください。みんな････主役なんですよ。」
その言葉に励まされた亜子。
ナギのリクエストに応え、亜子は自分の演奏を聴かせることになった。
使われなくなった校舎で、ということだが。
誰もいない空間、二人きりの時間。
亜子は今しかないチャンス。
このまま踏み出さないよりも踏み出すことが重要だという結論に至る。
(一歩踏み出して主役に････主人公になるんや！！)
そして亜子はナギに想いを打ち明けようと行動に移し始めたのだった。

展開的には予想通り。よく言えば王道、というかラブコメで弱気なヒロインが告白するパターンというものに沿ったストーリーだった。ヒロインが弱気なので周りに流されるまま、ベストカップルコンテストに出場するなど、基本的には王道中の王道を通り抜けていった感じかな。赤松作品では強気なヒロインが多いので、こういう展開も新鮮だし、実に面白い。今後の展開はいわずとも告白→曖昧になってしまうような事件が発生が妥当だろうけど、超は逃走しているし、どうなるのか見当も付かないなぁ。亜子はストーリー上必要キャラになりえると思うけど、傷ができた理由という伏線も残っているし、こちらがどうストーリーに絡んでくるかで変わってくるんですけど、個人的には魔法関係での傷の方が良いかも知れない。ただその先の展開が全く予想できないので裏サポートでも良いことはいいんですけども。